2007年05月26日

修学旅行は四国・九州でした

今頃は修学旅行のシーズンで、暑い中、京都奈良は今日も学生が押し合いへし合いしているだろうけれど、ティーンエイジャーに古美術を見せる教育的効果はどこにあるのだろうか。将来、美術や歴史や古典を勉強しようとしている高校生には有意義と思うけれど、日本の宝だからといって、小学生中学生に法隆寺釈迦三尊や百済観音を見せたって何も分からないだろう、と思う。


なれない土地で、バスのシステム一つとっても分からないから運ちゃんにどやされて、テキ屋のおじちゃんおばちゃんに大切なお小遣いを巻き上げられて、大していいことないと思うのだけれどな。京都市民にしても、修学旅行生を暖かく見守る人と冷ややかに見る人に分かれるようだ。


龍安寺の石庭には石が何個あってその内の一つはどの角度からも見えないとか、三十三間堂の千手観音を見ると中に必ず知っている人と似た像があるとか、どうでもいいことを大人から吹き込まれて、修学旅行で京都奈良に行かなくてよかったなととりあえず思ってみる。

Posted by phonon at 2007年05月26日 12:03
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