カテゴリー:本ができるまで

ムサビ日記本が出来るまで10

このシリーズもいよいよ完結編です。


これまでの話::
ムサビ日記本が出来るまで1
ムサビ日記本が出来るまで2
ムサビ日記本が出来るまで3
ムサビ日記本が出来るまで4
ムサビ日記本が出来るまで5
ムサビ日記本が出来るまで6
ムサビ日記本が出来るまで7
ムサビ日記本が出来るまで8
ムサビ日記本が出来るまで9


ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
手羽イチロウ

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本ができるまで9」で書いたように、それなりに気を使って作成しましたが、それでもクレームのようなものも実は届いています。

作る前から予想はしてたんですが、内部、つまり事務局からの苦情です。
なんせ「リアルな美大の日常」がテーマですからね。
職員からすると、あまり外に出したくない情報も載ってるわけで。

クレーム部分については同じ職員として気持ちはわかるのでそれはいいんです。
もう少し細心の注意を払うべきだったなーと反省しています。

でも、広報課にクレームが来ちゃったんですよ。

ムサビ日記のコンセプトは「公式な非公式サイト」「手羽の個人サイト」で、ブログでもそのことは何度も書いてるし、本についても冒頭の「美大にどういうイメージを持っていますか?」を読んでくれていれば、文句を言う相手が広報課じゃなく、私や出版局だとわかってもらえたはずなのに。
多分ちゃんと読まずにクレームを出したんだろうなー、と。
大前提を無視されてしまったことがね。ちょっと悲しかったです。

ぜひクレームは出版局にお願いします。
もちろんクレームはない方がいいけど(笑)



本を作る前まで手羽ブログはAM5時前後に起きて書いてました。
いわゆる手羽タイム。
でも、大学では本の作業が出来ないので、4月下旬から毎日AM3時頃に起きて、日記書いて、手羽註と校正をやる生活を続けてたんです。
それが習慣づいちゃって、未だに3時or2時に目が覚めちゃうんですよ。
ムサビ日記の後遺症を未だにひきずってるわけです・・・。
手羽タイムは現在AM3時が基本。
早く5時ぐらいに目が覚める生活に戻りたい。
あ、「ムサビ日記2-恋する美大生(仮)」の制作が決まったら、全然3時に起きてやりますんで、出版社さん、連絡お待ちしておりまーす
美術手帖出版社さんとかどうっすか?あ、結構?


いつか本がドカーンと売れて、テレビ埼玉あたりでドラマ化されて、ムサビで撮影して、手羽役を妻夫木くんがやる時がくるかもしれない。
手羽の好みの顔は小池徹平くんなんだけど。あんな顔に生まれたかったなあ(照)・・って照れてどうする。ウエンツでもいいけど。


しかし考えてみたらドラマ「ムサビ日記」における手羽役ってどんな役?
「はいはい。そんな悩みは美大生なら誰もが経験すること。というか、悩んでる自分をかっこよく思ってるだけでしょ?」と学生に突っ込みまくるキャラ?
イメージとしては漫画ハチクロの修ちゃんみたいな役がいいなー。
みんなをやさしくサポートしつつ、結局ヒロインとうまくいく、みたいな。


「ムサビ日記本が出来るまで」シリーズはとりあえず完結。

でも、本の通り、ムサビ日記はまだまだ続きますよ!

ムサビ日記本が出来るまで9

この話を今年度内に終わらせないと・・・。


これまでの話::
ムサビ日記本が出来るまで1
ムサビ日記本が出来るまで2
ムサビ日記本が出来るまで3
ムサビ日記本が出来るまで4
ムサビ日記本が出来るまで5
ムサビ日記本が出来るまで6
ムサビ日記本が出来るまで7
ムサビ日記本が出来るまで8

ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
手羽イチロウ

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数日後、第1弾手羽註を受け取ったハムコさんから指示が入りました。

「美大用語はもちろんだけど、"キャラ立ち"は若者言葉だし、地方の人は"目蒲線""中野ブロードウエイ"を知らないのよね。そういう単語も軽く全部手羽註で補足してね、ヨロピク!」


うそーーーーん(涙)


ここで激白しちゃいます。
ハムコさんは「スラムダンク」を知らなかったんですよ
衝撃でしょ?
でも割合でいけば「スラムダンク」を知らない人(名前ぐらいは知ってるけど、どういう漫画か知らない人)の方が多いのは確実なわけで。
スラムダンクはハムコさんからの強い要望で手羽註を入れました。
さすがに「キャプテン翼」はマンガ自体の補足はしなかったけど。
あ、スラムダンクといえば、安西先生の名言 「あきらめたらそこで試合は終わりです」 は美大ブログでは一番使われてる引用セリフかもしれない。


珍しい単語を説明するよりも、「私達からすると当然な単語」を説明する方が難しいんですよね。
これも「出来るまで8」と同じ四輪さんの日記ですが、

「午前中の版画の必修は人物で」(27ページ)
て文章も私達はすんなり読み流せるけど、普通の人は意味が全くわからない(笑)

といって、説明しようとするとどこから説明すればいいのかわからない。
四輪さんはそういう日記が多かったなあ。。。
でも多分、四輪さんの日記の「気持ちいいスピード感」ってそういうところにあるんだろうけど。

ほんとにやりだすとキリがない作業です。
美大で当たり前のように使われる「講評」「中間プレゼン」は仕方ないにしても、「中央線」「小平」「ビックサイト」にも註を入れなくちゃいけない。

また、「1ページ1手羽註」を目標に書きましたが、仮組みするとそうなってない部分がいくつも出てくる。
「ここは一気に読ませたい」という部分は、逆にあえて手羽註を外したページもいくつかあるんですが(ひだまりさんの火事の話とか)、かなり後半はヒーヒー言いながら(頭を絞りながら)書きました。


結局、第1弾手羽註よりも多い量の加筆をするはめに。
この第2弾手羽註を考えるのが一番大変でした。





基本的には「ブログをそのまま」掲載していますが、やばそうなものは当然いじってるというか修正はしています。

手羽註を書くために何度も読み直して気がついたのは、日記本文の中に個人名がかなり出てくること。
うちの教員の名前はそのまま載せるとしても、「メンバーの友達」といったレベルの場合、全員に了解を取ってる時間はないので、そういう部分はかなりいじってます。
また、PC画面上のブログの中ではサラっと読み流せるんだけど、活字になると「おっ。この表現はちょっときついかな・・」というものも修正しています。
学術書であれば「これは学問なんだ。言論の自由だ!」と押し通せなくもないだろうけど、ムサビ日記本は一般書。そういうわけにはいかないのね。

どこを修正してるかをブログと比較して読んでみるとまた違った楽しさが出てくるかもしれません。


続く。

かたむく男 秘話編

かたむく男 再生編はこちら。

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今だから書ける収録当日の裏話を。


通常だとこの動画は六本木だかの収録スタジオで撮影するそうです。
でも、「せっかくの美大本なので」とわがままを言って、ムサビで撮影してもらいました。ディレクターの方、カメラマンの方。遠くまでありがとうございました。家庭用ビデオカメラ一台ぐらいだと思ってたんだけど、照明とか音声とかかなり本格的な機材を持ち込まれて、ちょっとびびりましたが・・。

そして、「せっかくムサビに来てもらったんですから」と、予定にはなかったけど学内の風景も撮影してもらうことに。この日が暑くて暑くて・・・。
カットインで4号館の螺旋階段を登るシーンがあります。あれはドラマ「東京タワー」第2話に出てくる同じ階段で、ドラマでは上からもこみちくんと平岡くんが降りてきます。わかる人だけにはわかるサービスカットを入れました(笑)


そうそう。みんなから言われるんですが、後ろに見えるモチーフ。
すごくわざとらしく見えるけど(笑)、実は前日までスクーリングで使ったそのままのモチーフなんです。通信事務局にお願いしてアトリエにモチーフを残してもらい、そのアトリエで撮影しました。通信事務局の皆さん、ご協力ありがとうございました。


どれくらい手羽がテンパってたかというと、冒頭シーンのファーストテイクで
「ムサビ日記を監修した●●●●です!!」
としゃべった後、ディレクターさんから
「あのー・・・えーと・・本名で出ます?ペンネームにしますか?こちらはどちらでもいいですけど・・」
「な、何言ってるんですか!ペンネームに決まってますよ」
「・・でも、今、思いっきり本名をおっしゃってましたよ・・・」
「え?言ってました?う、うそ?ハムコさん、本名言った?」
「うん・・・」
と指摘されるぐらい、もう自分で何をしゃべってるのかわかんない状態でした。もちろん撮り直し。
あの時のハムコさんの「こいつ、大丈夫か・・チキン野郎め・・」という悲しい目を今でも忘れられません。


ハムコさんはサバオが写ってることを一番喜んでました。喜ぶところはそこじゃなくて、手羽の頑張りなのに・・・もっと誉めてほしいのに・・・。
ただ。この動画撮影は申し込めば誰でも取材してもらえるわけじゃなく、かなりの激戦なんだそうです。ハムコさんはタウトとムサビ日記2回企画書が通ってるわけで、ハムコさんが喜んでくれたのならそれはそれでいいのかもしれない・・・。
何が寂しいかって、最後は全部サバオにもってかれたことだけど・・・。


カメラは1台だけです。でもしゃべてる最中に本のアップとか引きの画像が出てきますよね?

