2008年05月04日

最近読んだ本から

不揃いの木を組む不揃いの木を組む
小川 三夫

草思社 2001-05
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「学校の先生と生徒は本来は子弟だよな。」


「先生と生徒はまだまだ他人だよ。先生はほんとうにその子が立派に育って欲しいと思っているんだろうか。」


「あるいは思っているかもしれないけれど、実際そうしているようには見えないよ。無事に何もなく静かに卒業していってほしいと思う方が強いんじゃないか。」


「弟子は親方のために滅私奉公をするわけだ。親方のほうもそうだものな。自分のことを殺している部分があるんや。親方と弟子、その両方の側の忍耐、それがあるから、思いやりも出るのだし...」


otoryoshi@gmail.com

Posted by phonon at 2008年05月04日 00:25
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コメント

この本の装丁は、田村義也(わが恩師)でしょうか? 
師の背をみて、子は育つ。。。
「本は背がいのちである」といつも師匠は言ってました。

Posted by ハムコ at 2008年05月09日 13:16

そうだったのですか。この本は草思社の中でも売れ筋でしょうし、著者のユニークさから今後も版を重ねて行くと思います。

装丁は今見ても古くないですし、これから味を増して行くのではないでしょうか。

Posted by 音量子 at 2008年05月09日 21:15
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