2005年10月05日

古都の伝説

小学生か中学生のころ、正倉院に代表される校倉造の建物は、夏季は校木が膨張し冬季は収縮することによって湿度が一定に保たれる。よって、収蔵物の保存に適していると習ったが、大分後年になって俗説と知り、何か裏切られたような気がした。


去年の9月、震度5弱か5強の地震があった翌日に、奈良に行った。被害は全くないようだった。東大寺三月堂に行くと、昨日の地震でも像は1センチも動きませんでした、と僧侶が自信満々に語った。


台風が近づいていて、目抜きの三条通りでは店が早仕舞いしてしまい、まだ明るいのに観光地の中心で人がほとんどいないという珍しい光景を見た。新薬師寺の近くのそば屋でビールを飲んでいると、店のご主人が言うには、台風が近づいているけれど奈良からは絶対逸れますと、こちらも自信満々であった。
気象庁の進路予想は奈良市直撃だったのだけれど、ものの見事に台風は逸れて、風が少々強いくらいだった。

Posted by phonon at 2005年10月05日 19:55
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