January 05, 2005

年末年始のおもひで1

あけましておめでとうございます。今年は、まだ初詣に行ってない。明日行こう。

年末年始は、バイト三昧。バイトの話題しかない。
いつもは土日がバイトの入る日で、平日は常勤オンリーなのだが、
年末年始は常勤が順番に休みをとるので、バイト達の稼ぎ時になる。
勤務先は、年中無休のなんとも親切な歯科医院。
大晦日も元日も、いつもどおりの時間で診療している。
急に痛くなったり、入れ歯が壊れてご馳走食べれない、って人の為。

今日は12月31日の話をしよう。
意外や意外、大晦日なのに午前中は予約がいっぱい。雪が降ってもちゃんと来る。
治療と平行し手の空いた人が交代で大掃除。ユニットの隅まで磨き上げ汗びっしょり。
午後は予約少なめなので、院長は昼休み(2時間)にヤボ用を済ませに隣町へ出かけた。
しかし、午後の診療開始時間になっても戻ってこない。雪はどんどん積もってゆく。

電話が入る。「今駅でタクシー乗ったから。」普段ならあと10分位というとこだ。
しかしその後、30分経っても着く気配なし。院長担当の患者さんが3人程待っている。
また電話。「今タクシー降りた。車動かないから歩いた方が早い!」って今どこ!?
確かに外の大通りは渋滞している。あとから知ったが、あちこちで事故ってたらしい。

そして待つこと10分少々、頭と肩に大量の雪を積もらせ、正面入口から入ってきた。
バタバタとタオルを持って駆け寄る我々スタッフ。コートを脱がせ、鞄を持って、
頭を拭いて、大丈夫ですか!?どこから歩いたんですか!?雪すごいですか!?と口々に言う。
これを見た患者さんたちは、長い時間待たされたのに、一切文句を言わなかった。
ねぎらいの言葉をかけている人もいた。一連の動き、計算だったんだな、院長、さすが。

院長は結構トシだけど、雪国出身で雪には強い。その後の治療をさっさと済ませ、
夕方、急患番を若いドクターに任せて、半袖の白衣にマスク姿のまま雪かきに行った。
ものすごい勢いで、大通りから医院までの道を作り、ケロッとした顔で戻って来る。
そして、我々スタッフにはケーキを買ってきてくれた。院長、さすが!

大晦日、いつもと違う雰囲気の職場で、いろいろ楽しかった。
雨も上がった帰り道、誰も踏んでいない新雪の道を、鼻歌交じりに駆け足で帰った。

okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at January 5, 2005 11:47 PM
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