›2008年12月30日

ハイオク1リッター108円(現金)です!

ガソリンスタンドに洗車をしにいったら、さらにガソリンが安くなっている。ハイオクが一時期200円近くなったのはこの夏のことであったか。


ガソリンが安くなったので、今の車をギンギンにチューンして族仕様(死語か?)にして湾岸をぶっ飛ばしてやろうか、と思った。


スーパーオートバックスは明日もやっていたか。『Option』という雑誌は今でもあるのだろうか。正月暴走(これも死語か)するガキどもの度肝を抜く車にしてやる、なとど形而下なことを考えつつ、年も暮れていくのであるな。


今年は物事の変化が激しくて、ちょっと付いていけないなあと弱音を吐きそうにもなった。とはいえ、どんな時でも地道な積み重ねは大切であるし、悪い時ほど道を切り拓くチャンスでもある。


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›2008年12月29日

内藤を越えてやる

久しぶりにヘルスメーターにのったら51キロを切っていた。がーん。痩せないように注意していたのに。このままだと正月には50キロを切るな。


本棚にある永松英吉『図解コーチ ボクシング』(成美堂出版)を見てみると、正月明けにはフライ級でデビューできそうだ。


減量に苦しまない体を親から授かった音量子は、プロボクサーになるべきであったか。
とりあえず、ダイエットということがどういうことなのか未だによく分からない。


コンビニに行ってポテトチップスやらサラミソーセージやらおつまみチーズやら、カロリーの高そうなものをたくさん買って来た。これで50キロの体重を維持してやる。


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›2008年12月28日

好きな科目: 造形研究コース専門科目から

とりあえず箇条書き。


・造形学概論

美術史学がどのような学問か、理解する糸口が掴めたように思う。この科目が好きになれるかなれないかで、造形研究コース/文化支援コースの色分けが出来ると思う。金子准教授の『造形学概論』は好きな教科書である。


・資料情報処理

美術資料の扱い方について、堀越先生から丁寧に教えていただいた(スクーリング参加人数が3人だった、ということもある)。正直に言えば、この科目を受講する前「参考図書(リファレンスブック)」の定義を知らなかった。


・媒体組成研究

ベンヤミンの著述に触れたことによる。とはいえ、ベンヤミンは好きになれない。好きではないが、後々まで頭に残る述作である。レポートのためにかなり読み込んだ、ということもあろうけれど。


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›2008年12月27日

『ナショナルジオグラフィック 日本版』


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雑誌は本屋で立ち読みするもの、などと書くと雑誌を編集している人に怒られてしまう。とはいえ、『ナショナルジオグラフィック 日本版』は定期購読をしている。今朝ぱらぱらと見ていたら、編集長が大学時代の友人の名前となっていた。


今でも2年に1度くらいの割合で会うが、大学時代は社会科学系の学科に在籍して政治にかぶれていて、卒業後は経済誌の編集をしていたはずだ。この友人から、政治・経済以外の話を聞いたことがない。『ナショナルジオグラフィック』は科学と文明の雑誌であるぞ。大丈夫か。


話はやや飛ぶが、ムサビ通信には編集関係の科目がいくつかある。芸術文化学科では、酒井教授が編集者であったことからか「編集研究」という科目が必修となっている。美術大学で編集がなぜ必須科目となっているのかはよく分からない。受講した感想は「つまらなかった」と正直に告白しておこう。


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›2008年12月26日

造形研究コース ネットフォーラムのゆくえ

今年度は造形研究コースのネットフォーラムが全く盛り上がっていない、という原因の一つは年度の始めに音量子が少々盛り下がってしまうようなことを書いたことにあるような気がして、ちょびっとだけ責任を感じている。


ネットフォーラムを開いて、他の記事を拾い読みしてみたが、年度初めに単位が取れないと泣き言を書いていたおじさん(?)は元気に勉強を続けているのだろうか。金子先生がかなり丁寧なアドバイスを書いていたが、その後のリプライがない。


文体から察するに、キョウコさんは書いていないようであるな。


毎年、卒論関連でそこそこ盛り上がったりするこのフォーラムも、このような状況では寂しいことであると思うから、年始にまた少し書いてみようか。
月に一度くらいしか書き込みがないこのフォーラムも、酒井先生や金子先生はまめにチェックしているようだ。


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›2008年12月25日

おぼっちゃま、留学です!

