2006年05月21日

『京都いきあたりばったり』

京都に行き始めた96年頃、タクシーに乗ると「最近は観光客も修学旅行生も減ってしまって...」と運転手さんは嘆いていたけれど、ニューヨークのテロ以降は国内旅行に人が回帰したようで、桜と紅葉の時期以外はオフシーズンで予約のしやすかった京都のホテルも、値段も上がって部屋もなかなか取れなくなった。


古都の人気が盛り上がりはじめた3、4年前から京都本が何冊も出版されて、なかには面白い本があるけれど、案外知られていないもので面白いと思った本に、京都新聞の記者中村勝と写真家甲斐扶佐義の『ほんやら洞と歩く 京都いきあたりばったり』(淡交社)と『京都 みちくさの景色』(京都新聞社)がある。


もともとは京都新聞の夕刊に連載されたものを単行本化したもので、地元の商店街を中心に、町の風景を写真と文で綴る飾り気のない本。
この本の影響で一時期、京都に移り住もうと思いつめていた。


ほんやら洞と歩く?京都いきあたりばったり
ほんやら洞と歩く?京都いきあたりばったり中村 勝

淡交社 2000-05
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Posted by phonon at 2006年05月21日 17:16
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