August 22, 2008

研究室ポストの話



先日の日記で書いた、研究室ポストだが、当然と言えば当然なのだけど、学生は知らないのですな。
そりゃそうだ。私だってそんなもの存在を知ったのは教務補助になってからですもの。
というわけで、今日はこいつを紹介してみよう。リアルな教務補助日記!


毎日学内に届く、大量の郵便物たち。まとまって総務課へ届き、その後、各部署へと仕分けされてゆく。
研究室宛や、先生宛のものは、ロッカー状になっている各研究室のポストへと仕分けされてゆく。
ちなみにね、「武蔵野美術大学 ○○研究室 おきなまろ宛」という宛名で、
ちゃーんとうちの研究室ポストへ届くんだよね。(※注:本名じゃないと届きません。念のため。)


また、大学からの配布物、掲示物、連絡書類、購読雑誌、などなどの、
研究室宛のいろんな物が、このポストを利用して研究室へ届けられる。

研究室スタッフは、頻繁に自分の研究室ポストに入れられたものを回収しに行く。
俗に「ポストへ行く」といわれるこの作業が、教務補助の仕事のひとつなのだ。


一度とてもびっくりしたのは、ポータブルタイプのプロジェクターが、どーんと入っていたことがあって。
非常勤の先生の授業で使うので、教室にセッティングしておいた研究室の備品なのだが、
授業後、先生は教務課の備品と勘違いして教務課に返却しちゃったんでしょうね、
それをあろうことか教務は、そのままうちのポストへ入れやがってね。ほんとびっくりしたわ…


ポストにまつわるものに、「学内連絡用封筒」というのがある。
あらたまった封筒に入れるほどのものでもないけれど、でもちょっと個人情報とかも書いてあるために
ナマでポストに入れるのはちょっとどうかな、というような書類などを入れるための、リサイクル封筒。
使用済みの封筒に、宛名を書く欄がずらりと並んだ紙を貼付けたもので、
前の人の宛名に斜線を引き、次の欄に自分の名と宛名&部課室を書いて使用する。
どこを回ってきた封筒なのか、遍歴がわかるのでちょっとおもしろい。
欄がいっぱいになる頃には、封筒もボロになり、やっとゴミとなる。エコってやつ。

事務と研究室を行き来することが多いこの封筒だが、たまに公道を走ることもある。
ムサビの吉祥寺キャンパスへ行く時だ。吉校便というのがあって、そいつにのせると吉校までゆく。
「出版局 ハム子様」と書くと、届くのだ。(※ハム子さんには、この宛名そのまま書いても届くと思う)


ちなみに教務補助は、ポストへ行くのが日常なので、学内封筒を「活用」することがある。
これに入っていると、外向きには仕事関係の物に見えることを利用した、コミュニケーション手段。
出校日が週3〜4日の教務補助同士は、学内で直接会えないことも多い。確実に物を届けるにはポストが一番!
だって自分たちで回収に行くんだもの☆

まあ、私信はよくあるね。
あとは、本、マンガ、DVDもよくあるね。
ちなみに私は、りんらんさんに届ける物につけるお手紙には、自作の櫻井君便箋を使う。
え?どうでもいい? そうかあ。けっこういつも力作なんだけどなあ。


そうそう、りんらんさんといえば、びっくりなものを学内封筒に入れてくれたことがある。
なんかこの封筒… 固形のものがひとつゴロリと入っている気がする… と思ってあけてみたら、
○ンナンライフの蒟蒻畑がひとつ、ゴロリと出てきてね。
やっぱり食べ物が入っていると驚いて笑うよね。


そうそうそう、食べ物といえば、ポストに入ってたもので今までで一番笑ったのが、
某チクリメンバー職員より、ワタクシ宛に届いた物でして。
回収に行った時、なんかポストの中でぽつんと、妙なかさばり方をしている封筒がありまして。
持ち上げてみると、軽いんですね。 ちょっと振ると、かさかさっ、と音がするんですね。
いったい何だこれ!? と思って、研究室に戻って開けてみると、なんと

おせんべい

だったんですね。
私が高校時代に通学に使っていた、風変わりな電車をかたどったパッケージの、おせんべい。
おみやげで買ってきてくださったわけですね。
学内でよく会うのに、ポストに入れてくださるとはね…  まじ、グッジョブっす!
おもしろすぎて、ついでにそのおせんべいもおもしろすぎて、大爆笑してひとしきり騒ぎましたね。

しかし、その封筒の上に重たい冊子とかが入れられてしまう前に回収できてよかった。


いやはや、こういうおもしろい利用法をされているポストだが、
一応、誤解なきよう言っておこう。 通常は、業務で使用しております!!!

だから、例え表書きが教務補助から教務補助宛のものでも、むげに扱ってもらっては困る。
なにくわぬ顔で学内封筒に入っていても、実は入試関係の機密書類だったりすることもあったりするんだこれが。
教務補助だってね、大事な書類をやりとりすることもあるんだからねっ。

夜露死苦!


以上、今日は心温まるリアルな教務補助のお話でした。おしまい。


okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at August 22, 2008 12:48 AM
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コメント

>欄がいっぱいになる頃には、封筒もボロになり、やっとゴミとなる。エコってやつ。

これは「エコ」などと言う前からありました。
たぶん、日本的貧乏性の産物ではなかろうかと思います。

Posted by マイケル☆音量子 at August 22, 2008 05:54 AM

どこの職場でもあるんですよね。
でも学生とか受験生は知らないから、わかりやすくエコっていう流行語を使用して紹介してみました。

確かに貧乏性ですな。プラス、包装だいすき(むき出しを嫌う)日本人が生み出した不思議な存在ですな。

実際は、ノーレジ袋とかもエコじゃないし、つうか、エコっていう言葉、私きらいです。
アンチエコ。(問題発言なのかな…)

Posted by おきなまろ at August 22, 2008 11:50 AM
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