October 11, 2007

映画ハチミツとクローバー


レンタルビデオ店の喧騒の中、ふと聞こえた、覚えのある声とセリフ。

「人が恋に落ちる瞬間を、初めて見てしまった…」

これは真山!?どこだっ!?
振り返って見つけたTV画面で、ハチクロの映画の予告編が流れていた。
1年前のオープンキャンパスで仕事中、何十回も見た予告編。
「森田さん、卒業したんじゃなかったでしたっけ?」
「山田さん、なんで俺なの?」
「何?何言っちゃってるの?」
「はぐと森田の間に何かあったのか?」
「はぐちゃん、俺は……」
「♪魔〜法〜の〜言葉〜」
「♪思いきり〜踏んづけた〜」
1年経った今もなお完璧に覚えている音楽とセリフの数々。
そしてつられて思い出す黄色バッグ、MAUメモ帳、突然の雨の記憶。
基本的に、行事大好きおきなまろの祭りの思い出はさわやかなものだが、
あのハチクロループはちょっとキツかったな〜と、まだリアルに浮かぶのだ。


そういえば、そのちょっと苦めの記憶で留まっている映画の、
本編を私はまだ見ていなかった。よし。借りて見よう!
思い出の苦さを取り去るべく、いざレンタル!
店内を探しまわり、ない、ない、なんでーとうろうろして、
最後に新作コーナーを通ったら、ずらりと並んでいた。
おう!?記憶は1年前でも、まだこっちは新作だったのねー!


見た感想としては、映画版ハチミツとクローバー、私好みです。
私はハリウッド映画とかはあまり好きではない。
これでもかーの大サービス満載でおなかいっぱいで胸焼けしちゃう。
パイレーツオブカリビアンなんて、なにあのタコ人間。ギリギリラインよ。
でも2を見ちゃったら3見ないわけにいかないじゃないー キーッ!
私が好きなのは、日本の映画が多い。
2時間ほどの時間が、まるでひと吹きの風のような流れの映画が好きだ。
例えば、「サトラレ」とか、「かもめ食堂」とかね。
ハチクロも、漫画やアニメ版とはまた違って、そんな印象を受けた。

見た後に、大きな感動や覚めぬ興奮みたいなものはなく、
たださわやかな風を浴びたような、それだけなんだけど、なんか小さな幸せ?
そういう感じが、いい。


okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at October 11, 2007 12:42 AM
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