2007年03月31日

大学生活折り返し地点

…の日は、図工教室のお祭りの日でした。

制作よりサークルを優先していた二年間。
教授にまた「カルチャースクール(みたいに軽いな)」といわれそうな状態でした。
正直自分も、進んで制作しなかったことについては反省してます。
が、ちびくろをやり続けたことはあまり後悔していません。
活動を通していろいろなことを吸収して成長出来たし、自分を見つめ直すことができたからです。それは一度では語り尽くせないほど沢山あるのでので、今日は簡潔に。


★頭でいくらたくさん考えてもそれを形に表し人に伝えることがいかに難しいかを、
●子どもとの活動中に計画の甘さに気づき、困惑した経験から気づきました。

★計画を立てて実行してもうまく行かないときは、思い切って内容をひっくり返してみる必要性を、
●活動にあきて逃走する子どもから学びました。

★いいものを作りたいという思いのためにがんばることを、
●たった五分間の影絵をやりたくて徹夜で作業をした友人から学びました。

★自分の感性と適性を自覚することを、
●備品係の仕事に燃えたことで実現できました。


「…今の今まで気づかなかったのかよ!?」という内容であるのはごもっともで、しかもどの問題も解決していないのですが、知らないことを知ることができただけでも大きな成長かな、と思っています。

…成長遅すぎですが(汗)。

たぶん他の人は作品制作を通じて、上記の★印のことを何度も痛感して成長しているのだと思いますが、
まともな美術経験が少ないまま美大に入って、なおかつ課題から逃げがちだった自分は、そのプロセスを歩むことはありませんでした。
なので自分にとってちびくろは、人間として成長していくのに重要な要素になっていました。


造形学部彫刻学科に在籍する学生としてはいい作品を作ってなんぼで、
サークルを通して成長が云々というのは甘い考えなのはわかっています。
でも今の自分には「それ以前の問題」というか、
何かものすごい大事なものが欠けている状態のまま体だけ大きくなっている気がして、
それを補完しないと前に進めないかもしれなくて。
錯覚なのかもしれないけどその感覚を黙殺してもやもやしたまま生きていくのができない気がして、
今現在「ちびくろやってよかった」という回答に至っています。


もうすぐ法律的に大学三年生になるのにあたって、進級制作ではないけど二年間の学生生活のひとまとめとして書き留めた次第です。
これから学校の課題や就職活動を進めるための参考資料として…なるのか?(笑)
でも青春の一ページ的な記録(爆)として残してみます。


でも自主制作はもっとすべきだったな(汗)。


[写真]
★前日準備で作ったコウモリ型の番号札
50枚作ったけど実際使ったのは9枚(笑)
★祭りの様子(昼)
子どもの作るものは可愛いものもあり、グレたものもあり(笑)
★祭りの様子(夜)
愛する妻が失踪し、失意の念のゾーオ(憎悪)伯爵




Posted by akaiwa2 at 2007年03月31日 23:27
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