March 12, 2008

3月の雪


おきなまろは、根っからの関東人なので、雪があまり好きではない。
雪そのものというよりも、降雪による様々な影響が実に面倒なのだ。

関東の交通機関は、雪が降るとすぐに乱れる。
雪国出身の友人いわく、豪雪地帯の電車は根性で走っているのだそう。
関東の電車は根性なしだ。
雪が降ると雪かきをしなければならない。ご近所との兼ね合いもあり、面倒。
でも雪国では当たり前なはず。やはり根性なしだ。
学校関係者としては、入試の時に雪が降ることが一番おそろしい。
でも、ニュースで映ってた北海道のセンター試験の映像では、
雪はガンガン降っていて、大勢の受験生は誰も傘をさしていない。
雪が降っていること自体、当たり前なのだろう。うーん、関東、実に根性なし。


先日、高原地帯へ小旅行に行ってきた。
トンネルを抜けると雪国だった。
寒いことは予測していたけど、なるほど、雪なんだ…。
道や屋根や山の雪が、太陽の光にキラキラ反射。美しい。
1泊して朝目覚めて外を見ると、空が白い。
ボーっと眺めていると、次第に雪が降ってきた。
「今朝も雪ですが、何か?」
というかんじで、当たり前に降ってきた。
風呂からボーっと雪景色を堪能。
あっという間に数センチ積もる。
外に出てみる。
なんというか、不思議と雪がうとましくない。
なんだか嬉しくて、子どものようにはしゃいでしまった。
電車や雪かきや入試の心配が一切いらない旅行先の高原の雪は、
久々に純粋に雪を美しいと思わせてくれた。

ぼたん雪の中、ころばぬよう駅へ向かいながら、
ものすごく得した気分になった。やっぱり旅はいいなあ。

Posted by okina at March 12, 2008 01:54 PM
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