おぼっちゃま「ムサビを卒業したら留学しようと思う」

執事の村上「えっ、どちらへいらっしゃるお積りなのでしょうか...」

おぼっちゃま「ロンドンだ」

執事の村上「ロンドンですか。村上は若い頃、おぼっちゃまを寝かしつけてから、錦糸町のロンドンによく行ったものでございますよ。そうそう、錦糸町にはハワイもございました。そこにいたジェニファーは気立てが良くて...」

おぼっちゃま「とりあえず、大学へ相談に行こう」


---- 麹町一番町から鷹の台へロールスロイスでレッツゴー! ----


執事の村上「はいごめんなさいよ、ごめんなさいよ。ここは入学センターでございますな。アフロにサングラスの方がいらしゃいます。あの方に聞けば何か分かるでしょうか...」

おぼっちゃま「...」

執事の村上「すいません、お尋ねします。そちらのアフロの方、留学の相談に参ったのですが」

竹林さん「えっ、私ですか... 留学ですか。どちらへ」

執事の村上「錦糸町のロンドンへ、いやSlade School of Fine Artへうちのおぼっちゃまが行きたいと申しておるのですが」

竹林さん「えっ、なにスクールですか。すいません、僕は良く分からないもので」

(ここではた迷惑な手羽が登場)



つづく。


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›2008年12月22日

現代美術作家のキャリアは本当に厳しいようであるよ

横浜美術館塾でR先生から聞いた話。昨日のテーマは美術大学について。先生は英国の美術学校を卒業し、今はムサビやタマビで教えている。


「日本の美術大学はコンテンポラリーアートを教えていない」「美術史もウォホールまで。その後の、20年を教えていない」


「日本の美術大学は現代美術作家を養成できるのか」「日本に現代美術作家を輩出するシステムがあるのか」


「イギリスでは現代美術の新人賞は社会的に注目されるが、日本ではマスメディアに載らない」(聞いた話によると、芥川/直木賞にくらいに注目されるらしい... でも、日本ではコンテンポラリーアートはマスメディアに相手にされていないのであろう)


「イギリスのfine artの学校は、デッサンを学ばない」「デッサン力は必要ではない。コンセプトが重要である」


「イギリスのfine artの学校では実技試験を課さない。ポートフォリオとinterviewのみである」(これは美術に限らず、英米の大学はinterviewを重視しますな)


R先生の話はここから深い内容に移っていくのだが、とりあえずさわりを書いてみた。


イギリスの学校がいいのか日本の学校がいいのか、僕には全く分からない。でも、彼我の違いは分かった。個人的な考えとしては、ムサビはfine artの学校というよりはデザインや教養の学校のように思える。いいわるいは別としての話。


高等教育で重要なのは高度の専門性である、という観点から考えるととりあえず英国の学校に軍配が上がるであろうな。


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›2008年12月21日

今が買い時であるじゃよってに...

今はものを買う絶好のチャンスのようで、いろんなものが安くなって、大きなものではマンションがずいぶんと値下がりしているようで、減税措置も史上空前と聞く。


昨今ニュースになっている車が売れない理由はよく分かる。デフレの世の中に車は値段が上がった、というよりは高級化したと言った方がよいのだろうか。


社会人になった時、僕らでも手が届くスポーツカーはいくらもあった。レビン/トレノとかシルビアとかセリカとか。初めて買ったのはスカイライン・クーペで、その頃こみこみで300万円強だったろうか。今スカイライン・クーペを買おうとすると、全部込みで500万円近く行くのではないか、手の出しにくい値段であるぞよ。


その上、外車も日本車もなんとなく個性が弱くなって、テクノロジーが成熟したこともあろうけれど、デザインの力が弱くなったようにも感じる。収益を上げる車を作ろうとしているのは重々分かっていて、とは言え何としてでも手に入れたいと思う車が少なくなってしまった。

話はがらりと変わって、今日は横浜美術館塾のR先生の話を聞きにいった。テーマは美術大学。先生はタマビやムサビで教えていて、生徒がaggressiveでないのが歯がゆいようだ。


芸術論を担当しているそうだから、おく★ともさんやみちくさとりこさん、濱さんやキャサリンが受講しているのだろうか。ともあれ、先生の立場から言えばそうなのだろうけれど、生徒の立場から言えば受けるコマ全てにaggressiveであるのは大変なことであろうと思うのじゃよってに...