映像を編集したことがある方ならご存知だと思いますが、あれはしゃべった後に本のアップとか引きの絵を別撮りりするんです。「編集の妙」ってやつですね。

ちなみにテレビのインタビューものなんかでも基本はテレビカメラ1台だけでして、後からアナウンサーが「なるほど。うんうん」とうなずいてるシーンとか質問をしてるシーンを別撮りしています。また、「ここに目線ください」と言われたら、カメラの横にあたかも人がいるようにしゃべったりね。トリビアなんかはそのパターン。
このあたりのことは元映像学科主任教授・今野勉先生の

テレビの嘘を見破る (新潮新書)テレビの嘘を見破る (新潮新書)
今野 勉


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に書かれてるんで、こういうのに興味のある方はぜひ。
面白くて一気に読み終えたムサビ関係者の本はこれが初めてでした(笑)


撮影の時、「カメラ目線は恥ずかしいんで、カメラ横目線でもいいですか?インタビューに答えるような感じで」とディレクターさんにお願いしたんですが、「それだと立場が上の人が説明するような絵になっちゃうんで、ぜひカメラ目線で」と言われ、あえなく却下。だからカメラ目線で頑張ったんですよ。

どうですか。サンジャポの頼朝社長ぐらいの眼力(メヂカラ)が出てましたか?
え?「ナデ肩」と「ナヨナヨ」パワーの方が強かった?

かたむく男 再生編

昨日の午前中、ハムコさんからメールが届きました。

とうとう公開されたわよ


・・・・ああああ。とうとうこの日が来てしまったか・・・・・・。
いや、実はこの日だってことは知ってたんです・・でも本当に公開されてしまうとは・・・・。

さて、それが何かというと・・・・まずこの日記を読んでください。
かたむく手羽

この時収録されたものが、(最初の予定よりちょっと遅れて)昨日からネット配信スタートしてしまったのです・・・・・。

かたむく手羽、手羽頭は最新のVFXで修正してくれただろうか。


お昼休み中、こっそりとそのページにアクセス。
うわっ。確かに公開されてる・・・。
大学のPCにはスピーカーがついてないから音声は聞くことができない。
映像だけチェックするか・・・・。
でも・・・ボタンをクリックする勇気がない・・・。

深呼吸をする。
えいっ!男の生き様を見るがいいわ!!!!

勇気を振り絞って、ボタンをクリック!!!!
再生スタート!!!!!!!!

気になりますか?
続きはCMの後で。

ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
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勇気を振り絞って、ボタンをクリック!!!!
再生スタート!!!!!!!!


・・・あ、やっぱり傾いてる・・・・・・。

収録で見た時は頭だけ傾いてると思ったけど、肩も傾いてる。「骨盤矯正しないとダメなんじゃねーの?」ってくらい傾いてる。いいのだろうか。こんな映像をさらして・・・。
日本は最新VFX技術で「三丁目の夕日」とか作ってる時間があるのなら、こういう男の頭と肩をちこっとサクッとまっすぐできるVFXを考えるべきだとおもう。

しかし、今更だけどおもいっきり顔出ししてるんだよな・・・。
実はサングラスも用意してたんだけど、それをつける間がなくて・・・
というか、現場の空気がそれを許さない感じで・・・・。
現場の空気というかハムコさんがそれを許さない感じで・・・・。
ネットで素顔を公開する日が来るなんて、情報システム課のころは学生さんに「そういうことはやらない方がいいよ」とオリエンテーションやってたんだけどなあ・・・。
やっちゃったなあ・・・・。
これがニコ動に流れたら四輪さんとかkokoさんあたりは「この男、キモwwwwwww」とかコメント入れちゃうんだろうな・・・・。
デ情・佐藤先生の恋する水門は「男おばさん」で本が紹介されてすんごくうらやましいのに・・・・手羽は顔晒しだもんな・・・・・。

音声が聞こえないのが唯一の救い。このショックの中で声を同時に聞く勇気は全くない。


ハムコさんからまたメールが届く。

関係者には知らせといたから!」

ああああああああ。また余計なことを・・・・・。
この動画は自分の思い出として心の宝石箱に大事にしまっておきたかったのに・・・。


夕方の会議で佐藤先生と一緒になる。今、手羽がおちょくれる相手はこの人しかいない。
「佐藤先生、男おばさんで本が紹介されたんですって?」
「え?もう知ってるの?まいったなあ。でも、手羽ちゃんも動画が流れてるんでしょ?
「!!!!!なんで知ってるんですか?????」
「だって、ハムコさんからメールが来たよ。あちこちにBCCで送りまくってるみたい。『マックじゃ見れません』って書いてあったからまだ見てないけど」

あの女め・・・・・・・・・・。
あの動画を見て笑ってくれそうな人全員にメールを送ってるんだな・・・。
それがハムコさんのいう「関係者」なのか・・・。
ちなみにマックでもフリーソフトを入れると見れるそうです・・・。
そんなことはいいのだ・・・・。
今日は会議なんていいからもう帰りたい・・・・。


家に帰ってこっそりとサイトにアクセス。もうこっそりする必要はないのだけど。

あああ。バカがしゃべってる・・・・。
手羽ってこういう声なんだなあ・・・・。
松尾スズキみたいな渋い声だと思ってたんだけど・・・・。


でも、自分がいうのもなんだけど思ってたよりちゃんとしゃべってる。「素人がカメラ目線で原稿がない状態で10分間しゃべってる割には」ね。テンパってたから何しゃべったかよく覚えてないんです。ほんとに。あのテンパってる状態だったら、手羽の文通青春物語とかしゃべってたかもしれない。ま、そんな話をしたところでカットだろうけど。
「編集マジック」を実感しました。何回か撮り直ししたもんね・・。


え?で、そのURLですか?

公開しません。
サイン会に来た方にはハムコさんがURLを教えてたんで知ってるはずです。
でもあるキーワードで検索すると、多分すぐに見つかると思いますよ。
感想を聞かせてください。
もちろん「キモwwww」というコメントはなしで、「ステキです!!」みたいな元気が出るものだけ受け付けます。




mixiの裏手羽日記とムサビ日記コミュでURLお知らせします。関係者はそちらを見てね。
あ、関係者といっても、ハムコさんのいう関係者じゃないからね(笑)

ムサビ日記本が出来るまで8

この日記の最後に重大発表があります。


これまでの話::
ムサビ日記本が出来るまで1
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ムサビ日記本が出来るまで7

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5月3日。
手羽註第1段と月別タイトルをハムコさんに送る。
手羽註は「できるだけ1ページに1手羽註」を目標に書きました。

あ、手羽註といえば、最近になって判明したことがあるんですよ。
四輪駆動さんの日記に

「黒人ヌードモデルがボビーの相方のアドゴニーさんみたいな髪型」
という文章が出てくるんですね。(ムサビ日記27ページ)
当初、アドゴニーさんを知らない人のためにアドゴニーさんのイラストを手羽註に入れてました。でも、校了直前にモデルさんを管理してる教材室へ「どんな髪型してる?」と聞いたら、アドゴニーさんとは全然違う髪形だと判明。
そのイラストはお蔵入りに。

でも、最近1号館下で「あ、この人だ・・・」というモデルさんによく出会うんですよ(笑)
髪型はアドゴニーじゃないけど、なんとなく「ああ。なるほど・・そういうことね」という方。あのイラストをそのまま残しておけばよかったとちと反省。気を使いすぎた悪い例です。


月別タイトルも実は秘密があります。
全部違うライターさんの言葉なんです。こっそり気を使ってるでしょ?
これはほとんど悩まずに決まりました。私が一番こだわったのは7月の「うがああああ」、11月の「ぼくはどこへいくのかなぁ」ですね。まさに学生さんの苦悩の叫びと悩み。


よし。手羽註も送ったし、これでだいたい私の仕事は終わって、後は校正ぐらいかな。


数日後、第1弾手羽註を受け取ったハムコさんから指示が入りました。

「美大用語はもちろんだけど、"キャラ立ち"は若者言葉だし、地方の人は"目蒲線""中野ブロードウエイ"を知らないのよね。そういう単語も軽く全部手羽註で補足してね、ヨロピク!」


うそーーーーん(涙)

つづく。




さて、なぜ急に連載を再開したかといいますと。
皆さんに重大発表があるんです。

なんと!

サイン会をします!!!

とうとうやるはめになりました・・・・・。お父さん、お母さん、イチロウは東京で頑張っています・・・。

芸術祭の土日、つまり10月27日(土)、28日(日)の二日間。
時間は午後3時より30分間。
場所は1号館下受験ブース横の世界堂・出版局ブースです。

●「特別セット」価格でご提供します!
出版局のクロッキー帳との特別セット価格!!しかもクロッキー帳は色が選べます。また、発売されたばかりの新出版局グッズ「MAUシール」のセットもあります。

●本にサインをもらってくださった方にはプレゼントがあります!
●すでに本をお持ちの方にもサインします!!



