January 15, 2005

【受験】 第1話:緊張の話

もう、ずいぶん前の話になる。けっこう忘れている。
ムサビを受験した時の事、頑張って思い出して、シリーズ。

そういえば、家庭では私の受験に関しては、ほっぱらかしだった。
「ここ、受けることにしたから」「ふーん、いくらかかるの?」
親との会話は、これくらいしか記憶にない。
親としては、同時期の妹の高校受験の方が重要だったらしい。
大学は知らん、でも高校は浪人したら困る、とのこと。
見事に無関心を決め込まれたため、家庭内での重圧感はゼロ。
当日は早朝に家を出発というのが、受験のよくあるシナリオだが、
私は高校が遠いため毎朝6時過ぎに出かけていたので、
受験の方がむしろ遅く、特別感はまるで無し。
こんな状態だから、全然これは普通にいけるだろう、と思っていた。

が、とんでもない。
行きの西武線で酔いました。毎日平気で乗ってる電車に。
驚いて、あわてて、とにかく焦って、なんとか着きました。
人が多いです。知ってる人も誰一人みつかりません。
教室までの地図がよめません。トイレがすごい並んでます。
もう頭の中は大パニック。落ち着け、自分。
だめです。冷静だと思っていた自分像が音を立てて崩れます。
なんだよ、別に普通に教室入って席に着いて問題解くだけだろう?
そう自分に問いかけても、まるで効果がありません。
試験開始まで、芋ヅル式にいろんなワタワタ感に襲われました。

今日の教訓:
いつも通りとか、平常心でなんて、きれいごと。
緊張して当然。まず、緊張している自分に驚くなかれ。
冷静はそこから始まる。


Posted by ichiro at January 15, 2005 12:13 PM
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