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›2008年12月20日

少しずつ書き始める

卒業研究の資料集めに費用がどれほどかかったか考えないことにしている。とりあえず、これ以上集めても読む時間がないことが分かった。


とりあえずぼちぼちと書き始めたら、ずっと風邪で体調がよろしくなかったのに元気が出て来たぞ。


見切り発車的に書き始めているのも、来年度は仕事が忙しくてなかなか時間が取れそうにもないことが分かっているからで、できれば来夏までにそれなりに形の調ったものにしたい。


ただ、造形総合科目が4単位残っているのが頭の隅でちらちらする。こちらもどうやって乗り切ったものだろう...

ふかさん、


景気は悪くなっていますが、マスコミが騒ぎ立てするほどひどくはないということです、今のところ。
街中を歩く限り、消費マインドはそれほど落ちていない(家具や自動車などの高額商品を除いて)、というのが実感です。


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›2008年12月19日

音量子は今日も怒っているぞ(怒)

会社の帰り道、繁華街では人がごった返して毎年繰り返される年末風景だった。ニュースでは不景気なニュースをこれでもか的にやっているけれど、本当に不景気になってからそういう報道をしてくだされ。物事を煽るようなことは報道ではない。


同僚の中には帰省する人もちらほらいて、「京都に早く帰らなきゃならなくて」と言っていた人は山奥にひっそりと佇む古刹浄瑠璃寺が実家の近所だ。京都に帰る、という言葉はかなりの誤解を生むように思う。千葉や埼玉に住んでいて、「東京から来ました」というのと同レベルと思う。


といって、音量子が怒っているわけではない。京都人だったら怒るかもなー、と思っているだけ。


話は飛ぶが、何年かぶりに買った『美術手帖』の60周年記念号は金の無駄遣いであった。立ち読みする価値もない、と言ったら怒られるだろうか。


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›2008年12月18日

芸術はここちよくあってはならないということもない


『美術手帖』最新号を見ての感想。デュシャンも岡本太郎もウォホールもものすごく古いよ、と言ってあげられる大人は美術界にはいないのかな。


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›2008年12月16日

おぼっちゃま、ソツセイです!


おぼっちゃま「ムサビの視デというデザイナーへのエリートコースを歩んだ俺様の総仕上げだな」


執事の村上「おぼっちゃま、村上は感無量でございます。おぼっちゃまがお生まれになりましてから、いままでの事が走馬灯のように頭に去来いたしますですよ」


おぼっちゃま「...」


執事の村上「小学校から大学までお世話申し上げたこの村上、一番思い出深いのはおぼっちゃまが玉のような赤ん坊だった時でございますよ。奥様の乳の出が悪いときは、この村上の乳首を含めさせてお上げ申しました」


おぼっちゃま「えっ」

------ ロールスロイスで麹町一番町から鷹の台へ移動 ------

執事の村上「えーっと、ごめんなさいよ、ごめんなさいよ... おぼっちゃま、必要な画材はどれでしょうかねえ。面倒ですからいっそのこと、この世界堂を買い取ってしまいましょうか」


おぼっちゃま「そんなことをしたら、同級生が迷惑をするだろう」


執事の村上「そうですねえ... でも面倒ですから、旦那様にお願いして武蔵野美術大学を買い取ってもらいましょうか。私の得ている情報では、法人企画室に手羽とかいう少々おっちょこちょいなのがいますから、それを形だけの理事長に据えて...」


おぼっちゃま「そんなことをしたら、大学が潰れてしまうだろう」


執事の村上「そうですね、潰れてしまいますね。おぼっちゃまのせっかくの母校をつぶしてはなりませんね...」

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›2008年12月15日

I'm Bond. James Bond.


昨夜、テレビのチャネルをちゃかちゃか回していたら古い007の映画をやっていた。冷戦時代のひりひりとした緊迫感がなくなった今、気の抜けたサイダーのようなものと思ったものの、優れたエンターテイメントであることに変わりはない。舞台が世界各地に移っていくテンポがいい。当時、日本人が海外に行くことはほとんどなかったから、映画館の観客は海外の風景を見てため息をついていたのではなかろうか。


父親が海外視察で羽田から(成田に非ず)出発するとき、母方の関西の親戚が新幹線に乗ってわざわざ見送りに来た。今からしてみれば笑ってしまうが、ショーン・コネリーがジェイムズ・ボンドを演じていたのはそんな時代だったのだ。


