カテゴリー:サ/タ行

ムサビペディア::多摩美術大学

サ/タ行


■多摩美術大学[Tama Art University]

1935年に多摩帝国美術学校を東京都世田谷区上野毛に創設。1953年に多摩美術大学となる。【多摩美術大学公式サイト・沿革より
通称「タマビ」。


帝国美術学校から2つに分かれたのがムサビとタマビ。
そう。もともとは同じ学校だったんです。美大生や美大関係者なら有名な話ですが、高校生にこの話をすると必ず「えーーー」と驚かれますね。
ムサビでは「ムサビから喧嘩別れして出て行ったのがタマビ。本家はムサビ」と言ってますが、タマビでは「喧嘩別れして出て行ったのがムサビ」と言ってます(笑)
そういえば、プーマとアディダスも兄弟の仲違いで2つに分かれた企業ですよね。


という事情もあり、いわずと知れたムサビと一番仲の悪い大学、それがにっくき多摩美術大学です。



裏ペディア

(1)
というスタンスを取った方が周りが安心するので、あえてそうしてる部分が多いですね(笑)
例えるなら、福岡県の人間が東京の人に「雪を見たことがない」とリップサービスしてあげてるようなもの。(福岡は東京より雪が降ります)

仲が悪いというよりも、「一番気になる存在」「リスペクトしあってる存在」という表現の方が合ってます。いろんな意味でお互いに刺激しあってる関係だし、教職員・学生での交流が一番多いのはなんだかんだタマビさんですし。

「美大界の早慶」と書くと、「早稲田や慶応みたいな一流校と一緒にするな!」と怒られるので、他で例えるなら星飛雄馬と花形満というか、ジョンとポールというか、ルカワと花道というか、トムとジェリーというか、ユーミンと中島みゆきというか、鈴木義司と富永一朗というか、桂歌丸と三遊亭楽太郎というか、ま、そんな感じ。
あ、「元々は一つで表面上は仲が悪いように見えるけどリスペクトしあってる」ということだと、おすぎとピーコなのかな。どっちがおすぎでどっちがピーコかはご想像にお任せしますが。


(2)
さて、なんでそのタマビの話をこんなタイミングで書いてるかというと。
本日の日本経済新聞にて、ムサビとタマビの長い歴史の中で初めてのことが起きる(起きた)日が今日なんです。

それは何かというと、2大学による共同イメージ広告
協定校や姉妹校が一緒に広告を出すことはまま見ますし、「特集」と見せかけた連合広告で1つのページに扱われることもよくあります。合同相談会の宣伝で1つの広告にいくつかの大学が名前を連ねることもあります。
でも、ライバル関係の2大学が一緒にイメージ広告を出すっていうのはまだそんなに例がありません。
この日記の最後に書いた「もう少ししたら面白い話が書けるのでそれまで待ってね。」とはこれだったんです。
面白いと思うのはうちらだけかな?いや、ほんとにすごいことなんだけど。全面広告なんてムサビタマビは無理だけど(笑)、これは最初の一歩に過ぎません。
詳しくは紙面を見てね。


(3)
チクリ会員No.4からチクリネタが届きました。

先月号の某雑誌にタマビの図書館が出てました!
HPにもちっこい写真が!
「最新東京100」に選ばれちゃうんですね。う、ウラヤマシイ★
ウチの図書館が建った暁には載せてもらえるんでしょうか??
・・・って、君はなんでいつもタマビネタなんだ・・・。そんなにタマビが好きならタマビさんちの子供になればいいじゃない!私なんてせこい人間だからチクリメールには雑誌名が書かれてたけど、ここでは教えてやりません!!ぷいっ!

タマビがカーサ・ブルータスなら(あ、書いちゃった)、ムサビはブルータスに出てやる!(バカ)


(4)
某高校説明会でタマビ広報の方が説明されてるのを後ろで聞いていたら「ムサビとタマビは同じ学校だったんですよ」という話をしていました。もちろん高校生の反応は「へーーー」。
そして広報の方はこう続けました。

「だから、ムサビとタマビは親戚みたいなものなんですよ」

私はムサビとタマビは兄弟だと思ってたので、その話を聞いてプチショックを受けましたね。「そうか、タマビは親戚だと思ってるのか・・」と。やっぱりおすぎとピーコにはなれないのかもしれない。

