›2007年01月30日

卒業制作展・最終日

野外展示と11号館を一通り見て、卒業制作の大体8割には目を通したはず。
駆け足だったのでじっくり見れませんでしたが…特に映像作品は、時間がなくてあまり見れてません(汗)。

卒業制作展の期間中ずっと学校に足を運んだわけですが、なぜ自分がこんなに(形だけでも)がんばったかというと、それには二つの理由があります。


一つは、やはり先輩の作品を見たかったから。
残り少ない学校生活でどんな作品を作っていくかを、作品鑑賞を通じて少しでもイメージできたらいいな、と思っています。
彫刻に限らず、デザイン系も見て回ります。知っている表現方法が少しでも多いほうが有利な気がするので(あくまでも「気」だけなのですが)。


もう一つは、「展示する」という行為を勉強するため。
人にものを見せるということはどういうことか、色々な「見せ方」を元に心構えと効果的な方法を考えて将来に生かしたいと思うからです。
いくら作品がよくても、見せ方がへたくそで印象を損ないたくないですし。
(見せ方だけよければいい訳ではありませんが)

例をあげて言ってしまうと。
今回特にファイン系でちらほら見かけたのですが、がらんとしたアトリエに作品がぽんぽんっと置かれているだけの部屋とか。
キャプションがないので題名も作者名もわからない、ということが何回かありました。
別に名前だけで売るわけではないにせよ、題名も作品の一部だという人もいますし、作者名がわかれば後々検索にかけることだって出来ます。
それに、ものに名前をつけることで人は安心する、ということもあると思います(←五味太郎の絵本の受け売りですが)。
なので最低限、題名と作者名はわかるようにしておくといいと思うなあ、と私は思います。
(ファーレ立川の野外彫刻のように、あえて題名がわからないようにして見せるやり方もありますが)

そういう意味では、デザイン系の展示は参考になります。
言葉やボードで説明をして相手を納得させる必要があるから、見易さやわかりやすさをきちんと考えている人が多いと思います。
ファインアートの場合はわかりやすさを第一に持ってこないことが多いので、デザインの考え方をそっくり持ってくることは出来ないです。
それでも「作品を見る人がいる」という意識を忘れてはいけないはずなので、一つでも学ぶべきところはあるかと思っています。


さて、明日は片づけだ。
あの土どもを戻さねば…。

Posted by akaiwa at 00:26 | Comments [0] | Trackbacks [0]

›2007年01月29日

卒業制作展・3日目

3号館の案内板が異様に多くて笑ってしまった赤岩です。
新2号館の裏になって見えづらいうえに、いつの間にかフェンスで覆われていたからなあ。
学内でも「え?3号館ってどこにあるの?」といわれることシバシバ。
版画の6号館と並んで、ムサビ内で影の薄い校舎になっております。
今の彫刻学科の人には、思い出の場所なんですがねぇ(1年生のアトリエと3・4年の鉄・鋳造工房があります)。でも来年から1・2年生も新2号館にお引越し。

昨日は3〜5号館・図書館のファイン系作品を中心に見ました。残るは11号館とグランドの立体作品、それと映像と論文もきっちり見たいな(汗)。

いまさら言うのも遅い気がしますが、ファイン系志望の方にアドバイス。
ファイン系は(デザイン系もだけど)やはり学部より院の作品のほうが「熟している」感じがしました。
経験年数が違うんだから当たり前なのだろうけど、「自分が書きたい表現」を人生単位で追求する(と私は思っている)のだから、やはり学部の4年間では出来ることに限りがあると痛感しました。
(自分は新卒で就職する気なのですが…事情があるので)
なので、「なんとなく美大が気になるからいい作品を見てみたい」という人は、院の人の作品を抑えておくといいかもしれません。
ただ、それでも「ぐっと来る」作品に出会えなかったら…「美術の世界は、自分の想像よりもずっと多方向に広がっている」ということで勘弁してください。
(油の4年生に「塑像作品がもっとあるかと思った」といわれたので。うちの彫刻はいわゆる現代アート寄りですし)


因みに自分は、5A号館4階にあった菊の花の絵(たぶん日本画)が良いと思いました。
見ていて怖かったです。


さて、今やっている卒制以外の展示の話を。

★中崎透「ROCKET×ROCKET」
→第2校舎という、初心者には非常にわかりづらい場所です。
17時30分から本人によるパフォーマンスをやっています。
その内容の説明は…某彫刻助手の「あいつバカでしょ!」という言葉を引用するにとどめておきます。
縦社会にがんじがらめになった人には「時間と心拍数返せコノヤロー!」といわれるかも(そうでもないか?)。

★壁ぎわ展
手羽さんも紹介してます
でも「助手連中が(以下略)」って、主任教授も展示してますから!!

