2009年03月02日

【質問責めその3】彫刻学科在籍の自分・前編?

こんばんは。
そろそろ暖かくなるからエスニックファッションに挑戦しようかな〜、とおもったら。
明日は雪ですか。そうですか。三寒四温ってやつですか。
何かと物事のタイミングをはずしてばかりです。
 
 
 
話は変わって、

【質問責めしてみる?】

の続きをば。
今回は「彫刻学科の自分」がテーマです。
 
 
 
まずはぽこさんから。
 
 

こんにちは。赤岩さんは、なぜ彫刻学科を選びましたか?気になります。

 
 
大体このときの日記にまとめてあるのですが、もうちょっと補足しますね。
それにしても、精神のどん底期に書いたもんだから何もかもがネガティブ思考な文章だ(汗)。

上記の日記では「平面より立体のほうが面白そう」と書きましたが、
もうちょっと厳密に言うと、公募展とかでも平面作品だとパッと見でスルーされそうなところでも、
立体作品ならとりあえずは360度ぐるーっと回ってみなきゃいけないから、
その分『見る時間』は多くなるので人をひきつけられるだろう、とか考えてました。
 
本当は、『見る時間』ではなく『観る時間』を考えなければいけないんですけどね。
単なる1分1秒という流れではなく、その作品と関わった時間のなかで何ができて何が生まれるのか、などなどを。
本当に、当時の自分は考えなしでした。
 
 
 
次に、るぱんさんからの投稿です。文章がちょっと長いので少し切りながらお答えしますね。
 
 

はじめまして赤岩さん。卒制おつかれさまです!某美大彫刻科のものです。

 
 
お、同分野の方からの投稿嬉しいです。自分はもう立体作ってないけど(汗)。
よろしければ、どこの学校かWEB拍手でコソーリ教えていただければちょっと嬉しいです。掲載はしませんので。
 
 
早速質問です。大学生活で得たもの、こうしておけばよかったと思うことはありますか?

 
 
大学生活で得たものは…今はまだ自分のなかでもぐちゃぐちゃしてまとめきれないでいます。
年を取ってから具体的な言葉で表現できるようになるのかな。
こうしておけばよかったというのは、やっぱり作品製作と学外の人との交流でしょうか。割と小平に引きこもっていたので。
そんな未練が強かったから「フツーの就活」を捨てて教務補助になって、
フリーターみたいな生活をしながらイラストレーターを目指してみよう、と思うようになったのだと思います。
 
 
私は最近、不安です。サークルもやってないし、引きこもりがちだし!何がしたいのか見失いました。
でも、来年度は、なんとか、、したいです。。何かアドバイスもらえたら嬉しいです。

 
 
ええと、サークルやっているからってその人の人生が充実しているかどうかは別だとおもいます。
自分は逆に彫刻にのめり込めなかったので、工房で一生懸命汗水流して制作している人を見ると、
やっぱり自分が「悪い子」に思えてきてつらくなって、また工房にいけなくなって…という悪循環になったり。
卒制くらいになってようやく「立体じゃなくていいじゃん、自分の好きなもん作れば」と吹っ切れるようになれましたが、
いまどきのネットスラングで言う、「リア充」という概念にとらわれすぎていたのかもしれなかったです。
 
その分、本当にたまたまなのですが、「ちびくろ」というとんでもないサークル(褒め言葉)に出会えたから良かったけど、
それが100%正解かどうかは分からないし、点数化するものではない気がします。
 
あとは、いい意味で無理しないこと、ちょっと足を踏み出す地点を見つけることかな…自分は偉そうなことはいえないけど。
彫刻学科ということもあってか、大作を作らなきゃいけないという変な義務感にとらわれていた時期がありましたが、
今の自分にはそれが無理だと分かったので、まずは小さい作品をたくさん作ってます。
最初から100号キャンバスを1枚描き切るのが無理なら、0号を何十枚と描いてみてからいずれは挑戦してみよう、って感じで。

…あくまでも「自分の場合は」ですけどね。
人によっては思い切ってどでかい彫刻を作ってみてから、その中から何かを見つけ出すほうがいいのかもしれません。
 
 
 
3番目ははじめましてさんから。コレは自分も悩みました。
 
 

美大に入って人間関係で悩んだことはありますか。 正直うまくいっている状態がどんなものかわかりません。

 
 
自分の場合サークルにのめりこみすぎた分アトリエにいる時間が少なかったので、彫刻学科の人と打ち解けるまで時間がかかりました。
友達がいなかったわけではないけれど、なんとなくコミュニティには入れていない感じがしたというか…今も自信がないけど。
 
ただ、友達が少ないからってその人が「悪い人」というわけではないし、逆に交友関係を広げすぎて収拾をつけられなかったら意味がないし。
要は、自分の身をどのフィールドに置くかを今一度見直すといいんじゃないかな、ということです。
 
 
もしかしたら、学校制度に縛り付けないほうがその人の幸せに繋がるかもしれないし…学校ブログにあるまじき発言かも知れないですが。
 
 
 
…以上アドバイス的なコメントをしてみましたが、あくまでも赤岩の一意見なので参考にならないかもしれないです。
私的な身分でブログを書いているということでご了承いただければと思います。
 
 
 

思ったより作品製作がらみの質問があったので、後編に続きます。
あと自分はいま彫刻から離れている状態なので、バリバリ制作に励んでいる同級生からもコメントがもらえれば、それで番外編的な日記も書こうかと思ってます。
 
 
 
 

Posted by akaiwa at 2009年03月02日 20:30
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