(5)
(1)で使ったライバルの例えは、「何を例えるのか、何に使うか」を秘密にして(極秘プロジェクトだったんです)mixi仲間に「表面上はお互いに嫌がってるように見えるけど、奥深くでは 信頼してるとか愛し合ってるとか気になる存在とか、そういう関係の例えで具体的でわかりやすいものってありますか」と聞いて出てきた例えです。
真っ先に「ムサビとタマビ」と出てきて、ドキっとさせられたけど(笑)
いいのがあったら広告で使わせてもらおうと思ってたんだけど・・・・「桂歌丸と三遊亭楽太郎」とか使えるわけないじゃん!!察してよ!!!

でもどうもありがとね。

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ムサビペディア::デッサン

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■デッサン【(フランス)dessin】

[名]素描(そびょう)。下絵。(Yahoo!辞書より

美大受験生なら必ず一度は経験するデッサン。「全てはデッサンで始まりデッサンで終わる」とよく予備校の先生に言われたものです(笑)


受験生の頃、「デッサンとはイーゼルで描くもの」だと思ってました。木炭デッサンの場合は100%イーゼルを使うんですが、鉛筆デッサンだと「卓上(机上)デッサン」というパターンもあることを大学に入ってから知りました・・。

通常の考え方だとモチーフを囲って描く場合はイーゼルパターンだし、1人1個配布パターンだと卓上・・・いや、1人1個配布でイーゼルパターンもありえますね。これがなんともいえない。


ちなみにムサビの入試では「デッサン」と「鉛筆デッサン」があります。
何が違うのか知らずに入試業務をやってるムサビ職員もいるぐらいなんですが、油絵・版画が実施してる「デッサン」は木炭でも鉛筆でもどっちでも選択できるので「デッサン」、それ以外は鉛筆オンリーなので「鉛筆デッサン」なんです。知ってました?



裏ペディア::

(1)
ムサビ入試の場合、デッサンがイーゼルか卓上かっていうのは特に決まっていません。年によって変わる可能性があるんです。

ここ最近の傾向を書き出してみます。
●ファイン系(日本画・油絵・版画・彫刻)の場合はずっとイーゼルパターンです。多分今年もそうだと思います。卓上でやることはないでしょう。(変わったらごめんなさい)
●視デは数年前までイーゼルパターンでしたが最近は卓上パターンが続いてます。
●工デは昔からイーゼルパターンでやってます。
●空デもずっとイーゼルパターンです。
●建築は以前イーゼルを使ってましたがここ数年は卓上パターンが続いてます。
●映像の鉛筆デッサンはまだ歴史が浅いですが、これまでは全て卓上です。

あくまでも「これまではこうだった」なので今年はどうなるか全くわかりません。参考程度に。


(2)
イーゼルパターンの場合は、カルトンが絶対に必要です。(卓上の場合は最悪なくても描けなくはない。画面が凸凹になっちゃいますが)
受験生でカルトンを持ってない人はいないと思うけど、試験会場に持ってくるのを忘れる方が多いんですよ。はい、ここポイントです。カルトンは携行用具の一つです。大学で貸し出しも行っていません。
バックや道具箱の中身は「鉛筆入れたかな?」「ケシゴムは?」「食パンは買ったか?」と注意深く確認するんですが、「手で持っていくもの」っていうのが意外と忘れちゃうんですよ。
カルトンでなくてもパネルでもベニアでも紙より大きな板であればいいんですが、やはり使い慣れた道具で描きたいもの。自宅から荷物をホテルに送るときは、カルトンをちゃんと送ったか確認しましょうね。

はい。そういう私がカルトンを実家から送るのを忘れてしまった人間です・・・。試験前日に気がついて立川の世界堂でカルトンを買いました・・・。


(3)
イーゼルでデッサンするのと机上でデッサンするのでは大違いです。絵を描く時の重心のかけ方とか、画面との距離とか。私の感覚からすると、座ってキーボードを弾くのと立って弾くのとでは全然弾き方が違うのと似てると思ってるのだけど、これってキーボードを立って弾いたことがある人しかわからない例えですね・・・。かなりうまいところ突いてると思うんだけど。ま、慣れの問題なんでしょうけど。
だからほんとは受験生に事前にイーゼルパターンか卓上パターンか教えてあげた方がいいと思うんですけどね。個人的には。

