2006年03月23日

敷地内の電柱

自宅の敷地内に電柱がある家というのはめずらしいと思うけれど、お隣さんに電力を供給するための電柱が祖父の代から実家の西南隅にあって、はじめは木の電柱だったものが朽ちてしまって、次に鉄製で細めの街路灯に使われるような電柱に変わって、それも錆びて今は普通の道路にあるコンクリ製のぶっとい電柱が立っている。ある日家に帰ってきたときに、敷地内にこれを見つけたときには驚いたけれど、世の中には不思議なことがあるものだと思って、そのこともいつの間にか忘れかけていた。


昨年、関東南部で大きい地震が何回かあって、母親は電柱が倒れてきたらどうしようと本気で心配したらしい。2階の窓から見ると、もし倒れてきたとしたら電柱の上から四分の一が家にめり込みそうだ。さらに、前回強引にぶっとい電柱を立てた上に、錆びた古い電柱をおきっぱなしにしたのが、母親の癇に触ったようだ。
電力会社の人を呼んで撤去してもらうように頼むというから、どのような論理で交渉を進めていくか言い含めておいて、今朝実家を出た。


昼前に実家から電話がかかってきて、撤去を認めさせたとのこと。これで庭の風景も少しすっきりする。

Posted by phonon at 2006年03月23日 22:19
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