合言葉は

芸術祭でボクと握手!(涙)

・・・・誰も来なかったらどうしよう・・・ムサビ日記メンバーだけでも来てね・・・。


え?フジテレビとの関係?
自他共に認めるフジテレビ大好きっ子の手羽がサインをするという意味です。(詐欺)

ムサビ日記本が出来るまで7

連載再開2日目。明日重大発表が。ヒントは「フジテレビ」。なんだと思いますか?

これまでの話::
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ムサビ日記本が出来るまで4
ムサビ日記本が出来るまで5
ムサビ日記本が出来るまで6

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もう4月の後半。
でもこの段階で終わってる作業は「この日記を本に載せたいよね」が決まってるだけ。まだ形になったものが全然ないのに実質1ヶ月で全て校了って・・・・本当に間に合うのだろうか・・・。


4月23日。
「ほぼ仮組完成」とハムコさんから連絡が入る。早っ。
ただ、仮組みによって単純計算で40エントリぐらい削除しないと本に収まらないことが判明。ひやああああ。

ただ、それで悩んでいる時間はない。ボツになるかどうかは抜きに手羽註を進めないと。ぼちぼちと手羽註を書き出す。ま、余裕だね。


4月26日。
ハムコさんと緊急打ち合わせ。
●今後の進行
●装丁について
●どの日記を削除するか。

ムサビ日記本制作が決定して真っ先に思いついたのは、「装丁はひだまりさん」。
彼女しかいないと思ってました。ふかさんからも「表紙はひだまりさんに作ってもらったら?」というメールをもらったり、ハムコさんも同様のことを考えてようです。彼女には3月中に打診してOKをもらってて、5月1日に正式にお願いすることに。
ただ一番の問題は、(本の中にも登場する)ひだまりさんの自動車免許。まだ仮免も取れてなかったんですよ・・・・。免許を取るのに時間がかかるのはわかるんだけど、仮免ですよ・・・まだ外にも出てないってことだよね・・・。本のためにも早く取ってほしいと神様にお祈りをする。


4月27日。
おきなまろさんとりんらんさんを呼び出す。「手羽註、間に合いません。手伝って(涙)」とお願いする。(あきらめが早いのがとりえ)

手羽註は私だけでなく、この二人も書いています。いわゆるゴーストライターです。手羽ジロウと手羽サブロウです。二人が書いてくれた註がそのまま出てるものもあるし、例えば私が「F15号キャンバス」の註を

■F15
キャンバスのサイズ。652×530mm
とだけ書いてるものに、「FとはフィギュアのF。人物を構成しやすい比率」と補足してくれたパターンもあります。(ムサビ日記46ページ)

この二人がいなかったらムサビ日記は出来なかったし、出来たとしてもこんなに面白い本にはなりませんでした。特におきなまろさんは自分の日記が出ていないにもかかわらず校正も含め、かなりの部分をサポートしてくれ、本当に本当に感謝しています。「ムサビ日記2-恋する美大生(仮)」を制作するときは(以下略)

ちなみに手羽註は「松尾スズキの本における宮崎吐夢みたいな註」をテーマにしてるんですが、わかってくれた人、いたかしら?


さて、装丁。

ハムコさんとひだまりさんに「ムサビ日記のイメージ」を伝えないといけない。
仮組されたものを通しで読んで、イメージを再度まとめることに。

以下4月25日に二人へ送ったメールを引用
===============

  • ムサビの宣伝本にはしたくないけど美大本にはしたい。

  • ムサビの授業説明よりも、美大生の考えとか行動とか抱える悩みとか美大用語解説とかそっちを優先。

  • だからターゲットは受験生を含む高校生はもちろんだけど、美大に興味を持っている・憧れてる人やOBも範囲に入りそう。 「ああ、こういう青春を経験したかったなあ」 「そうそう。そういうことが起きるんだよねー(笑)」と。
    通しで読んでみると、読者層は私達が当初イメージしてたものより年齢があがりそうな気がする。

  • だから読者層の第2ターゲットは30,40代前後ぐらいの女性かもしれない。

  • となると、あまずっぱい感じがいいのかな? 白黒な基礎デっぽい原チックなものより、あまずっぱいやつ。

================

装丁。かなり苦戦しました(笑)
いや、悪いのは私でして「あまずっぱい」と、わけわかんないことを書いちゃって、これでかなりひだまりさんを混乱させちゃったんです。また、どうしても「ムサビの説明」な装丁案になってしまって、「これは美大の本なんだよ」ということが伝わるものがなかなか出てこなかったんですね。
これ、考えると難しいですよ。「ムサビを知ってる人・興味がある人」が対象であれば正門だったり猫を使えばいいんだけど(MAUnews新入生歓迎号がいい例)、今回はそうじゃない人の方が多い。そうじゃない人に「美大のことが書かれた本」と理解してもらい、手に取ってもらえる表紙。楽な作業ではないです。

というわけで急遽、映像学科の助手さんに学内を撮影してもらって、それを素材に装丁を作ってもらうことに。この場を借りて。三本松くん。急にお願いしてすいませんでした・・・。

つづく。

ムサビ日記本が出来るまで6

突然連載再開。3日連続で書きます。なんと日曜日に重大発表が!!

これまでの話::
ムサビ日記本が出来るまで1
ムサビ日記本が出来るまで2
ムサビ日記本が出来るまで3
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ムサビ日記本が出来るまで5

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4月17日。
午後半休をとって、出版局へ。おみやげはペコちゃんのほっぺ。
そこで見たものとは・・・。


A2ポスターの裏を2枚使った巨大な一覧表。
縦軸にメンバーの名前、横軸が月別になってて、日記のタイトル・日付がポストイットに書いてある。ポストイットは色別になってて、それぞれ、
●手羽が選んだ日記(監修者の目)
●ムサビ日記メンバーが選んだ日記(若い人の目)
●ハムコさんが選んだ日記(他人の目)
を意味し、画像やイラストのある日記にはマークが書いてある。
こ、こんなものを作ってくるとは・・・。ハムコさんの本気具合をこの時初めて察しました。
そしてこの時に「ああ。大変なことを始めてしまったのかもしれない」と反省も(笑)


ハムコさんと意見が分かれたのは、日記の順番。
私は「月毎になってれば、日付にこだわらず順番は読みやすいように変えた方がいい」と思ってました。
例えば、1月10日とかに「あけましておめでとうございます」と書いてる面白い日記があったら、それを1月最初にもってきた方がいいんじゃないかと。
でも、ハムコさんは譲りませんでしたね(笑)「そこはリアルにいこう」と。
「ムサビ日記」はだいたい私が一番最初にイメージした形通りになったのですが、日付順にこだわったのは何を隠そうハムコさんです。でもこれはナイス判断だったと今となっては思ってます。はい。


「3つの目」がそろってる日記を最優先に選び、月毎の掲載数をだいたい同じにしながら、どんどん決めていく。ただ、例えばtankさんの書いた卒業企画記事・キソデトークシリーズは人気が高く、私も選定候補にあげた日記なんだけど、基礎デのことに数10ページ使わなくちゃいけないことが関係して外しました。基礎デのことよりも美大のことを紹介したいし、そのページ数があれば5人分ぐらい掲載できるので。

また、カタい話が続いたら途中で柔らかい話も欲しいし、長い話の後は短い話が欲しいし、「あの日記を生かすためにこの話が欲しい」ってパターンもあったりで、選定候補に挙がってなかった日記もいくつか入っています。

だから必ずしもメンバー内で人気の高かった日記が載ってるわけではないんですね。物理的な「ページ数」が関係する本の難しいところ。
下手すると文字だけの本になってしまう可能性もあったので、選定候補になくても写真やイラストが入ってるものを入れたりもしました。それでも文字ばかりの本だけど(笑)


この段階では、月の終わりにムサビペディアみたいなコラムを1ページ入れるとか、最後にムサビ日記メンバーによる対談を入れよう、なんてアイデアもあったかな。
結局、2つとも時間的・ページ数的にかなわなかったんですが、「ムサビ日記2-恋する美大生(仮)」を作ることになったら(まだ言ってる)、やりたい企画ではあります。


つづく。

ムサビ日記の感想1

本屋にムサビ日記が並んで3ヶ月。

ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
手羽イチロウ


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ぼちぼちと感想をいただいてまして、それをちょっとまとめてみます。


一番多いのは
読んでも読んでもページが減らない
という感想。作った本人がいうのもナンですが、私も同意見(笑)
文字が多いからねえ・・・。
でも残り数ページになってくると・・・つまり3月になると、「えっ終わってしまうの?」という気持ちに毎回なるのも不思議。これって「東京タワー」の時と同じ感覚。おっ。こいつ、東京タワーと同じにしてやがる。


次に多かったのは、デザインの仕事をされてる方とか一度編集を経験をされたことがある方からの
「これ、作るの大変だったでしょ・・・」
という声。やっぱり見る人が見ればわかってもらえるんですね・・。
確かに選定作業は大変だったけど、こっちが適当に(えっ)選んだものをうまくまとめてくれたのは、編集の力です。よーく見ると、かなり計算された構成になってるんですよ。これは素人にゃできないですね。「編集の大切さ」を実感しました。


