2008年11月14日

2050年、日本の会社

景気が悪くなって、また若手が会社に入って来なくなるのだろうか。会社や部署にもよると思うけど、今いる部署は90年代末から00年代始めまで新人が入ってきておらず、その間ぽっかりと空洞化している。
若手が育つ育たないの問題ではなく、若手がいないのだ。そんなことでアーキテクトクラスがプログラミングやら回路設計やらメカ設計やらをやっている。外部に委託できるものは委託するとして、競争力の源泉は内製しないといけないから、老骨に鞭打って若手がやるような仕事をしている。


このままだと、日本の製造業はどうなってしまうのだろう。優秀な人が育ったにしても、今は専門分化が年ごとに激しくなっているから、それなりの人数が要る。我々の世代が引退したら本当にどうなってしまうのだっ、だぁっ、だぁぁ...(こだまです)。


--- 2050年、とある製造業 ---

同僚A「田藤部長、打ち合わせ中に失禁したそうですよ」

音量子「田藤部長も90に近いじゃろう... もう、40年近く部長をやっておるんじゃなあ。カメラ部の家山部長を知っておるじゃろ、あの人は紙おむつを着けて出社しておるようじゃよ」

同僚A「なんか、このごろ物忘れが激しくなって...」

音量子「そんなのかわいいもんじゃよ。坂中さんを知っておろう、あの人は昼、社食に行ってオフィスへの帰り道が分からなくなったそうじゃ。50年近く通った道じゃのに。ぼけが始まったんじゃな」

同僚A「最近、勤務中に亡くなる人が多くなりましたね」

音量子「伊東さんを知っておるじゃろ、30年ほどまえ技術開発部門に異動になった。あの人はプログラミングをしている時にPCの前で眠るように息を引き取ったそうじゃ」


我らに明るい未来を!明るい老後を!


otoryoshi@gmail.com

Posted by phonon at 2008年11月14日 22:47
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