入試の噂

いろんな入試に関する噂があります。
ムサビ関係だと「ムサビの学科足きり」で書いた

* 「学科試験の点数が悪いと実技が良くても落とされるらしい」
* 「ムサビは実技で9割以上取ると無条件で合格になるらしい」
* 「ムサビは学科が40点以下だと落とされるらしい。去年までは20点以下だったのに」
* 「ムサビは学科が難しい」
* 「ムサビは学科を重視してる」

等がそうですね。
募集要項に答えが書いてあっても、場合によっては「募集要項が嘘ついてる」と思われることも(笑)。先輩や予備校講師から聞いた話を信じたくなる気持ちもわからなくはないのですが、都市伝説なんて実はそんなもんです。

この他だと「ムサビ油絵は茶色い絵を描くといい」なんてものもあります(笑)


そして、最近よく耳にするのは「ムサビの参考作品集に載っている作品は高得点者じゃない」という話。





恐らく、「この参考作品は高得点者ばかりなんですか?」と生徒さんから聞かれると「一概にはそうではないですよ」と私たちは答えるようにしてるんですが、それが伝言ゲームとして広まる間に「ムサビの参考作品集に載っている作品は高得点者じゃない」という話になったんじゃないかと推測しています。
「ムサビの参考作品集はタマビより上手なのものが載ってないから」という意味かもしれませんが(涙)


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■参考作品集::

合格者(または入学者)の実技作品などを数点掲載した冊子。
ムサビで発行してる参考作品集の正式名称は「入学試験問題集」。
学科試験の問題・解答も載っています。毎年6月のオープンキャンパスにあわせて最新版を販売開始。金額は最新版が500円、1年前が300円、2年前が200円となっており、3年分まとめて買うとちょうど1000円で気持ち的にお得(笑)
ちなみに販売してるのはタマビとムサビだけ。他大学さんは無料でもらえるはずです。
ちなみにちなみに美大で参考作品集を作るようになったのはムサビが最初。へー


予備校さんが作っている入試再現作品が載った入学案内パンフレットとムサビの参考作品集には大きな違いがあるんです。わかります?

予備校パンフレットはうまい作品を載せて「うちの予備校に来るとこれぐらい書けるようになりますよ」と宣伝するもの。
一方、ムサビの参考作品集はその名の通り「参考作品を載せた本」で、合格作品の中から「こういうパターンの作品も合格してますよ。参考にするといいかも」と選んだもの。それ以上でもそれ以下でもありません。


テクニック的にうまい人も載ってますし、テクニックはそんなにないけどセンスは面白い作品、油絵はそんなによくないように見えるけどデッサンと一緒に見るとその人のやりたいことが見えてくる作品(その逆も)等、できるだけ受験生の参考になるようバラエティにとんだ作品を選定しています。単純に「予備校で上手な作品」を選んでいるわけではありません。それだと選ぶのも楽なんですけどね。
だから、教授による選定作業はもう大変です。「このパターンも載せたいね。ああ、こっちも。。でも、掲載数は決まってるし・・うがああ」という状態で毎年やってます。

時々「ムサビの参考作品は傾向が読めない」と言われたりするんですがそれも関係してるのかもしれません。個人的にはひねくれて解釈をした絵・・・鉛筆デッサンで意味もなく背景に変な模様を入れたりとか・・よりも素直に描いた絵の方がムサビでは好まれる傾向にあるのかなーと私は感じていますが、どうかな?

参考作品集に掲載されてる作品を見て受験校を決める人がいるのも知っているんですが、だといって「予備校生が好きそうなうまい絵」ばかり載せても「参考作品」にはなりませんしね。「参考作品集」じゃなくて違う媒体であればまた違ったやり方はあると思いますが。
基本的にムサビは真面目なんです。


こう書いても「広報の人が嘘ついてる」で終わっちゃうかも(笑)
信じるかどうかは本人にお任せいたします。某掲示板とか予備校の先生達の情報を鵜呑みにしない方がいいってことがわかってもらえれば今回はそれで十分。

ムサビペディア::卒業制作

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■卒業制作

卒業にあたって絵画や彫刻などの作品を作ること。また、その作品。芸術系大学では、卒業論文に相当するものとして提出する。[Yahoo!辞書より]