印象的だったのが、ご年配の方から
「マンガみたいな文章ですね」
と言われたこと。なんとなくその意味がわかります。ムサビ日記を一言で言いきってるうまい言葉。
これ、つきつめていくと面白いブログ論が書けるかもしません。


そして。
私の友達(ムサビOB)はムサビ大好きっ子で、通販で美バックを買ったぐらいの人間です(これの1世代前のやつ)。
その友達のお母様がムサビ日記を読んでこう言ったそうです。

「自分の子供がムサビにいる時にこの本を読んでいたら、もっと子供の気持ちがわかったはず。『ああ、それはこういうことだったのか』という発見があって、衝撃を受けている」
と。


この本を作る時に「メインターゲットを誰にするか?」というのを考えました。
もちろん一番読んでもらいたいのは「美大を考えている高校生」です。ま、ターゲットが高校生のわりには文字ばかりだったかな、とちょっと反省してますが(笑)
次に「美大を考えていたけどあきらめた方」とか「美大OB」。ハムコさんが「学生の保護者も読むんじゃないの?」と言ってたんだけど、「いやいや、それはないっしょ」と否定してたんです。

でもそのお母様の声を聞いて、結構「美大生の保護者」「元美大生の保護者」にも使える本なのかも、と最近気がつきました。
考えてみたら、自分も親にムサビでどういうことをやってるのか全然話をしたことない・・・。いっぱい学費と生活費を出してもらって、大学で何が楽しいのか何が大変なのか、そんな会話もしなかった。
「これが必要だからお金送って」な電話ばかり。




さて、いつ親にこの本のことを話そう。
・・・はい。まだ話してないんです・・・・。
「ムサビ日記2-恋する美大生-(仮)」が出たら、上下巻みたいな感じで渡そうかなーと思ってます。ムサビ日記2が出ることによって、手羽家に親子の会話が10年ぶりぐらいに復活するんだけど(おっ。すんごい遠回しな出版局への脅しだ)


おっ、そうだ。
先日、赤岩くん、ELKくん、おく★ともさんに協力してもらった取材が掲載されました!
残念ながら書店で売ってるものではないのですが、関東全域の高等学校、中部・東海・関西・東北の一部の高等学校等に配られる月刊新聞10月号なのです。オールカラー。欽ちゃんが表紙。
関東の高校生の方、その新聞を見かけたらコメントください。
ちなみに7,8月合併号は"グレートジャーニー"関野吉晴先生が出ています。

ちなみにちなみに私とELKくんは2度目の後姿掲載(笑)

「ムサビ日記」が出てくるサイト・本

8月14日以降もちょこちょこと「ムサビ日記」が紹介されています。8月31日に某新聞の新刊紹介コーナー、スタジオボイスに読者プレゼントコーナーに出たことは書きましたが、その他の情報を。

まずは、長岡造形大さんの「ながぶろ」。
お便りコーナー」9月号で紹介してもらいました。
本を送っといてなんですが、ここまで誉めてもらうと「い、いや、そんなたいした本じゃないんですが(照)」と思っちゃいますね。

ちなみに「Nidary」というリレー形式の日記で、ムサビ彫刻の後輩でもある小林花子さんが登場したんですが(この日記に出てくる「准教授」ってのが小林花ちゃん)、「『次の日記は手羽センパイに★』ってバトンが回ってきたらどうしよう。でも手羽に日記が回ってきたら次は誰に回そうかな。ムサビの人に回すのもなんだから、友達のタマビの和田先生とか金沢美工大で准教授やってる同級生とか?」と読み終わるまでドキドキしたことは秘密の方向で。

どうせ、原宿に行ったら「スカウトされたらどうしよう」といつもドキドキしちゃう性格ですよ。どうせ、いいともに自分が出てしまったら、次は誰を紹介しようといつも想像しちゃう性格ですよ。どうせ、はなまるマーケットに出る時は、おめざは何を紹介しようと悩んじゃう性格ですよ。どうせ、食わず嫌い王に出る時は(以下略)




美術手帖(BT)10月号の「BOOKWORM」という新刊紹介ページにムサビ日記が出ています。

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204ページです。小さいけどね。

この号は石田徹也さんの特集はあるし、4ページを使ってムサビ卒若手作家を紹介するページもあるし(これは偶数月号に毎回掲載しています。今回は日本画OB)、毎号連載「やっつけメイキング」の田中偉一郎さんはムサビ視デOB。

BT10月はムサビがもらったり!!!

がははははは。(バカ)





そして、濱さんも書いてますが

最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書 318)
最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書 318)石渡 嶺司

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の各ページ下に全国215大学の「ハミダシ大学情報」が2行程度載っています。
ぴあにおける「はみだしぴあ」というか、TVブロスにおける「ぴぴぴくらぶ」というか、ムサビ日記における「手羽註」な扱い。

タマビさんは「美術系大としてはトップクラス」(103ページ)と書いてるのに、ムサビは

武蔵野美術大(東京) 同大学職員による個人サイト「ムサビコム」は美大志願者は必見の価値(121ページ)
って「ええ。タマビぐらい誉めてよ」と思ったりもするんですが(笑)、ま、ムサビコムをムサビの代名詞として紹介してくれたので、手羽的にはいいことにしておこう(それでいいのか)

あ、本「ムサビ日記」の感想もぼちぼち集まってきましたので後日書きます。



「最高学府はバカだらけ」は777円なので、これだとAmazonでは送料が取られてしまう。「あ、そうだ。これも一緒に買っちゃえ!」と選択したのが、

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なぜこの本を買ったかって?

なぜなら、デ情の歩く水門男こと、佐藤淳一先生がなんと水門の連載をはじめちゃったんです。

◆新コーナー
新BNN社から今夏「水門」写真集を出す佐藤淳一氏の水門紹介のページ
しかも6ページ。

どうせ、「『手羽さんに螺旋階段の写真を6ページで』と依頼がきたらどうしよう」と悩んじゃう性格ですよ。

ムサビ日記本が出来るまで5

このシリーズも早く終わらせないと・・・。

これまでの話::
ムサビ日記本が出来るまで1
ムサビ日記本が出来るまで2
ムサビ日記本が出来るまで3
ムサビ日記本が出来るまで4

ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
手羽イチロウ

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・・・・・・・・・・・・・

3月22日。
出版局取締役会議で正式に「ムサビ日記」書籍化が決定。偉い人もみんなシャレがわからないというか、シャレがわかりすぎてるというか・・・だからムサビって大好き。

これで「ムサビ日記が本になる!」と大きな声でいえるようになりました。ばんざーい!!!
もちろん全ては
2007年04月01日::ムサビ日記が本になります
4月1日にこれをやりたいがために動いてたんですけど(笑)
この日をもって、書籍化情報が解禁。


ただ、サラリーマンが通らなくちゃいけない道がもうひとつあります。
「学校法人武蔵野美術大学」に職員が監修した本を出すことを了解してもらわないといけない。
「学校法人武蔵野美術大学」と「株式会社武蔵野美術大学出版局」は別組織ですから、出版局でOKが出ても、ここでNGが出ると、全てはじめからやり直しなんです。
4月の頭にその会議があって、これもなんとかクリア。ぽしゃってしまう可能性がこれでなくなったと。


後は動くのみ。メンバーの日記選定も順調に進んでいる。
sentei.jpg
あたいもこのプリントの山から宝石を探し出す作業を続けなくちゃ・・・。


4月中旬、ムサビ日記メンバーが選定した日記が集まりました。
それを下請けのおきなまろさん(笑)にリストにしてもらって(この作業も大変だったと思います・・)、ハムコさんにプリントの山と一緒に送る。

しばらくしたら、ハムコさんから「一覧表(自称「ハムセル」)が完成した」と連絡が入りました。
「ふーん、じゃエクセルデータを送ってくださいよ」と返事を書くと、「それは無理。一度見てくれ」という答えが。


4月17日。
私は午後半休をとって、出版局へ。おみやげはペコちゃんのほっぺ。
そこで見たものは・・・。

正直、この段階では「この本って読んで面白いのかな・・」という不安がちょっとだけありました・・。もちろん、自分は面白いんです。でも、他の人が読んでこれを面白いと思ってくれるのか。


つづく。

ムサビ日記のあるお店11

昨日に続き今日もムサビ日記のお店シリーズ。

というのも。
毎日更新するためには時期をそんなに選ばない「ストックネタ」がある程度必要で、時間ができた時にそういうのを書き溜めして、「ああ。今日は2度寝したいなー」「仕事がつまってるなー」「ほんとに今日はネタがないぞ(汗)」って時に出すようにしてるんです。代表的なのが、教育実習・就活シリーズとかムサビペディア・小説ブログもの。
で、夏休みは学校も休みだから、ネタが増える可能性が少ない。ストックネタを食い尽くす心配があったので、できるだけ「このタイミングじゃなくちゃいけない」という「旬ネタ」を優先し、ストックネタを使うのは控えてたんです。いつか本当に困った時に使おうと(笑)
でも意外とこの夏休みは旬ネタにそんなに困らなくて、「後回しにしてもいいんだけど、後回しすぎてもなあ」というレベルのストックネタもほとんど使うことがありませんでした。
その「後回しも可」というネタがこのムサビ日記のお店シリーズ。
ずっと溜め込んでたら、チクリネタメンバーから「ネタがボツになったんでしょうか?」と不安のメールが届いてしまいました。。
なので連続で公開というわけなのです。はー、説明が長かった。

つまり何がいいたいかっていうと、横綱よりも親方の体調をマスコミは心配した方がいいんじゃねーの?ってことです。

・・・・・・

大分県に旅行へ行かれた方からの報告によると、大分の大きな本屋さんにはムサビ日記があったそうです。でも、福岡では見つからなかったとのこと。福岡〜。手羽の地元なのに〜。大分なんかに負けるなよー。


チクリメンバー4号からの情報。

GDPの後に東京駅前の八重洲ブックセンター本店に寄ったら発見したので画像を送ります。
平積みでしたし、DMが揺れてるし。
yaesu.jpg

おっ。石田徹也さんの隣だ。石田さんの本と一緒にムサビ日記も買って!!


