2007年11月06日

この犬の埴輪、いくらですか?

日本美術史の教科書であり工芸論の教科書でもある『日本造形史 用と美の意匠』の図版に埴輪の写真があって、それを見ているうちに埴輪が欲しくなった。家や人物の埴輪を家に置いておくのもなにか恐ろしいので、犬の埴輪が欲しい。木の枝で無造作に空けたような目が可愛い。


埴輪はどこで売っているのだろうか、古美術商に行けばよいのだろうか、などと考えながら「埴輪 販売」でGoogle検索をして見ると、レプリカを製造販売しているサイトが引っ掛かった。縄文土器から埴輪、銅鐸まである。下らない、と思った。


さらにGoogle検索をすると、とある古美術商のページに状態のよくない男性頭部埴輪があって45万円、埴輪を蒐集している人っているのだな。この価格は考古学的な価値なのだろうか、それとも美術品としての価値なのだろうか。とりあえず、きれいでかわいい犬の埴輪はサラリーマンに手の届かない価格だろうということは推測がつく。


古墳時代にお墓のお供え物として出来たのだから、そういうものを購入して家に飾っておくというのも変なことで、犬の埴輪の購入はあっさりと諦めがついてしまった。

Posted by phonon at 2007年11月06日 22:12
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コメント

宮崎では普通にお土産物として売ってますよ、埴輪。もちろんレプリカですが。ついでに言うなら、普通の民家の庭先に置かれてたりします、埴輪が(笑)。近所の耳鼻科の玄関にも、踊る人の埴輪(かなりでかい)のがソテツと一緒にささってます。

Posted by ふか at 2007年11月07日 09:00

ウィキペディアで調べると宮崎には古墳がたくさんあるようですね。『古事記』をはじめ神話とも関係がありますからねー。

知事は宮崎産埴輪のプロモーションはされているのでしょうか。

Posted by 音量子 at 2007年11月07日 20:54
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