音量子が初めて海外出張に行った頃には、日本人が海外に行くことは当たり前になっていて、成田空港やシカゴのオヘアのバーでビールを飲んでいると仕事仲間に声を掛けられることがあった、これは外資系に勤めていたことにもよる。当時は経費も鷹揚で、ビジネスクラスに乗れたしホテルにしてもレンタカーにしてもけちけちしなくてよかった。万事がせこくなったのは、90年代末のように思う。


もう十年くらい海外出張に行ってないけど、飛行機は嫌いだし海外で気を遣うのも億劫で、やはり日本が一番、横浜が一番。


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›2008年12月12日

年の瀬です。

横浜日仏会館の秋講座が昨日で終了、一日も休まず出席した自分を自分で褒めてあげたいと思う。
クラスは20人弱で、これだけいるとその中に癖のあるのが一人や二人紛れ込みそうなものだけどそんなことはなかった、というところもきちんと続いた理由と思う。仕事で疲れている頭で、頭のねじの緩んでいるのと会話を交わすのはひどく疲れるから。


クラスの人の年齢層は、大学生から定年した人までいろいろでこんなところはムサビ通信と似ているな。場所柄、横浜に住んでいる人がほとんど。フランス語を始めた理由は仕事のためという人はいなくて、新しいことを始めたかったから、語学に興味がある、子供が仏留学していて会いに行くため、といったところか。ほとんどの人は英語が話せる、さらにもう一ヶ国語できるという人が多い。


来年早々始まる冬学期に申し込んだ。寒い中通うのは大変だけど、とりあえず日常会話が不自由なくできるくらいまでは頑張ろう。


話は全く変わるが、今日会社の会議に出ていたら掃除のおじさんが入り口の前にちょこんと座っていた。なかなか重要な会議で、また今年の〆はここで決まると思っていたから、最後に紙吹雪でも舞って後片付けをお願いするのかなと思っていたら、デザイナーのおじさんだった。


なぜだっ!なぜなんだっ!同じ会社の民生機器のデザイナーは芸能人みたいな人ばっかりなのに、われわれ業務用機器のデザイナーはなぜ掃除のおじんさんなんだっ!


デザイン案を聞いても???????? であった...


ムサビコムメンバーの珍念君は群馬のメーカーで業務用機器をデザインしているけど、こんな薄汚れたおじさんのようになってしまって欲しくないなあ。


珍念君のお嫁さんになる人は、やはりムサビ卒で帽子デザイナーのあのお方だ。珍念君、かっこよくしていないときらわれてしまうぞ(余計なお世話か)。


そういえば、ムサビコムオフ会に出席するときれいな女性ばかりであるなあ、みなかしこいし。ムサビ卒は女は一級品で男は二級品であるといつも思うよ。


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›2008年12月10日

この顔に見覚え、ありますよね。

今日は用事があって都内に直行した。駅を降りて、広場にある喫煙所で煙草を吸ってぽかんとした。


そばに交番があって、掲示板に指名手配ポスターが幾つも貼ってあって熱心に見る。オウムの菊池とかいうデブ女はまだ捕まっていないのだな、ということが分かったし、なんかねっとりした顔をしたガキは英国人の女性教師を殺したのだったか、そんなことを考えながら身近にこんな顔をしているヤツはいないか考えた。


わるいやつばかりだけれど、会社にいる身近な邪悪な人々も廊下の掲示板に写真入りでポスターを貼り出せばよろしかろうと思う。


「清川村に住んでいる児島というバカは、いままでまともに使えないデバイスをいくつも作り、定年までもう二、三個つくって会社に損害を与えます」


「いまだに80年代ファッションをしている井上というバカは、商品性の低いものを作ることにかけては天才的です。小学生も真似できません」


「宮内はヅラです。でも、自分の頭は偽装できても頭の悪さは偽装できません」


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›2008年12月08日

本を読む時間

学生の時、社会人になったら本を読む時間がなくなるだろうなと思っていた。アルバイトがなく授業もない日は図書館で本を読んでいたから当たり前で、でも社会人になってからは通勤時間に本を読んでいたし、週末は一日どこかに遊びに行ってももう一日は本を読む時間に充てられたから、苦痛ということはなかった。