本が置かれてるといえば・・・ここは完全にノーマークでした。学生さんからのチクリ。

開架図書室入って真正面、出版局モノの並びで陳列されているのを確認しました
ムサビの美術資料図書館です(笑)
母校の図書館に自分の本が並んでるっていうのは、本屋に置かれるのと違った嬉しさがありますね。



違った嬉しさといえば。
自宅の近所のツタヤ。ようやくムサビ日記が売り切れました。ずっと一冊残ってて気になってたんですよ。ちょっと嬉しかった。


というのを確認した夜。
ツタヤで飛び跳ねて喜んでたら、よく見ると本屋の棚の底にムサビ日記が落ちてることがわかって、「なんだ、売れてないじゃん」とガッカリし、周りから失笑されちゃう夢を見ました。あせりましたね。どこまでが夢がわかんなかったですから。


当然翌日、ツタヤで売り切れてることを確認しに行きました。夢ではありませんでした。
はい。チキン野郎ですいません。

ムサビ日記のあるお店10

久々に「ムサビ日記のあるお店」を。

業者さんから「新橋の本屋のサブカルコーナーに平積みされてましたよ」という情報を入手しました。
しかし、新橋って買ってくれそうな人がいない町だよなあ・・・。そこのサブカルコーナーに平積みっていうのはどれくらい目に入るものなんだろう・・・。

チクリメンバー2号からの情報です。

話題のダイヤモンドシティに行ったので、恒例のムサビ日記チェックしてきました。

噂のダイヤモンドシティ・ミューですね。私も一度行ってみたいなーとは思っているんだけど。ちなみにダイヤモンドシティとは、超大型ショッピングセンターでして、東京・兵庫・福岡・広島・大阪・埼玉・愛知・京都・奈良・熊本にもあるそうです。
噂には聞いていたけどとにかく広い!でかい!まるでアメリカのショッピングセンターのようで、思わず「欧米か!」とツッコミたくなります。

ダイヤモンドシティに入っている本屋はムサビ日記ファミリーのオリオン書房。しかも店内に地平線が見えるのでは?というくらい広い。美術コーナーを探すと、当然のごとくありました。
combook12.jpg
すぐ上の段に原研哉さんと小泉誠さんが並んでました。まさにムサビファミリー。

地元のムサビ愛が嬉しいです。今年の手羽ちゃん大賞はオリオン書房さんに決定!
ついでに長澤先生の「アート留学のすすめ」も探してみることに。これだけ広いんだから当然あるはず・・・
き、きっと売り切れたんですよ。そうですよ。きっと(汗)
最近、携帯にムサビ日記の画像しか入ってない・・・。
いいじゃん。いっぱい撮りたいものが出来たんだから。

そしてチクリメンバー4号からも。

ムサビ日記発見☆の報告です。 先日の所沢に引き続き。

紀伊国屋川越店に2冊ありました。
ジャンルはノンフィクション。
kawagoe.jpg

あとは渋谷にも。
文教堂渋谷店で、平積みを発見。
ジャンルが「外国雑誌」でビックリしましたが「外国雑誌」の隣の「デザイン関連」のところにありました。
shibuya.jpg
『アートスクールガイド』が倒れて邪魔をしていたのでしっかり立てておきました。


G★J!
なんびとたりともムサビ日記のジャマはさせーん!!
あ。アートスクールガイドさん、いつもお世話になっております・・。

ムサビ日記のあるお店9

名古屋相談会に行ったチクリメンバー2号からの報告です。

毎度おなじみ流浪のムサビ日記ハンター、チクリメンバー2号です。
ムサビ日記のあるお店@名古屋情報です。
ホテルで「この近所に大きな本屋ありますか?」と聞いて教えてもらったのが丸善名古屋店。3階まである超巨鑑店。「当然あるだろな〜」と思ったらサブカルコーナーであっけなく発見。
nagoya1.jpg
…なんか物足りない。
いいんだって。あっさり見つかって。「なんかつまんないから隠してみました」とかそういう方向に行っちゃダメだからね。ってこれはフリじゃないから。ほんと。

そこで翌日名古屋高島屋の三省堂へ。
行った甲斐があって、地方初の平積み画像が撮れました。
nagoya2.jpg
場所は美術入門書コーナー。そうか、入門書だったんだ…。
そうそう。そっちの方向に行くのはいいことだ。 ムサビ日記は美術入門書じゃないけど、「美大の入門書」には間違いないかもね(笑)


そして!受験生からメールをいただきました!!彼女が書いてるブログは以前からチェックしてて、私の中では「カリスマ美大受験生ブログ」なようなものだから、ビックリ&感動です。

私も先月の仙台の美大合同進学説明会に参加しました。

なんと!!ちゃんとムサビブースに来た?

そこで、その帰りに「イービーンズ」というビルに入っているジュンク堂で「ムサビ日記はありませんか?」と店員さんに聞いてみたところ、残念ながら「在庫はありません。完売しちゃいました」という返事が! 在庫があったら並んでいるところをデジカメで撮って送りたかったのですが、残念ながら送れませんでした〜。
完売。いつ聞いてもいい響きだ。以前紹介した桜上水の本屋も昨日見たら売り切れてました。も、もしかして爆発的に売れてたりして!?。。。。。ないない。うちの近所のツタヤは相変わらず1冊だけずっと残ってるんで(涙)
手羽さんの7月31日のブログに書かれている「仙台駅前のジュンク堂」は「イービーンズ」店ではなくて、ロフトの入っている旧西武ビルだったんだと思います。 (仙台には駅前に2店ジュンク堂書店があるんです)
ジュンク堂が同じ町に2つあるなんて・・・。4号に聞いたら確かにロフトだったそうです。



手羽さんのブログを毎日楽しみに拝見させてもらってます。
これからも更新がんばって下さい。
(受験についての記事は、地方に住んでいる私には本当に役に立つんですよ!)

どうもありがとうございます。最近受験ネタが少ない・・というか去年ほとんど書いちゃったのでネタ切れ感があるのですが(苦笑)・・・、夏休み中にぼちぼちっと話題も受験モードに入っていこうと思ってます。
とりあえずは連載ものを片付けないとなー。
今いくつ連載ものがあるんだっけ?えーと、「就職話」と「本ができるまで」だっけ。他にもあったような気がするけど・・・。

ムサビ日記のあるお店8

オフ会ネタを書いてる間に情報がたまってきました。


仙台出張中のチクリメンバー4号より携帯メールが

仙台駅前のジュンク堂とAER1階の丸善で見つけました!
まずはジュンク堂から。
combool15.jpg

おおお。この感動的な並びに気がついた人はいるかな?
秋山祐徳太子さんはムサビ彫刻OBなんですよ。つまり「ムサビ彫刻OBつながり」なんですね。いい写真をありがとう。そしてこんなマニアックな並びを作ってくれたジュンク堂さんにありがとう。
つづいて丸善です。
場所を聞いたら店員さんが持って来てくれそうになったので
慌てて制止しちゃいました…。
combook16.jpg

仙台はいい町だなー。来年の相談会は仙台にいこうかな。


そしてそして、他大学の方から情報メールをいただきました!

初めまして。
浪人生時代から手羽さんのブログはちょくちょく拝見させて頂いております。
現在、残念ながら基礎デとの縁がなかった私は今年の春から、首都大学東京(旧都立大)にてデザインの勉強をしております。

ウチの大学生協で「ムサビ日記」を発見致しましたので報告させて下さい!

