2005年06月19日

野焼き☆野焼き★

前にもチラッと言いましたが、赤岩は「アトリエちびくろ」というサークルに入っています。
これは、ムサビの大学生が(原則)小平周辺の小学生と一緒に、いろいろ造形活動を楽しもう!というサークル…という説明でいいのかな?
(ムサビのパンフレットには「造形教育研究会」とかかれていますが、今はそんなお堅い「教育研究」はしていません…まぁ、最初はそんな形式のところだったらしいのですが)
過去の具体例を言うと、「スタンプ作り」「芸祭パレード」「部屋作り」などなど、いろいろなことをするし年によっても変わってきますが、毎年欠かさないのが、6月の「野焼き活動」、だそうです。

以下、稚拙ながらも今日の活動の説明文を。

大学生が数週間かけて掘った深さ1.5メートルほどの穴。前日に空焚きをして土を乾かし、当日はそこにわらを敷き詰め、子供の作品を並べ、またその上にわらや薪をかぶせる。
その後、火の巫女(役の女の子)が塩と酒でお清めし、最後に部長が点火。
(…さらっと書いちゃいましたけど、ここまでいたるまでにはいろいろと大変でした…)

ちなみにそのときの様子がこちらです。(準備中)
まだこれは11時ごろの様子で、これからどんどん火は大きくなります。
(そのため、午後になったら子どもは別の場所で「火の番人」作りをしました)

この写真を見てもわかるとおり、野焼きは結構危険な活動です。
火のついた穴に落ちたらご臨終ですし。
実際、2年前にはそばにあった丸太を焼いてしまったそうですし。先輩の話では「ちょっとだけ」だったそうですが(でも消火器つかったので始末書を書かされたらしい)。
だから学生も安全対策には神経をかなり使います。
特に火の回りでも暴れまわる子に注意しなくてはなりません。大変です。

でも、大変な分、野焼きはやりがいのある活動なんだな、と今回思いました。
こんな大きな火を使う機会はめったにないですし。特に今は防災面やダイオキシン問題で焚き火をする機械も減りましたし(実際、赤岩はほとんどやったことがない)。
陶芸活動としてみても、学校の授業で作品を作っても、構内に窯がないことがほとんどで、そしたら業者にそっくりそのまま渡すだけで、きれいに焼けた作品が帰ってきても途中の大事なプロセスが目に見えませんし。
(ちびくろの野焼きは焼くプロセスが大きく見える反面、子どもが薪を乱暴にくべるので作品の生存率が低いですが)
今回はいい人生経験をしたかな?と思いました。
また来年もやりたいなぁ。

って、まだ今年の野焼きの火も消えていないのにいってどうする。

水をかけて火を消そうとすると、急激な温度変化で作品が割れてしまうそうです。
自然消火を待つのみ。なので今日は何人か泊り込みで火の番をしています。
(本当は自分もなんだけど、諸々の理由で帰ってきちゃいました…)
今頃、泊まりの人は盛り上がっているだろうなぁ…いろんな意味で(笑)。

Posted by akaiwa at 2005年06月19日 22:03
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