›February 20, 2010

わるい夢



今朝は起きがけに悪夢を見た。


-----------------------------------

どうやらその日はおきなまろ、入試の試験監督が当たっているようである。
科目は油絵学科のデッサン。
試験会場に着き、ドアを開けると、あれ?通常の授業をやっているじゃないか。(※実際はありえない)
おっとアトリエを間違えたぞ、1つ下の階だったな。降りなきゃ降りなきゃ。


ドアを開けると、あれ?受験生が席に着いているじゃないか。
席は抽選なのに、まったく、私の到着が遅かったからか、仕方ない。(※実際はありえない)
つうかこのアトリエ、試験会場なのにうちの学生が作品置きっぱなしじゃないの。(※実際はありえない)
片付けなきゃだめじゃない。 変な絵… モチーフは縄と手? ちょっと構図変よ?


つうか、ええっ?今回のデッサンのモチーフこれ!? ↓ (※実際はありえない)
mo.jpg
なによこれ、倒れたらどうすんの。まったく、誰がこんなの決めたのさ。危険極まりない。


てか、おいおい、みんななんかミニサイズのキャンバス大量に持ち込んでエスキースなんか
始めちゃってるけどさ(※実際はありえない)、そもそもこのミニキャンバス、携行用具に入っているの?
携行用具一覧表は… しかし散らかってんなーこの部屋… 大掃除なかったのかなあ。(※実際はありえない) 
もう、一覧表どこだ? あったあった。やっぱり携行用具じゃないじゃん。
こういうエスキース、予備校で流行ってたりすんのかな。はいみんな、止めて、止めてー。すぐしまって。


現在インフルエンザの症状がある人はいますか?いませんね。
携帯電話の電源を切り鞄の中にしまってください。
さて、壁の時計だと10分前切ったくらいかな。(※実際はない)
はいそれでは回答用紙を配布しま… キーンコーンカーンコーーーーン♪
ええっ!?!?!?!? ちょっと、時計遅れてんの? あー!私の腕時計も遅れてる!(※実際はありえない)
やだちょっと、時間始まっちゃったじゃない!
すいませーん、はやく紙くださーい! 木炭紙まだですか? ちょっと早くしてください。
あーごめんなさいごめんなさい、今配りますから!(※実際はありえない)
もう始まっちゃってるし―! この部屋だけ不利じゃないですか! ムサビおかしい!
大丈夫、大丈夫、ロスタイムはきちんと計って延長しますから!
はい、配ったらすぐ学科と受験番号と名前を書いて、その上に目隠しの紙を貼って下さい。


すいませーん! なんか部屋の外がすごいウルサイんですけどー!
たしかに。なんなの騒がしい、誰?  って小学生が遊んでるし!?(※実際はありえない)
入構禁止期間なのに。 ちょっと君たち、入試中だから静かにしなさい!
はあ?おれたちにはかんけーないもんね、ベロベロベェーだ!
なんですって!こら、ちょっと待ちなさーーーーい!

-----------------------------------


というところで目が覚めた。


疲れてんのかな。。。。。。。





色や情景、部屋の様子まで鮮明に覚えている夢だった。
前日、近親者を殴りまくり物を破壊して暴れるバイオレンスな夢を見たばかりなのに。
いやだいやだ。




おたふくにかかってからというもの、どうも体調がすっきりしない。
今まで風邪といえば2日寝りゃすっきり治ったもんだが、
そのすっきり治った感がいつまでたってもやってこないのだ。
そしておたふく発症から丸3週間経ち、とある代休をとっていた日の午後、全身の痛みと
酷い悪寒、発熱、耳の痛みに襲われ、翌日まで身もだえ、また仕事を休んだ。
病院へ行くと、「抵抗力が戻らない状態で、新しい風邪をもらったんでしょう」と言われた。
先生、耳のとこも痛いんですけど、おたふくの再発は? 試験監督があるんです。感染力は?
「うーん耳下腺は異常ないですよ。気のせいかな。大丈夫でしょう。」
そうか?疑い深くなってるだけか?はたまた中耳炎とか(おきなまろは中耳炎もち)。
とりあえず、ひたすら寝て回復を目指した。


翌日、初めての入学試験監督をやった。
初めてだけど、去年までとある仕事をしていたため悲しいことに入試監督はプロ級。
一緒に監督に当たった方に、「ベテランと一緒で助かったよ」と言われる始末。初心者なのに。
その翌日は、初めての集計業務をやった。
初めてだけど、去年までとある仕事をしていたため悲しいことに集計業務はプロ級。
大した体力も使わずして、ブラインドタッチ&高速で電卓をたたき、ノーミス。初心者なのに。