コーナーは「文芸書」コーナーで、
東野圭吾→森博嗣→柳美里→手羽イチロウ
の並びで平積みになってました。
ちなみにウチの大学生協では、学生は書籍10%オフになるので、ムサビで買うのと同じ1,134円で買えます。買ってませんが。

買ってよ(笑)
「首都大学生協」情報はコメント欄でムサビ出身の助教の先生からもいただいてましたが、嬉しくてこちらの情報も掲載させていただきました。ありがとうございます。
それにしても首都大学関係者のムサビ日記閲覧者率は高いかも(笑)

そしてムサビ日記の感想も。

思い返せば浪人生時代には、珍念さんやtankさんや、もちろん手羽さんの記事を読みながら、見た事のない美大生活に思いを馳せていたもので、今も受験生たちが皆さんの記事を読みながらやきもきしている事と思います。 これからも今と同じ、軽いスタンスで運営して頂ければと思います。 そこそこに頑張った運営と記事、これからも楽しみにしています。

「そこそこに頑張った運営と記事」ってフレーズ、いいですね。私の信念が「適当に頑張る」なのでこのフレーズ、今度使わせてもらいます。

ムサビ日記本が出来るまで4

これまでの話::
ムサビ日記本が出来るまで1
ムサビ日記本が出来るまで2
ムサビ日記本が出来るまで3

ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
手羽イチロウ

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・・・・・・・・・・・・・

ムサビ日記メンバーに選定させたもうひとつの理由とは。

日記メンバーに「どういう内容だと他人が面白いと感じるか」を感じてもらうためでもありました。


他大学の公式学生ブログをいくつかチェックしてるんですが、これが申し訳ないけど、「・・・・・」なんです。何が「・・・・・」なのかって「授業で○○をしました」とか「サークルを頑張りました」「オープンキャンパスに来てください」な内容で終わってるんですね。「大学公式ブログ」だとそれは仕方ないことなんだけど。


「どういう授業を行っているか」「サークル活動はどんなことをやっているか」は確かに高校生がもっとも興味のあることであり、それを紹介する学生ブログは大学広報なら誰もが考えつく「広報ツール」です。でも多分どこの大学広報さんも「流行だから学生ブログを作ってみたけど、イマイチ面白くならないなあ・・・」と薄々感じているんじゃないでしょうか。いや、「面白くない」と気がついていない大学広報さんの方が多いかもしれない。



学生ブログ・・特に美大生ブログに求められてるものはなにか。



結局「学生さんは何に悩んでるか」「何に興味をもっているか」「どう考えているか」だと私は思ってます。あくまでも授業やサークル・バイト話はそのためのきっかけにすぎない。
つまりは「他人が共感をもてるかどうか」ということかもしれませんね。
「学生さんはそういうところを見てるのかー」とか「そうそう、学生時代、そういうことに悩んだりするんだよね(笑)」とか。

ムサビ日記ではいつのまにかみんなが普通にやってることなんだけど、実はそれが「他の大学ブログではできない、ムサビ日記だからできていること」だってことをムサビ日記ライターに再認識して欲しかったんです。


普通にそれができているのは、やはりOBの小春さんや珍念くん達がいたからこそだと思ってるし、さらに新しい道を作っている後輩がいる。
読めば読むほどムサビとムサビ日記の凄さがわかってくる。
ムサビって本当にいい大学なんだな。






という話をオフ会の最後にやって、「手羽さん、あんたは最高だぜ!!」「手羽さん、かっこいい!!惚れる〜」と言われようと思ってたんだけど、みんなの前でしゃべったのが学生時代の劇団ムサビの彼女との失恋話。音量子さんからは「そんな昔のことをネチネチ言ってるんじゃねー」と怒られる始末。


今回のオフ会で初めて会ったのは四輪駆動さん・濱さん・鮭さん・xokoさん・dum-dumくんの5人です。
四輪さんはもっと「サッカー部」みたいなごっつい子をイメージしてたのでびっくり。濱さんは知り合いの女子美広報の人と同じ苗字なので「女子美からのスパイ?」とこっそり思ってたんですが違ってて安心(どこまでも心が狭い男)。xokoさんは工デ、鮭さんは劇団ムサビ。「工デは好きだけど、劇ムサは嫌いだ」と語ったら、そう音量子さんに怒られたのでした。dum-dumくん。「ダムダムくん」って響き、なんかいいんです。ダムダムくんダムダムくん。声に出して読みたいハンドルネーム。ダムダムくん。


続く。いや、ダムダムくん話が続くわけではありません・・。

ムサビ日記本が出来るまで3

これまでの話::
ムサビ日記本が出来るまで1
ムサビ日記本が出来るまで2

ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
手羽イチロウ

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ページ数はボリューム的に240〜256ページが妥当かな。
1つの日記が2ページとすると、掲載できるのは120エントリぐらい。短い日記もあるから最大で150エントリってところか。こう考えてみると意外と少ない。約30人いるから1人当たり5エントリーしか載らないって計算になる。更新の多い人、少ない人がいるから、そのあたりで掲載数を決めるか・・・。

まずはともあれ、全員の日記を手羽が読み返さないことには話にならないよね・・・よっしゃ!読むか!


・・・最初はモニタで見てましたが、この量になるとやってられないことが判明・・・・。
仕方なく全員の日記1年分をプリントアウト。すんごい量でした・・30cmぐらいの山になりましたもん。ふー、これを全部読むのか・・・・。
目を通しながら「これは載せたいなあ」というのを赤ペンでチェック。この荒選定作業に1週間ぐらいかかりましたね。あまりの多さにほぼ毎日更新してた四輪駆動さんを殴ってやろうかと思ったぐらいです(笑)

ある程度私の中での本の方向性が見えてきたところで、ムサビ日記メンバーに
(1)他の人の日記で面白いと思うものを10エントリ選定(他薦枠)
(2)自分の日記でオススメを5エントリ(自薦枠)
合計15エントリを手羽に知らせるよう伝える。

候補から除外するものも決めました。
●AmazonのCD・本紹介を利用したエントリ。
つまり著作権承諾が必要なものは全て除外。でも、画像を使わなければ問題ないかな。これはケースバイケース。

●サイト紹介もの。
これもケースバイケースだとは思うけど、本じゃ表現しにくいので。

●コメント・トラックバック
コメント部分は掲載しないから「コメントが面白いからこれ」ではなく、あくまでも本文勝負。

●入試テクニックもの
例えば「公募制推薦入試の流れ」といったものに需要があるとは思うけど、細かい入試テクニック的な話にスペースをとられるよりも、今回は美大トピックス的な話の方を優先したい。

●ムサビ宣伝もの
荒選定してわかったんですが、どうしても私は「広報の目」が入っちゃうので、「これはムサビの宣伝として載せたいな」といやらしい気持ちがどうしても出ちゃう(笑)
「大学宣伝本」であればどこの大学でもできること。「美大生の気持ちを正直に書いてる」「文章が面白い」がムサビ日記(ムサビ)の売りなので、そちらを優先して載せることに決めました。これが心境の変化です。

ハムコさんとも「他大学ができないことをやろう」と誓い合いました。

これで、もし20人が15エントリ出してきたら300エントリ。重複が予想されるけど、そこから150エントリぐらいまで絞らないと。

「読者の方にアンケート」という手段も考えましたが、なんせ時間がない(笑)
そして最近わかってきたんですが、外部の方は自分の興味ある学科しか読んでいない人が多いんですね。なので比較的全体を読んでいる(であろう)ムサビ日記メンバーに選んでもらうのが手っ取り早い、と。


そして「ムサビ日記メンバーに選定させることにこだわった理由」がもうひとつあります。

続く。


オフ会までに4を書きたいなあ・・。

ムサビ日記のあるお店7

聞いてたとおり、昨日の「ちい散歩」におもいっきり知り合いのお店が出てました(笑)
仲良し夫婦の和菓子屋 立川伊勢屋」ってのがそれです。立川にお越しの際はぜひ伊勢屋へ。


さ、本題へ。
その立川。VIP対応の立川ルミネ・オリオン書房をチクリメンバー2号が最近見に行ったら、今度はムサビ日記のポスターも貼られてたそうです。ありがたやありがたや。
店員さんに「売れてます?」と聞いたら「あんまり・・・」という返事だった、という情報も聞かされました。
・・・・ってそんなネガティブな情報はいらんのじゃーー。もっと明るくなるような話題はないのかー。早くしないとアマゾンのレビューを手羽が自分で書いちゃうぞ。「とっても面白かったです。でも手羽さんの日記が入ってないので残念」と星4つぐらいで書いちゃうぞ。


おく★ともさんからの情報を引用します。

新所沢の世界堂に行くついでにリブロへ寄る。手羽さんがよくやっているのをマネして…「ムサビ日記」を探してみました。

サブカルではなくタレントのコーナーに並んでいました。しかも千原ジュニアの横。
combook11.jpg

これで新所沢もムサビ日記ファミリーの仲間入りです。
もうファミリーといえば、橋田ファミリーか欽ちゃんファミリーかサンジャポファミリーかムサビ日記ファミリーかってぐらいの勢いですよ。


そしてチクリメンバー4号からも情報が。

所沢駅の駅ビルにある本屋「芳林堂」にて。

「ムサビ日記ありますか?」
「少々お待ちください…完売してますね。」
「え???完売???」
「入荷数が少なかったので。」
「ちなみに何冊入ってたんですか?」
「…2冊ですね。7月9日に入荷して、2冊とも売れてしまいました」

2冊って少ない(-_-;)
でも「完売」ってイイ響きですね♪

2冊でも完売は完売。小さなことからコツコツと。

ムサビ日記のあるお店6

毎日手羽ブログをチェックしてる人は大丈夫だよね?
ムサビは7月16日(月・海の日)は休みじゃないからね
「えっ?どういう意味?」という方。ここをもう一度読み直してください。


さて、本題に。

東京Z大の職員の方からもメールをいただきました。

ご無沙汰しています。
「ムサビコム」たまに覗いてます。
「ムサビ日記」町田ルミネの有隣堂にて発見いたしました。(買いませんでしたけど、じっくり読みました)
何故買わないの!!
嘘です。ありがとうございます。これで町田はムサビファミリーです。

他大学職員をも巻き込んでの調査。まだまだ情報受付中です!!