今日は雨模様。屋外展示の人が大変だ…。




›2007年01月28日

卒業制作展・2日目

昨日は7・8・9・10・12号館を一通り見回ったあと、夜からちびくろのOBと飲んでしゃべって。
そして今日はちびくろの有志の子どもと卒業生の作品を回ってきます。


●昨日ツボに入った作品●

★8号館2階、IDコース「点滴スタンドのデザイン」
→両親とも病気になったからか、こういうのが気になる。量産して欲しいと思ったけど、病院は什器にお金をかけられないから(色々な意味合いで)、広まるかなあ。

★7号館1階、視デ「ぷらすでり」(だったかな?)
→ものを介しての「ちょっとした」介護も必要だと思った。

★9号館5階、芸文「給食の時間のリデザイン」
→食育が叫ばれている割には、給食は未だに大量生産的なままなのだなと感じた。

そして、ちょっとここで「赤岩も勝手に宣伝コーナー」(笑)

今回自分が手伝った作品を紹介します。

まずは7号館テラスの、服とジオラマのインスタレーション(題名失念…ごめんなさい手元に図録がないんです)。
土を運ぶのが大変でした(笑)。
因みに「テラス」というのは、7号館の一番9号館側(中央機械室のプレハブの裏)にある階段を上がると行けます。
あるいは、7号館2階の空デの展示室から外に出るほうがわかりやすいかな?
せつめいしづらい場所ですみません…。


そして、9号館5階「お菓子と子どものワークショップ」。
自分は骨組みを組み立てるところを手伝いました。某ちびくろ部員のドリームワールド(笑)。
小さいお子様は重石がるかと思われます。
ただ、結構「姉羽設計」なので(例えが悪くてすみません)よっかかったりしないでください。お子様をお連れの方は、壁を打ち破らないようにいっておいてください(笑)。

内側の壁で、私が待っております(笑)。
↓顔写真じゃないからセーフ、かな?




›2007年01月26日

卒業制作展・1日目

なのに。
 
 
 
 
 
11時起床。
 
 
 
 
昼からちびくろの事務作業(図工教室のお知らせの郵送)。
 
 
 
 
 
せっかくの大展示の日に何やっているんだ自分…。

でも少しながら作品を見てきました。

個人的に面白かったのは、
★9号館WEBスペースの松浦あじゃ写真展。確かに、警察に捕まりそうなことをやっていますね(笑)
★12号館地下の建築学科(?)の作品。木製の円柱の部屋に入って、中にあるスイッチを押すと下から風が起きて…この先は秘密。見た目ファンタジーみたいで面白かったのですが、実際に経験すると●●がびしびし顔に当たって(笑)。


明日はもっと見るぞ〜!

ところで、この卒制展期間中に、それとは関係のない展示を2つチェックしています。
今日はそのうちのひとつ、MAU美さんの個展に行ってきました。
(MAU美さんについては手羽さんの日記のこれこれをご覧ください)


実は、自分が初めてムサビに行ったとき(高3の冬に道順チェックのために)、課外センターで展示をやっていたのがMAU美さんだったんです。
そこでGパンの木彫作品を見て感動し、「自分も将来こんな作品を作るのかなあ」と思い、テンションが高くなりました。
…一浪を経て同じ学校に入った後、今の自分はもう立体作るのかも怪しい状態ですが(汗)。


今回また、あのときのGパンの作品に再会しました。どうやらあのあと「旅をする木」(創作テーマ)の仲間が増えた模様。そして最近は漆や小口木版にもトライしているとのこと。
作品を見ていて面白いので、この先追っかけてみようと決心。ストーカーにならない程度に(笑)。


本名がわかってしまいますが…隠すのももったいないので、展示場所の紹介を。
鷹の台駅前「松明堂書店」の地下にあるギャラリーです。
1月29日まで、11時〜19時(28日は16時まで)開廊です。

あそこ、単なる街の本屋さんじゃなかったんですよ、地下はすごいことになってるんですよ…って、ムサビ生だったらみんな知ってるかな(汗)。
受験生はあまり知らないと思うので、卒展に行くのに西武線を使う人は、帰りがけによるのをお勧めします。

Posted by akaiwa at 23:21 | Comments [2] | Trackbacks [0]

›2007年01月16日

手羽さんごめんなさい。

私、非ムサビ民です(ガクガクブルブル)。

「東京タワー」見忘れました(ガクガクブルブル)。

私を危めないでください(ガクガクブルブル)。

西原理恵子さんの●●●、あげますから。
(何か思わせぶりだなあ・笑)



›2007年01月09日

黄金比・流転編

またもや入試改革の話。
自分は今朝知りました。


このページをよーく見てください。
真ん中より下の辺りを特に。
彫刻学科志望の皆さん、さらっと重要なことが書かれているのに気づきましたか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●試験方式ごとの試験科目・配点はこちら(PDFファイル)をご覧ください。
 なお、彫刻学科の専門試験に新たに「塑造」(試験時間 3時間)が加わります。  

 
 
 
 
 
ついに来たか。と思いました。

彫刻らしい試験が増えたことで多摩美や芸大との併願が増えればいいけど、多摩美とは日程が近いから厳しそうだし…いや、それ以上は言うのをやめておこう(汗)。

にしても「塑像3時間」って、どんな問題がでるんだ…?




›2007年01月03日

あけMAUして(以下略)

今年もよろしくお願いします。

明日からまたバイトだからしっかりせねば。

ところで。
↓のランキング、いつの間に10位らへんに…数ヶ月前までは30位らへんだったのに。
クリックしてくださる皆様にお礼を申し上げますm__m


彫刻の話、まともにしていないのに…(汗)。