2007年05月29日

感染症について

もうずいぶんと前のことになるけれど、インドへ行ったときに同じホテルの日本人宿泊者から「市販されているミネラルウォーターは井戸水だ。飲まないほうがいい。」と聞いたけど、なーにそんなことはあるまいと思ってインドのミネラルウォーターを飲んだら、とたんに下痢をした。後年、NHKのドキュメンタリーでインドのミネラルウォーター製造現場を見たけれど、井戸水どころか、雨を屋根から樋経由で甕に溜めたものをペットボトルに詰めていた。


結局ニューデリーでダウンしてしまって、日本大使館に連絡して病院を紹介してもらおうと思ったら、けんもほろろというか全く相手にされないというか、在外公館の役人はそれから全く信用していない。
ホテルの人に頼んでリクシャーを呼んで医者に連れて行ってもらった。ニューデリー郊外の一等住宅地にあるきれいな医院で、医者は当然インド人で、下痢も嘔吐も英語で言えなかったけど、医者は身振り手振りで症状を聞き出した。うまいものだなと思った。


リクシャーでホテルへ帰るときに、運ちゃんはこの半死人の病人をマーケットに連れ出し、みやげ物を買わせようとした。インド人の商魂は見習わねばならない。
薬を貰い三日間絶食したけれど、日本に帰ってきてインドで貰った薬について近所の医師に調べてもらったら、細菌性赤痢用のかなり強い薬ということが分かった。

Posted by phonon at 2007年05月29日 20:20
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