July 20, 2009

多摩美→東京造形



休日だけどこれ一応仕事ですよ竹林兄さん!
というわけで、日曜の朝に目覚ましをガンガン鳴らし、なんで夏にオープンキャンパスなんてやってんのさ!とイラつきながら、
いつもより10分遅い時間に家を出たおきなまろは、ムサビとは反対方向に歩き始めた。
あつい。もときた道をもどりたい。それでも乗り込んだ中央線は下り電車。向うは最初に多摩美術大学!


さて、いっぱい撮った写真をupしながら振り返ろうか。


あれ?


デジカメにも携帯にも、ひとっつも画像が残っていない。


あ…   そういえば、


さらりと渡され、ずっとにぎりしめて持ち歩き、ことあるごとにシャッターボタンを押していた、あれは、


 ガーン!   竹林兄さんの携帯…


夏にやられて頭が働かなくなっているのをいいことに、だまされたっ!


ああ、自分の趣味で撮った写真まで全部兄さんの携帯の中ですよ。


もういい。
かいつまんで、ものすごくかいつまんで、話をするもん。


とにかくね、暑かった。
今年は曇りだから、炎天下だった去年よりはマシらしいけど、もう私にとっちゃ、蒸し暑けりゃもう一緒。

モウロウとした頭で見ていたものといえば、やっぱり看板とか、グッズとか、施設とか、そういう運営系のこと。
ヤバい。広報入学センター病にとうとうかかってしまったのであります。
でも、今回は多摩美は米山さんが案内してくださり、米山的見所をガッツリ解説してくださったので、脳内も活性化。
なぜか私が好きそうなものを把握している米山氏は、情報デザインのエリアで急にテンションを上げ、
ものすごいおもしろい話をいっぱいしてくれて、その場に居た先生にも話をふり、
受験生でも学生でもない私なんぞに先生はかなり詳しく説明をしてくださり、感動したわけです。

今回の多摩美でのおきなまろ的キーワードは、「ニューメディア」。
引き続き、コミュニケーションデザインをがんばっていこうという意欲が、夏バテの最中でも湧いてくる素敵な場所だった。


そして、竹林兄さんと、その場のノリで米山さんと、私と3人でタクシーに乗り込み、東京造形大学へと向かった。
おきなまろは、東京造形は初めてだった。
多摩美とは1駅隣、直線距離にして2キロというお隣さんなイメージなのだが、山の上にある多摩美のイメージと違い、
造形は山の中という雰囲気。避暑地にたたずむ美術館のような景色をかもし出している正門をくぐる。
この景色、どこかに似ている… うーん、すごく身近な…、あ!思い出した!
埼玉県の、山口のあたりに似ている! 野球人間の竹林兄さんはすごく納得してくれた。西武ドームがあるあたりが山口です。
ムサビからも近い場所。学生時代は、授業が終わってから友人と野球を見に行ったりしたもんだ。
造形大、急に親近感。

こちらの大学は、とにかくなんにも構えてない、媚びてない、すごくアットホームでいい感じである。
こう見ると、むさびたまびはカッコつけてんな〜と思う。 これぞ日常。想像以上というか想像通り(関係者目線)。
オープンキャンパスする意味を多分に感じられる雰囲気だった。

いろんな人からイケメンという評判を聞いていた広報の高橋さんは、やたらとお肌がつるっっっつるな方だった。
(学生のいるところで働いている人は総じて年齢不詳の人が多い。)とても愉快なお兄さんで、初対面の構えもなく接して下さった。
学生もアットホーム。声をかければすぐ説明してくれる。(米山さんはナンパしすぎだけど。フォローするこっちの身にもなってくれ)
興味を持ったら、私はすぐ、ものづくりの人おきなまろモードに切り替わる。
作品をほめる→ほめる→素材を聞く→感心する→つっこんで聞く→ダメだしする→でもほめる→こうしたらもっといいよ→ほめる→
感動する→今後も期待してます→ありがとうございます→ニコッと
こういうかんじ。
わりと、ダメだしの部分は伝えたいウエイトが大きいんだけど、
おきなまろは手羽さんみたいにピンポイントに指摘しません。いいイメージとともに記憶すると、ダメな部分も自然と受け入れられる、
これ多くの人間の心理ね。コミュニケーション術なのである。だてに学生と長く接してませんぜ。


今回、とても嬉しかったことは、多摩美を案内して下さった米山さんも、
造形を案内してくださった高橋さんも、自分の大学が、そして学生がすごく好きなんだなということを、随所に感じ取れたこと。
私もね、なんで大学で仕事してるかっていったら、究極ひとことでいえば、学生が好きだからなのね。
場所は違えど、意識が共通している部分があって、でもそういうことをおおっぴらにせずにそれぞれ仕事をしていて、
それってすごい美しいことだなと思うのね。
抽象的な表現しかできないんだけど、
そういうことなのね。
うん。


ものをつくるひとの目線をも持ちながら仕事をするのはきっと人一倍エネルギーのいることで、

でもそれをやってる人がいて、すごいなって思えるから、幸せだし、そう思える自分もなかなかいい。


おきなまろ、夏もほんのちょっとだけ、がんばってみりゅ。



でも、やっぱりフラッフラになるほど疲れた。
帰りは八王子でリアルに力尽き、中央線に乗り換える気力が残っていなかったため、
同じ状態の竹林兄さんといっしょに甘味屋さんに入り、クリームみつまめをおごってもらって、
いや〜ほんと人間ってわかりやすい、エネルギーが入るだけで、動けるようになって、やっとのことで帰り着きましたとさ。
ムサビのオープンキャンパスは6月でよかったっ!
もう、がんばった自分! 兄さんも! おつかれでしたっ!


okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at July 20, 2009 10:56 PM
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.musabi.com/blog/mt-tb-musabi.cgi/15528

コメント

多摩美→造形お疲れ様でした。
カフェ「slow boat」にたどり着けなかったとは残念。入口がとてもひかえめな店なので、ちゃんと案内すればよかったですね。前日の夜に多摩美の職員が飲みに来ていたっていう情報が入ったけど・・・。考えてみたらそれって米山さんじゃないのかな?

Posted by 造形大の高橋 at July 21, 2009 11:12 PM

暑いところが苦手なのに、ついついはしゃぎすぎて、疲れました。
私も兄さんも、相原駅前の時点で一番疲れのピークで、細かく探す気力が残っていなかったのです…
近いうちぜひうかがいたいです! ムサビの職員が飲みに来ていたという情報も流しましょう(笑)

Posted by おきなまろ at July 23, 2009 10:13 AM
コメントしてください




保存しますか?