そんなこんなで、病み上がりで監督をやるなんてバカじゃないの、と友人に
怒られたりもしているが、一応、ゆっくり気をつけて大事に大事に仕事をしている。
なにせまたいつ体調に異変が現れるかと思うと不安でたまらぬからのう。
はやく全快して頑丈なだけがとりえのおきなまろにもどりたい。
そのために、皆さまの忠告を聞きながら、体を休めようと思います。
なーむー。

Posted by okina at 01:36 PM | Comments [1] | Trackbacks [0]

›February 03, 2010

続々・おきなまろおたふくになるの巻 〜復活へ



納豆のパッケージによくあるような顔になってから1週間。
ほっぺの腫れは、ほぼひいたといってもよいだろう。よいだろうとも。長い道のりだった。
ひたすら時が早く経つのを願い過ごした1週間、しかし振り返ると、日付が抜け落ちたかのような1週間であった。


痛みがひどかったり熱があったりして物理的にキツかった時は、立ち向かう気合いがあった。
3日程度で治ると思っていた。今まで高熱を出しても、2・3日で回復してきた人生であった。
しかし、甘かった。おたふくをなめていた。
熱が下がっても腫れはなかなかひかず、痛みも続く。
徐々にひいてきて、さーてせっかくの休みだから普段できないような何か生産的なことでもするか、と思っても、
体力の回復がままならず、気力も続かず、結局は隠遁生活で、シャバの空気を吸う事も無く、人とも会わずの1週間。
症状の回復と反比例して、精神的にどんどん落ちてゆくという事態。


その上、動けるようになってきたからそろそろ出勤できるかと思い、医師に相談したところ、
「腫れがひくまでは感染力があるから、無理しちゃダメ」 と言われ、
復帰の時期を相談するためムサビの保健室に電話したところやはり、
「腫れがひくまでが目安。おたふくは学生の罹患率も低いので…」 との指示。
大学っていう場所だけに、伝染性の疾患には慎重になるわけで、学生を守るためにも当然なのだけど、
まだ休まなきゃいけないのかと思うと、もう、クラクラしてしまったわけである。


ネがアウトドアなおきなまろ、徒歩2分のスーパ―と病院以外は外出せず自室にこもるなどという生活が、耐えられない。
ほんとに、こんなに人と顔を合わせないなんて初めて… 腫れた私の顔を肉眼で見た人は医者だけという…
あまりにもツラくなって落ち込んで、2日前の夜はこらえきれず1人で泣いた。学生からのメールに救われた。


昨日から少し体が軽くなったので、キッチンでゆっくりと煮物を作り、偶然買ってあった粘土で微妙に塑造などをやった。
やっと生産的な作業。少し気持ちも軽くなった。

今朝は、もうずいぶん腫れもひいた気がした。けど、毎日見続けていると、正直もうどこが正常な輪郭だったかわからない。
下を向くと顎の肉が少々モッタリする感覚があるが、きのうまであった痛みが消えたじゃないか!?
腫れではなく、腫れた時のびた肉がたるんでるんだろう? そうにちがいない! 腫れはひいたのだ! ひいたのだ!
なーんて鏡の前で無意味に自己暗示をかけていた時、母親から連絡が来た。
「どう? 顔しぼんだ? ずっと家にいて滅入ってるでしょう。近くまで行くから出てこない?」
グッドタイミング! 私の顔が元の輪郭に戻っているか判断してもらおう!

1週間ぶりに化粧をして、自転車を自粛して電車に1駅乗り、待ち合わせ場所に着く。
「あらーひいたじゃない! 膨らみきった写メを見た時はどうしたもんかと思ったけど! 大丈夫ばれないばれない☆」
「いや、母ちゃんよ、ばれないとかじゃなくて、戻ってるかどうか…」
「大丈夫よー。おきなまろのことよく見てる人でも違和感ないはずよ。治った治った。長かったねえ、大変だったねえ。」
「ありがとう… ううっ 痛かったよう…」
「さー 気晴らしにご飯いこう! 快気祝いにおごるよー!」

ああ、いくつになっても、親ってありがたい存在だなあ。
そんなわけで、久々に外の空気をじっくり吸って、買いたかった物を買い込んで、しかし早々に家路についた。
なまりきった体は、ちょっと歩くと息がきれ、家についたら足が疲れてワナワナするという、とんでもないモヤシぶりだが、
いいリハビリになったんじゃないかと思う。


みなさん、新型インフルエンザで世間は騒いでおりますが、くれぐれも、おたふくなどにも要注意。
インフルは熱が下がったら2日で復帰できますが、おたふくはそうはいきません。厄介なもんです。
大人は重症化するって本当だということを身をもって実感してしまいました。入院する人も少なくありませんし。
やー、子供の頃にさっさとかかっとくのが一番なんですねえ…


てなわけで、おきなまろ、明日から仕事に戻ります。
ゆっくりゆっくり、仕事に戻ります。
さあ入試です。


okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at 09:13 PM | Comments [0] | Trackbacks [0]