そんな生活もムサビ通信に入学してから変わってしまった。時間に比して読まなければならない本が圧倒的に多い。
こんなことをつらつら考えるのも、学習のために買った本が積まれた部屋の一角を見たからで、その他に古書店に頼んでいるもの、Amazonで発注済みだが届いていないもの、Amazonのショッピングカートに入っていて近々発注しようと思っているもの、を合わせるとどれだけの量になるかは考えないことにしている。


このような苦痛から逃れるには早く卒業するしかないわけで、来年度は是非とも卒業したい。サラリーマンの趣味にしては費用を掛けすぎている、造形学士(だったけ?)の証書がこの後の人生の収入に全く寄与しないことが分かっているのだから、どこかで見切りをつけないと、などと数日前にも書いたな。


とはいえ、スクーリングにはあまり出席していないのでそちらは大して費用はかかっていないな。造形研究コースゆえ画材も必要ないし、などと考えてもリターンのないお金を遣っていることに変わりはない。


そんなことが頭の中をぐるぐるしていて、卒業したら投資でも始めようかなと思っている。その時はその時でのめり込んで関連図書をたくさん買い込んで... などとは考えないようにしよう。


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›2008年12月07日

管理職が管理職らしかったころ

社会人になった時、課長さんや部長さんは大きいデスクにどんと構えてオフィスを見渡し、いい椅子にふんぞり返って若い者をあごでこき使い、若い女性はよく気がついて雑用を何でもやってくれて、早く自分もあんなふうになってみたいものよ、と思った。


月日はながれて自分がいざなってみると、経費節減で小さいデスクと安い椅子にちんまりと座っている。「音量子課長、お茶です」など言ってくれる女子社員なんかいなければ、コピーも自分でとっている。若い者は生意気であごでこき使うなんて思いもよらない、組織はフラット化していてやっている仕事は20代のころとさして変わらないのではないかと思う。


長い不況で若手に人材が揃っていなくて、管理職になればとっくに離れている仕事を年寄りがやっている。われわれがやれば早く確実にできることは当たり前で、でも人材の空洞化は確実にすすんでいる...


でも、今のマネジメントには趣味が多彩で面白い人が増えたのではなかろうかとも思う。僕が20代のとき、美大の通信に籍を置いている上司がいたとしたらかなり違和感を抱いたのではなかろうか。オフィスはカジュアル化が進み、服装だけではなくてZ.Z.Topのようなひげをしたおじさんや金髪のおばさんもいる(やり過ぎとは思うが)。


いかにも管理職らしく空威張りする人もいるにはいるけれど、あれは傍から見ていてみっともない。


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›2008年12月06日

本の行方

学習の参考にしようと思って注文した本が、札幌の古書店から届いた。古い本のわりには中身は新品同様で、ぱらぱらめくっていると元の持ち主が買ったときのレシートが挟まっていた。これも昨日買ったばかりのように印字が鮮やかで日付は1975年12月12日、楓さんより数歳若いくらいの本であるのだな。


レシートには紀伊國屋書店渋谷店とある(ただし、「渋」が旧字となっている)。渋谷で買った本が電車とともに都市近郊の住宅に移動し、どれだけの歳月だかその家にあって、なんのゆえあってか北海道に渡り、今は横浜にある。


古本屋で買った本に何か挟まっているのってめずらしいな、普通は古書店でチェックするからそんなこともなかろう。図書館で借りると返却本は中身をチェックしないのか、レシートやら割引券やら前に読んでいた人の栞代わりの紙片がいくつも入っていることは珍しくない。


でも、もう本は買いたくない。本より新車が欲しい。
以前、勉強のための本は古書店で買わないことに決めていた。そうしないと、購入対象が際限なく広がってしまうから。どこかでたがをはめ直さないと、とんでもないことになりそうだ。


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›2008年12月05日

音量子 景気予想

車のローンを払い終わって、そうすると新車が欲しくなる。買おうかなあ、どうしっよっかな〜、などとどうしっよっかな〜症候群(by tankさん)にかかってしまった。
実際に買ってしまうと「こんな時に車なんか買って」と言われるんだろう、でも誰かが金を遣わないと世の中の経済は回らない。


さて、今後の景気はどうなるだろうか。音量子予想は、

・欧米は日本が経験したような長い停滞期に入る。長期金利は下がる。

・中国もそれにともなって停滞するだろう。また、この十年のboomの反動が来るだろう。政治的にも混乱するかもしれない。

・円は高止まりし、日本は海外の資産を買うだろう。また、国内の効率の悪い産業は淘汰されるかもしれない。

・BRICsなどという言葉はそのうち忘れ去られるだろう。次は何か?

