2009年03月22日

作家のイメージ

作家というのはどうして世の中からはずれたイメージをしているのか、周りもそう見るし自分でも意識しているのだろうか。髪を七三に分けてスーツを着て毎朝満員電車に揺られて工房に通う作家がいてもいいと思うんだけどね。


どんな人でも時間は有限、と考えれば規則正しい生活をするのが成果を上げる手っ取り早い方法で、君の隣に座っているあの同僚も毎朝きちんと会社に来ているから地位を保つだけの成果をあげられているわけだ。


画家では思い浮かばないが、鴎外は軍医だったし歌人の茂吉は精神病院を経営していたそうだし、兜太は日銀勤めで、一般に歌人・俳人・詩人はそれだけでは食えないから、きちんと仕事をしつつ創造もしていたことになる。


こんなことをつらつら考えたのも時々通う根岸の焼鳥屋で見かける、芸大だか多摩美術大学だかを出た、画家だか画家の卵だかがいかにもアウトローアウトローしているからで、まあ大した意味はないのです。


otoryoshi@gmail.com

Posted by phonon at 2009年03月22日 13:53
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コメント

音量子さま こんばんは。初めまして。いつも拝見させて頂いてます。時間きっちりにスーツで製作に行きそうなのはルネ・マグリットですね。横浜美術館等の作品を見てそう思いました。 いかにもなアウトローは横浜辺りまで行かないとお目にかかれないようですね。中途半端な田舎では見掛けたことがありません。

Posted by yukihaha at 2009年03月22日 20:00
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