2008年04月05日

音量子、白川の恋

京都祇園に鳥割烹料理屋があって、玄関はいつも水が打ってあって飛び石を伝って店に入って行くようなところだけど、その店の白川沿いの壁をぶち抜いてカウンターの焼鳥屋ができたのは何年前だったか、京都を訪れるたびに一度は立ち寄る。


若い板前と女性で店を切り盛りしていて、店の奥で焼き物を担当しているのが女性の方で、めずらしいなと思いつつなかなかいい女だなと思ってカウンターの端からちらちら見ていた。
とりわさを頼むと、店では作らないで若い板前が下駄をからころ鳴らして割烹の方まで取りに行く。


そんな店の話を近くのバーでしていて、当方江戸っ子で気が短いから、カウンターの店と割烹の壁に間仕切りでも造って、そこから料理をやり取りすればいいのにと言ったら、店の女の子たちから「音量子さん、そうやって手間かけてやらはるところがええんやないですかァ」と笑われた。


で、これが何で恋の話になるのか。つづく。


otoryoshi@gmail.com

Posted by phonon at 2008年04月05日 16:51
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