2006年05月03日

『バーナード・リーチの日時計』

工芸論のレポートのために陶芸家濱田庄司について調べていたら、1920年(大正10年)バーナード・リーチの帰国に同行し、英国セント・アイブスでともに作陶生活を送った、との記事をいくつかのWebで見つけた。


C.W.ニコルの本に『バーナード・リーチの日時計』というエッセイ集があって、著者が若い頃知り合った「仲省吾」という老人との交友について語られている。1964年の冬に老人は衰弱しうわごとのようにリーチについて語るのだが、ある日ニコルは新聞でリーチ来日の記事を読み、連絡を取ってリーチを老人に引き合わせる。


仲省吾という名前でWeb検索をしてみると、記事の断片からかなりの資産家であることがわかる。C.W.ニコルのエッセイの最後の方でも火災で窯を失った若き日のリーチを後援したとある。
このように脇道にそれてばっかりいるから、工芸論のレポートはなかなかすすまない。

Posted by phonon at 2006年05月03日 20:56
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