November 11, 2007

アルバイトから生まれた


電車の中で、女子大生の会話を盗み聞きしたり、
学食で女子の会話を盗み聞きすると、
かなりの高確率で、バイト先での恋愛の話をしている。
そりゃひとつひとつの恋は真剣なんでしょうけどね、
こう頻繁にあちこちで耳にすると、
きみたち何のためにバイトしてんの、
授業や課題おろそかにして本末転倒じゃないの、
とかよくある大人のぼやきみたいに思っちゃうのはもうトシですかね?


私は不器用な人間なので、
学生の時は忙しくて大変でバイトなんてろくにできなかった。
学部1・2年の時は、授業出て、課題やるだけでいっぱいいっぱい。
でも家は金持ちじゃないから、自分の小遣いくらいは稼がないと。
3年生になって、朝2時間のバイトを、授業が午後からの日だけ始めた。
4年生になって、卒制のためにまとまった時間がほしかったから、
日曜だけ月に3・4日のバイトに転職。そのバイトを続けつつ、
大学院に入ってからは、単発の学内バイトを何度か。学費払わなきゃだし。
でも大してできないんだこれが。美大って忙しい。
コンスタントにバイトしようと思うと、よっぽど要領よくて
強靭な体の持ち主じゃないと、無理ですね、はい。
だからバイト先の出会いなんてそうそうないよーだバカヤロー。ふん。
「バイトで出会いがあるかも!」なんてコピーの求人、やぶってやる。
動機が不純!


なんて、
ひたすらアルバイトを否定しているようだが、
否定しきれない事実が私にはある。
私の存在は、アルバイトから生まれた。
うちの両親は、バイトで出会って、それが結婚まで至った。
今じゃ子供もこんなに立派な大人になって… ううっ 感動だ。

ということで、たとえバイトであろうとも働くというのは大変だし、
忙しいし、出会いを期待するくらいの特典ないとやってらんねー
だよね。
バイトと課題と寝不足でがんばってる学生の皆さんの未来を応援します。


okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at November 11, 2007 11:49 PM
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