›November 10, 2005

芸祭の感想 (?)〔その3〕

芸祭から数日、どうも顔がどんどんカサカサしてかゆくなってきた。
だんだん赤くなって、髪の毛1本触れてもチリチリしてきた。
ストレスかなんかで体調のバランスでもくるってるのかと思い、
とりあえず、定期受診しているいつもの病院でついでに相談してみた。
芸祭で埃っぽい倉庫に入ったりしたんじゃないか、ときかれたが、
埃なんてよく浴びるし、そんなもんで肌が荒れたことはない。
ふと、一応持ってきておいた皮膚科の診察カードに、
前回の受診が今年の6月14日と記されているのに気がついた。
むむ?オープンキャンパスの翌日? これはくさいぞ。
あの時は、2号館で長く作業してたから霊にでも取り憑かれたかと
思ったが、今は2号館は恐竜王国と化し、跡形もない。
1校舎他倉庫の埃系等は問題ないだろう。
そうすると他に共通点は、、、、、、13号館???
私「あ!ペンキとか化学物質っぽい臭いの漂う新築の建物に入りました」
医師「うーん、それあやしいですね。専門医に相談してみて下さい」

その足で皮膚科へ。
そこでは特に病名や原因が何とは断定されず、肌がアレルギー症状を
起こして非常に敏感な状態になっている、と言われた。
私「あのー、ペンキとか(以下同上)。それが原因になることあります?」
医師「肌が敏感な方は、そういうこともありえますね」
疑惑は深まるばかり。

帰り道、ドラッグストアの敏感肌用低刺激性化粧品コーナーを初めて
まじまじと見たりして、私の来訪を拒む13号館に思いを馳せる。
近づけないと思うほど恋しくなる、華奢な枝葉と白い壁。
いつか体調をカンペキに万全に整えて挑戦するから待っていなさい。


おわり


okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at 11:31 PM | Comments [0] | Trackbacks [0]

芸祭の感想〔その2〕

芸祭1日目と2日目、私はごくたまに、受験生相談コーナーにも出没した。
奥では入試課の職員の方が詳しい入試相談に応じているから、
学生に聞きたいことなんてないだろう、どうせ暇だ、と思っていたが、
とんでもない。ひっきりなしに人が来るし、質問が来る。
私はデザイン専攻だから、デザイン系学科に関する質問がほとんど。

多いのは、迷える現役生や高校2年生。
自分にはもうずいぶん前のこと。どういう気持ち考えで
受験に臨んだかということはだいぶ忘れている。
若者は、こんなにも頭が固いというか、いっぱいいっぱいなのだなと、
改めて認識した。視野をもうちょっと広く持て、と思うのは歳をとったからか。
相談者はそれぞれに、やりたいことや将来の夢を持っている。しかし
それをやるには、特定の「○○学科」でしかできないと思っていて、
他を滑り止めに受けとくか否か、という感覚。まっすぐすぎるのも、ちょっとどうかな。
デザイン系の学科は、それぞれ違うことをやっているというより、
同じ目的に対するアプローチ方法が違うだけと考えてほしいもの。
逆にいえば、特定の目的があっても、ムサビのカリキュラムでは、
例えば広告だけとかプロダクトだけ等、一点集中でやる学科やコースはないわけで、
いろんなことをやるなら、どの学科がどんないろんなことをやっているのか、
学科案内を読みこむなりして視野を広げ、併願するのがオトクでっせ。

商売口調になってきた。
芸祭後半2日間は、願書の売れ行きがのびなかった。
当然だ。平日、現役生は学校、浪人生は予備校である。
土日でめまぐるしく売れたため、ギャップが激しく、買ってくれよと思いが募る。
募りすぎて、暇な時間に我々、歌まで作ってしまった。
ヨー○ル食べ放題(焼肉の歌)の節でどうぞ。
「♪願書は一冊千円受け放題 受け放題ヨロレイヒ
  最大8学科も受け放題 受け放題ウヨレイヒ
  日本画油絵彫刻視デも受け放題
  工芸工業空間演出受け放題
  建築基礎デ映像芸文受け放題
  デ情も受け放題♪」
著作権の問題をクリアすれば、いろいろな歌詞のバリエーションが作れる。
来年の芸祭ではぜひ、ヨーデル受け放題の伴奏を流し、
広報の手羽氏オンステージで受験生にアピールしてほしい。


つづく

okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at 11:25 PM | Comments [1] | Trackbacks [0]

›November 03, 2005

芸祭の感想〔その1〕

お祭り好きおきなまろ。今年の芸祭もちろん参加。
当日は神経が擦り減っていたので、回復した今早速感想を書きます。

4日間、主に名物観覧車を裏から見ながら、
心まで凍りつきそうなツンドラ地帯(1号館ピロティ)にいた。
露出度の高い服を着た人が通りすぎる中、我々はまるで
イヌイットのようなコートを着込み、ストーブに貼り付いて、
野口英世と入学願書を飛び交わせていたのです。
「願書・問題集販売中です!買って〜」と叫びながら。(※一部心の声)
お祭りだと思ってウキウキして正門を直進したら、
いきなり受験コーナーってどうなの?と思うが、これが意外によく売れる。

私の中には、芸祭で願書を買うという発想がなかったので、
正直、受験生がこんなにまじめに志望校を視察し臨戦態勢なのに驚いた。
というか、自分が受験生の時のテキトウさが露見してしまった感じだ。
私の頃はまだオープンキャンパスがなかったから、受験前は
進学相談会に何度か出向いた程度で、それも予備校の友達に
連れてってもらってバスで行ったので、受験当日、初めて鷹の台から歩いた。
ムサビ出身の母に、「迷いようがない。駅から見えるし大丈夫。」
といわれたが、30年近く前の野原の景色と今は違うではないか。無謀である。
人の流れについていって、商店街を進みT字路に差し掛かった時、
ムサビの係の人が持っていた案内板に書かれていたのは、

武蔵野美術大学
  ← →

どっちですか!!!!!!
この時からすでに入試が始まってるのかと思ったものだ。私は今試されている!と。
確かに今考えればどっちからでも行けるのだが、その時は目が点になった。
当日に初めて行くっていうのは、やっぱり避けるべきことです。
受験生の皆さん。下見も兼ねて、オープンキャンパスや芸祭には、
ぜひいらしてください。現在高2の君。来年願書買ってね。


つづく


okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at 04:07 PM | Comments [0] | Trackbacks [0]