私は京王線・桜上水駅に隣接する柏文堂書店さんに行ってきました。

「あのー、ムサビ日記って本はありますか?」
「ムサビ日記ですか?データ調べてみますので少々お待ちください・・・あ、ありますね。こちらです」


店員さんが芸術コーナーに走っていく。
そのコーナーは「芸術(園芸・建築・写真)」。「そうか、園芸も芸術なんだなあ・・でもデザインノートも置いてるしここで間違いではないか」と思いながら店員さんの後ろで待つ。すると、「・・・おかしいですね。6冊入荷してるはずなんですが・・・こっちかもしれません」と違うコーナーに走っていく。

そこは実用書コーナー。「手紙の書き方」とかがあるコーナーです。「絵画技法」てのがあって、そこをチェックされてる。か、絵画技法?全然そんな内容じゃないんだけど(汗)スキージで頭殴りたい、とかそういう技法しか書いてないんですけど・・・。
でも、「ムサビ日記」と聞いてすぐに芸術系ってことがわかってくれたのは嬉しいっす。

「うーん、ここにもないですね・・ちょっと待っててください」とカウンターに戻って他の店員さんと話してる。
「ムサビ日記?それならこっちにあったよ」と他の店員さんが話してるのが聞こえた。

「お客様、こちらでございます」と連れて行かれた場所は



タレント本」コーナーでした。
combook8.jpg

ま、確かにあんなに堂々と大きく表紙に名前を出してる無名人はいないよね(笑)

手羽の将来の夢はタレントから宝石デザイナーになることです。

ムサビ日記のあるお店5

地方情報もちゃくちゃくと入ってきております。

まずは静岡相談会のために静岡入りしてるスタッフから。

新静岡駅前のショッピングセンター内の丸善でムサビ日記確認しました。
ノンフィクション?ということで、文芸コーナーに置かれてました。
上に日記つながりで鬼嫁日記が。
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combook10.jpg

ノンフィクションには間違いないです(笑)
進学相談会で地方にいくスタッフは本屋をチェック!!!


そして京都に行ってたuna-pinaさんから。

ムサビ日記本ですが、京都駅の三省堂、ジュンク堂には在庫なしでした…しかも二件とも店員さんに、『ワサビ日記ですか?』って言われちゃいました…関西はムサビ自体を知らない人が多いみたいですね…
この調査によって、ムサビの「弱い地域」が見えてきますな・・・。


関西というか、普通に生きてる人は「ムサビ」なんて単語知りません。それは高校説明会や相談会で重々分かっていたので、書籍化するにあたってタイトルをどうするかは一瞬悩んだこともありました。でも、「『ムササビ日記』と勘違いして手に取ってくれるかもしれない」とあえてそのままに。
よくいうじゃないですか。「困った時の動物と赤ちゃんとラーメン」だって。(それでいいのか)

今風のタイトルをつけるとしたらなんですかね。
「なぜ地方の美大は増え続けるのか?」とか?

ムサビ日記のあるお店4

チクリメンバー2号(ん?1号だっけ?どっちでもいいや)からメールが届きました。

立川ルミネのオリオン書房(ちなみに立川の大きな書店はすべてオリオン書房です。ルミネ店は立川でも1、2を争う売り場面積。)で発見。

エスカレーター前の「話題の新刊」コーナー。目立ちます。
combook5.jpg

美術関係の平台の横。
combook6.jpg

美術書コーナー。
combook7.jpg

南口店は売り場面積が上記店舗より少ないためか、美術書コーナーに正面向きで配置されてました。並んで会田誠さんの作品集が置かれてました。


・・・・この待遇はすごいですね・・・そこまでしなくても・・・・でも、ありがたやありがたや。もうこれで立川大好きになりました。最近ヴィレッジヴァンガードも出来たし。
手羽的には心のムサビへの最寄の中央線駅は立川としちゃいます。国分寺があんな感じだし。国分寺、もっと頑張ろうよー。





音量子さんの日記を読む限り、神奈川県はあんまり置かれてないのかな。


もしや、神奈川をテリトリーとするタマビ勢力によるものではなかろうか。
「ムサビ?何いっとんじゃ!こっちにはタマビってもんがあるぜよ」的な。


いや、わかった。
きっとムサビ日記を発見したタマビ関係者が中沢新一先生の本を上に置いたりして見えないようにしてるんだ。アースダイバーあたりを使って。そうに違いない。
もし、タマビ日記ってのが発売されて東京にあったら、上に原研哉先生の「デザインのデザイン」を上に置いてやる。

ムサビ日記のあるお店3

utoさんからメールが届きました。

父からメールが来ていました。
:ムサビ日記 紀国屋 美術評論コーナーで一冊あった 手羽さんに報告を!

仙台の駅前書店だそうです。
仙台に置かれてるのもびっくりだけど、それよりもutoさんのお父様がムサビ日記をチェックしてる方が驚きなんですけど(笑)。写真まで・・・
間違いなく、お父様も手羽先です!手羽先ファミリーです(嬉しい?)


そうそう。
「ムサビ日記のあるお店」ではないんだけど、Yahoo!で「ムサビ日記」を検索すると、
netbook.gif
オンライン書店boople.comがスポンサーサイトに表示されるようになりましたね。
これもちょっとだけ嬉しかったります。「それっぽいな」ってことで。

ムサビ日記のあるお店2

昨日は校友会の特別講演会が鷹の台キャンパスで行われました。講演者は工業デザイナーの奥山清行さん。

視覚伝達デザイン学科卒業。Pininfarina社(伊)デザインディレクター。デザイン総責任者としてFerrariやMaseratiなどの世界の自動車、Ducatiなどのオートバイ、電車、航空機、船舶などをデザイン。同時に自身の事務所では各種工業デザインのほか、KEN OKUYAMAレーベルにて眼鏡、山形工房より家具の製造販売も。他、講演、執筆など活動は多岐に渡る。
奥山さんについては何度か日記で紹介してますね。

事前申込みすれば誰でも聞ける講演会だったんで、「募集も始まったし、ぼちぼち日記で書こうかなー」と思ってたら、先着順受付だったんだけど、募集開始してすぐに定員になっちゃったんです。いやー、すごかった。

奥山さんの話をすんごく聞きたかったんですが、私は高校説明会があったので参加できませんでした。
高校説明会の場所は北千住。「キタセンジュウ」と入力しても変換してくれないんですよ。ようやく理由がわかりました。「キタセンジュ」なんですね・・・。いわゆる「ヨボウセッシュウ」みたいなもんか(すいません。ムサビの人間しかわからないネタで)

ちょっと時間があったので、高校近くのコーヒー屋さんへ。メールをチェックするとハムコさんからメールが来てる。

吉祥寺ロンロン。ここでは中央線のとなり。ドンピシャ!
combook4.jpg

「中央線」とは「たのしい中央線」のことです。2冊隣がムサビ特集の「たのしい中央線」なので、できればその横がよかったんだけど。でもさすが吉祥寺の本屋さんはシャレがわかってるというか置く場所がわかってますね。

ハムコさんからはこんなメールも届いてました。

昨日、国分寺の紀伊国屋で「ムサビ日記はどこですか?」と聞いたら、礼儀正しい店員は 「すぐにおしらべします。ワサビ日記ですね?」と言った。ワサビじゃないもん。しかも新刊だというのに棚ざしだった。
国分寺〜。吉祥寺ぐらい頑張ろうよ。


そしてひだまりさんからも写真が届きました。

ルミネ新宿。
combook3.jpg
ルミネってことはブックファーストかな?表紙が見えるように棚に並べることを業界用語で「面陳(めんちん)」っていうそうです。単純な平積みよりも「気にしてます」感が出ててなんか嬉しいですね。


そしてコメントでいただいたものも紹介させていただきます。
まずはタウ子さんからいただいたコメント。

渋谷のブックファーストのアート書籍コーナーにありました。
ムサビ日記のファンなので、購入させていただきました
「タウ子」ってことはあちらの大学ってことですよね。。。ムサビ日記ファンなのに何故タマビなんかに(言っちゃった)・・・。ってそんな話は置いといて。渋谷!やったー!若者の街・渋谷(死語)を制覇!

次にmasuo2さん。

私は近畿に住む 受験生です。はじめまして!大阪の心斎橋にあるスタンダードブックストアという私の大好きな本屋さんで、ムサビ日記発見しました!!ご存知かもしれないと思いましたが、なんだか嬉しかったので報告させてもらいました!
おおおお。大阪にもちゃんと置かれてるんですね。ハムコさんの話は本当だった。うれしいいい。うれしいので、リンクもはります。
スタンダードブックストア
オシャレ系な本屋さんですな。
あ、masuo2さんは受験がんばってね!

