2008年04月10日

サブロク判にぶつける闘魂

最高学府潜入計画は、入学式前で閑散としていることが予想されたため自主的に延期しました。
(過去に精華大で寂しい思いをしたことがあるので)

でもなんだかお出かけしたい気分だったので午後から国立へ。
大学通りの(割と散りかけている)桜並木をずーっとあるいていくと、一橋大学に差し掛かる。
中に入りはしなかったけれども、乱立するサークル勧誘の看板を見て、
やっぱりこの時期はどこの大学も同じことをやっているのかな?と思う。
 
 

けれど、なんだか雰囲気が違う。
ナンだろうと思ったときに、ひとつのことに気づいた。

ムサビは紙のポスター(とDM)が主流なのに対して一橋は、
「サブロク判(約90センチ×180センチ)のベニヤに、ペンキか絵の具で絵を描く」
というものばかりでした。

木にくくられ、校門にくくられる、新入生に強くアピールする。

コレだけの言葉だと学生運動っぽい「ペンキ書きなぐり」をイメージしてしまうかもしれないけれど、
実際は「ごめんなさい、偏見持ってました」といいたくなる様子だった。

みんな同じサイズで、でも中身は各自工夫していて、
「牛乳に相談だ。」のパロディーあり、色彩構成の試験のような看板もあり、どれも本気モード。
それでいて(遠目だったから全部は見ていないが)仕事が丁寧なものが多い。
イメージとしては、中学のときのレタリングの授業を100倍に引き伸ばしたような「きっちり感」。
デザイン性とか言うと突っ込みを入れてくる人もいるかもしれないけれど、
どのサークルも(切実に)がんばっている様子が看板から伝わってきて、
美術大学の看板にぶら下がっている自分はちょっとあせる。

ムサビでベニヤ看板が少ないのはキャンパス環境が違いすぎるからとりあえず置いとくとして、
(校舎がコンクリ打ちっぱなし、板をくくりつけられる木が少ない、デカブツは生活課からの許可が要る、そもそも学生数に対するサークル数がやや少ない…)
ポスターの本気度とその裏にある熱い思いは、自分も見習うべきだと反省。

「ゆる〜い雰囲気」もいいけれどそれだけに頼らないで、
自己の新境地を開拓するような「ガチ」な努力も必要だと思った。
作品でもサークルでも。




Posted by akaiwa at 2008年04月10日 16:10
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