・商品市況は停滞するだろう。デフレになる。


こういうとき、サラリーマンには大したことはできないので、とりあえず平静を装っておくことにするか。


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›2008年12月04日

絶対に行きたくありません。

僕が社会人になった頃は海外で働くということがまだ憧れを持って語られていた時で、そんなことによるのかよらないのか一番最初に勤めた会社のSNSを見ると、現在外国で働いている人が少なからずいるようだ。


最初に勤めた会社と二番目に勤めた会社は外資系で、面接では「海外に行く可能性がありますけど大丈夫ですよね」と念を押された。「はい、狭い日本の中でうろつきまわっていても大きな仕事はできませんよ、やっぱり外に出ないと。井の蛙になってしまいますよ、わはは」などと言って入社したものの、いざ海外に行く話が出ると「いやあー、家庭の事情がありまして。ちょっと...」などと言ってごまかした。


最初に勤めた会社はそれで乗り切ったものの、二番目の会社では仕事の都合上どうしても僕が行かなければならないものだったけど、取締役と何回か協議して向こうも根負けしたようで「じゃあ、行く人は公募しようか」と言ってくれた。ほっとしたのも束の間、応募したのは新人ばかりで、仕事になるわけないから僕が行くことにした。


アメリカ北東部の田舎町で、こんなところにオフィスを作りやがってと思い、寒々としたアパートメントに着いて荷物を降ろしつつ肩もがっくりと落とした。


週末の楽しみは車でボストンに行き、日本人が経営する書店で日本語で書かれた本を買い、日本人が経営するスーパーマーケットで日本の食材を買い、ボストン美術館に日本美術を見に行って「早く日本に帰りたいなあ...」とつぶやいていた。


ボストン美術館では後に寄付をして会員になった。年間の無料パスをくれて、月に一度美術館のレターが届いた。


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›2008年12月03日

スパシーボ!

勤め先が英語力を管理職登用の要件にした。既にこの難関を切り抜けたマネジメントでほっとしている人がいれば浅はかで、われわれも明日から海外へすっ飛ばされる可能性が高くなったわけだ。狭い日本でさびしく後半生を生きていこうと決意している音量子としては困ったことになったものよと思っている。


どうせすっ飛ばされるならハワイかフロリダがいいなあー、寒いところは苦手なのであるよなどと言っていると「音量子君、来週からモスクワへ行ってくれ給え」などと言われてしまうかもしれない。


うまいビールが飲めて少々羽目をはずしても怒られない国がいいなあ、衛生的で安全な国がいいなあ、冬も暖かいところがいいなあ、などと言ってもそんなところないよな。美術という観点から言えば、ビザンティン美術はじっくりと見てみたいと思っているから、トルコから東欧になるか、でも一事が万事不便そうなところだなあ。


また飛行機に乗るのがいやなんだよなあ。飛行機が嫌いなので船で行っていいですか、などと言ったらどうなるだろう。


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›2008年12月02日

通知は来ていません...

NHKオンデマンドが始まったが、Macでは見れんのか...


とりあえずホームページで1955〜1980年放送の番組を見てみると、『ひょっこりひょうたん島』『なぞの転校生』『人形劇 新八犬伝』など懐かしいものがある。毎夕方、『新八犬伝』を一緒に見ていた日比野君は今何をやっているのだろう。早稲田の理工に入学したことまでは知っているのだが...


『日曜美術館』なんかも見れるのだな。まだ、この頃は全く美術に興味がなかった頃だ。番組詳細を見てみると、昔は浜三枝(ボンドガールだよ、知ってるかい?)が司会をやっていたときもあったのか。


『のど自慢』もあるが、これは昔出演したことがある人が懐かしんで観るのだろう。僕の親父は『のど自慢』に出演して鉦を二つ鳴らしたって言ってたなあ。


『NHK特集』では、「一年生になりました 〜五つ子・6年間の記録〜」というのがあるけれど、最初に勤めた職場で別の五つ子(の内の二人)に業務委託で来てもらっていて、こちらは日本テレビのドキュメンタリーに出ていた。当時25歳くらいだったか、「ドキュメンタリーの最終話の収録がこの間終わりましたよ」とか言ってたっけ。


とりあえず、Windowsパソコンに切替えない限りむだづかいをしなくて済みそうだ。


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