九州・四国・東北・北海道情報をお待ちしておりまーす。

ムサビ日記のあるお店1

歓送迎会の帰り、電車の中でメールチェックをしたら画像添付付きのメールが2通届いてました。

1通目は友達から。送信時間は5日の21:23。

画像送ります。吉祥寺某書店店頭。
comboook1.jpg

2通目はハムコさん。送信時間5日の22:01。

ブックスルーエでは入口正面に二列積みです。
combook2.jpg

ほとんど同じ画像を連続でもらってました(笑)
40分の間に1冊も売れてないことが判明してるけど(涙)

ブックスルーエさんが入り口にポスター付きの2列積み。ブックスルーエさんではよく本を買ってるけど、もっと好きになりましたよ。

ちなみにブックスルーエさんでの分類は「エンターテイメント >ヤングエイジ >ヤングエイジその他」だそうです。ヤ、ヤングエイジ?!


とりあえず今わかってる「ムサビ日記を置いてる場所」は
●吉祥寺・ブックスルーエ
●国分寺・紀伊國屋
●新宿・紀伊國屋
●ジュンク堂
●池袋・リブロ
●首都大学の生協(笑)

ジュンク堂での分類は、「芸術 > 美術評論 > 美術エッセイ」。び、美術評論?!ドキドキ
ちなみにジュンク堂って「久堂淳(クドウジュン)」さんの名前からジュンク堂になったってのは・・有名すぎて自慢にもなりませんね・・・。


も、もしかして、けっこうあちこちに置かれてるんじゃないか?ハムコさんからも「あなた、『少ない初版』と書いてるけど、全然少なくないわよ!全国に配本されてるのよ」とクレームメールをもらったし。
横浜ルミネ5F有隣堂には無かったそうだけど・・・。きっと音量子さんはいつものごとく「『週刊東洋経済』と『会社四季報』と『株価総覧』と『ムサビ日記』はありますか?」とややこしい質問をしちゃったから店員さんが見つけられなかったんじゃないかと。


近所の浜田山TSUTAYAをチェック。

ありました。太田垣晴子さんの横にありました(笑)これで一安心。




ここで突然、ムサビ日記を紹介してくれてるサイトを紹介するコーナー!

第1回目はデ情・佐藤先生です。
Das Otterhaus jsato's Talk + Information
佐藤先生にサイン付きで献本させてもらったんです。「いやー、先生のサイトで紹介してくれなくてもいいのにー」というメモと一緒に。(ほとんど脅し)
実は佐藤先生はムサビ日記と切っても切れない関係があるのです。
その答えは佐藤先生のコメント欄に書かせていただきます。
今明かされるムサビ日記の秘密!!



さ、後は最近すっかり更新されていないI泉先生の書評ブログだな。(かなり脅し)

ムサビ日記本が出来るまで2

これまでの話::
ムサビ日記本が出来るまで1

ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
手羽イチロウ

by G-Tools
・・・・・・・・・・・・・

ただ、一番心配だったのは「ムサビコムがムサビ公式サイトじゃない」ってこと。
(詳しくは「ムサビコムってなに?」はこちらをご覧ください)
有志が作ってるサイトであり、「適当飲み部」みたいなものです(笑)
そういう非公式サイトを大学公式である「株式会社武蔵野美術大学出版局」が本にしていいのだろうか。

そのあたりのことを正直にハムコさんに話しました。
●ムサビ生の面白さを出すために非公式という立場をとっている。広報課が作っているものではなく、「たまたま広報課にいる手羽が運営してるサイト」である。
●優等生的な日記を目指していないので、面白いと感じてくれる人も多いけど不愉快に感じる人ももちろんいる。
●学生生活がメインに書かれているから、本にすることによって外部よりも内部からクレームが出ることは予想できる。
●実際、ムサビコムをスタートした年にある部署から広報課へクレームがついたこともあった。
てなあたり。


そして一方で「どういう本にしたいか」も提案。
(1)掲載するのは2006年4月から2007年3月までに書かれたもの。OBは対象外。
(2)時系列に学生ブログをまとめる。
(3)スタッフブログ(手羽とおきなまろさん)は入れない
(4)できるだけムサビのイベントを入れる。
(5)タイトルは「ムサビ日記2006-リアルな美大の日常を-」

(1)についてはかなり悩みましたね。珍念くんや小春さんなどの日記は大人が読んでも面白いものが多く(未だにファンも多い)、正直なところ、それを本として残してあげたいなーという気持ちが(今でも)あります。ただ、これをやりだすとキリがない。OBにページを割くよりも現役学生さんの日記を載せるべきだと自分の中で結論を出しました。

(2)は、日記ライターごとにまとめるのではなく、時系列にシャッフルすることを最初から考えていました。ライターの特徴が出るのは前者の方法ですが、私のイメージとしては「最強の美大生を作る」だったので(笑)多分読みやすいのもこっちじゃないかと。

(3)は本を売るときに「学生とスタッフの日記が載ってます」よりも「学生の日記だけで構成されています!」の方が売りやすい(説明しやすい)と思ったから(笑)
ムサビペディアだけ載せるという案もあったのですが、ここはすっきりと。そうだ。学生さんの日記に註やコメントをつける形にしよう。適当なことを書けばいいんだから、それは楽勝だね(この判断が後で命取りに)

(4)はなんだかんだ広報の人間なので、「ムサビ歳時記」みたいな本になってムサビの宣伝ができればなーと。ただ、これについては心境の変化が生まれ、変更になりました(詳しくは後日書きます)

(5)は「ムサビ日記2007」が販売されたらいいなーとつけたのだけど(野心家)、ハムコさんに却下されました(涙)そんなに世間は甘くない・・・。



そして、ダミーページ・・こんな感じのものをイメージしています・・てのを作って、ハムコさんに渡す。


3月中旬。
ムサビ日記メンバーに「本になるかもしれない」と連絡する。この段階ではポシャってしまう可能性もかなり高いので極秘扱い。3月末に出版局の会議があるので、その席で本になるかどうかが確定される。

ただ、それまで待ってる時間がないので、日記の選定作業を進めないといけない。さて、ムサビ日記を全部読み返してみるか・・・。


つづく。

ムサビ日記本が出来るまで1

ムサビ日記が本になるまでの経緯をちゃんと書いてなかったですね。
いきなり4月1日に「ムサビ日記が本になります」と書いちゃったし(笑)
もうすぐ書店での販売がスタートするので、記録と宣伝の意味を込めて。

ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
手羽イチロウ

by G-Tools
・・・・・・・

それは2007年3月上旬、ムサビコムオフ会直前ぐらいの出来事でした。

武蔵野美術大学出版局のハムコさんが(確か)通信卒展の作品撮影で鷹の台校に来てて、1号館でばったり出会ったのが全ての始まりでした。
「最近どうっすか?」みたいな会話から、「タウトが撮ったニッポン」 の話。ちなみに著者の酒井道夫先生は私もお世話になってる1人でして、酒井先生がいなければ今の自分の「立ち位置」は変わってたかもしれません。そういう方なんです。

そんな中で「そうそう。ムサビ日記を本にするってどうっすか?今までカタイ本が多かったし、タウト本もそうだけど、そういうやわらかいコンテンツ系を出版局はもう少し増やしてもいいんじゃないっすか?」と、立ち話的なかなり軽い話題として提案したのです。

「あら、いいわねー。やろうやろう」とハムコさんもかなり軽い感じの返事。きっとすぐに忘れてるだろうなあ・・。自分も半分は本気だけど、半分は現実味のない話だとわかってるし、ま、いいか。また来年にでも出版局に売り込むとするか。こういう積み重ねが大事なんだよね。


すると翌日。ハムコさんから電話がかかってきました。



「昨日の話、企画書作ってるんだけど、オープンキャンパス合わせの発行でいい?」

ええええええええ!?!?

オープンキャンパスで発売するのは確かに一番いいタイミングだとわかってるけど、本ってそんなにすぐ出来ちゃうものなの?既にテキストデータが存在するから、一から文章を作ることを考えればかなりの部分が省略できるけど、それでも実質3ヶ月ぐらいしかないわけで。。。いくら手羽が出版のド素人だといっても、それがどれくらい大変なのかはわかるわけで・・・しかも、あたいはオープンキャンパスの担当者。ただでさえあの時期忙しいのに、余計な仕事を増やしたくない・・・そうだ。「進学相談会東京会場あわせ」でどうだろう。相談会もそれなりに忙しいけど、オーキャンに比べればまだ時間があるし。うん。それがいい。それでいこう。

てなことを頭の中で0.8秒ぐらいで考え、ハムコさんにかなり遠回しに説明する。弱気な手羽。
でも、ハムコさんからはこんな答えが。

「ま、普通は本にするまで最低半年見るけどね。でも多分大丈夫。何よりオープンキャンパスで出すことに意味があるでしょ?

男前だ。ハムコさん、かっこいいっス。その通りっス。手羽、どこまでもついていくっス。オープンキャンパスあわせでやるっス。


そんなこんなでムサビ日記書籍化プロジェクトが始まったのでした。
続く。