2007年05月31日

感染症について 2

日本に帰ってきて、どうも赤痢にかかっていることが濃厚になって、保健所に行って検査をしてもらった。保健所の人はなぜもっと早く来なかったのだという態度で、結果が出るのは翌日だったけれど、本当に赤痢に罹っていたら二週間だか三週間だか隔離されるから、とりあえずその足で会社へ挨拶をしに行った。


上司はなぜ会社に来たのだという顔をして青ざめた。インドから無事に帰ってきましたと挨拶して、かたい握手をしてもらった(本当はこんなことをしてはいけない)。
翌日の朝、そろそろ救急車が迎えに来てそのまま隔離されてしまうのだろうなと家で悶々としていると、保健所から電話があって陰性だったとのこと。保健所の人は全く腑に落ちない口調でまた残念でもあるようで、どうしても僕を隔離施設に入れたかったようだ。


その日は会社へ行きお土産のチョコレートを庶務の女性に渡したけれど、誰も手をつけなかった。同期のKさんが、「何を気にしているんだ。ばかばかしい。」と言って真っ先にチョコレートを食べた。翌日、Kさんはお腹をこわして会社を休んだ。

Posted by phonon at 2007年05月31日 22:17
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