Yahoo!辞書の通り、一般大学の卒業論文に当たるものが卒業制作です。(もちろん卒業論文を書く人もいます)。略して卒制(ソツセイ)。

卒業制作を展示する場が卒業制作展で、普段は卒制展、または卒展と呼んでいます。
大学が企画して学内で行う場合は学内卒制展。学生さんや学科単位で学外の美術館やギャラリーで展示することを学外卒制展。 
五美大展も学外卒展の一つですね。(参照→ムサビペディア::東京五美術大学連合卒業制作展

ちなみに大学院を卒業することを「修了」と言いまして、大学院の作品も同時に展示するのでムサビの場合は「卒業・修了制作展」と呼んでいます。
(実は五美大展も今年から正式名称が「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」に変わりました)


今年のムサビ卒業・修了制作展は

●日時:2007年1月26日(金)-29日(月) 9:00-17:00
●場所:鷹の台キャンパス

です。卒制サイトもありますので、詳細はそちらをご覧ください。

卒制展についてはまたあらためて書きます。




裏ペディア
(1)
ムサビは卒制展が終了したら、すぐに入試のための入構禁止期間に入ります。なので入試前に日曜日に学内見学ができるラストチャンスが卒制展なんです。
受験生でまだ一度もムサビに来たことがない人はぜひ卒制展に来てください。「こういう場所で実技試験をやるんだなあ」「学食はここにあるのかあ」と知っておくだけでも気持ちが落ち着きますし、4年後の自分をイメージするとモチベーションもあがります。


(2)
ムサビでの卒業・修了制作展の英語表記は数年前から「Degree Show」を使っています。
他大学は「Exhibition of Graduation Works」とか「graduation exhibition」 等と表記することがほとんどなのに、なぜムサビはDegree Showなのでしょう。ちょっと調べてみてください。


(3)
とはいっても、日本人に伝わりやすいのはやっぱり「Exhibition of Graduation Works」とか「graduation exhibition」「Graduate Exhibition」だと思います。ま、「かっこつけて英語にしないで日本語で書け!」って話ですが。

それにしても、この「exhibition」という単語。よくスペルミスしてるんですよ。学生さんの作ったDMではかなりの高い確率で間違ってます。大学など公式に作ったものも間違ってることがチラホラ・・。サイト検索すると結構発見できますよ(笑)
2年前、ある研究室が学外卒展のDMを広報課に持ってきました。大きく「exhibition!」とだけプリントされてて、「シンプルでかっこいいじゃん」と思いながらも、なんか違和感があって、よーく見ると「exibition!」になってた、なんてこともありましたっけ・・・。どこの研究室かは言えないけど・・・。
まさに「かっこつけないで日本語で書けばいいやん」な話です。

手羽日記 10/13 -切符地紋-

10月13日(金)::


9:30。広報バイトの発表。14:00発表の予定だったけど、これから出かけなくちゃいけないので(忘れそうだから)、フライング発表。
沢山のご応募ありがとうございました!次の募集は、12月中旬にいよいよ入試関係アルバイトの募集が各部署から一斉に出るはずです。ぜひ申し込んでくださいね。


10:20。ムサビから車で5分の高校で説明会。
控室が図書室だったのですが、打ち合わせまで時間があったので、「どれどれ、どんな本があるんだ?」とチェックをすることに。
ふと目にとまったのが、

4812521580エンタテインメント業界就職〈2004年版 8〉デザイン
エンタテインメント業界リサーチ
DAI‐X出版 2002-12

by G-Tools

この本。「ほー、『デザイナーになりたい』って子はこういう本を見るのかな」と手に取ると、巻頭スケシャルインタビューが原研哉先生(笑)
「♪あら、こんなところに牛肉が」みたいなビックリ。
原先生ってJR切符の地紋をデザインされてたんですね。この本で知りました。広報としてまだまだ勉強不足だなあ・・。


今日は2年生対象の系統別説明会なのですが、「どういうことに興味があるの?」と聞くと、「テキスタイル」と返事をした男子生徒さんがいました。高2で「テキスタイル」という単語を知ってるってすごいですよね。「家族に美術関係者がいる」というわけでもないそうで、何か「作品を見て感動した」とか、印象的なことがあったんだろうなあ。


プチムサビペディア::

■テキスタイル[textile]
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織物。布地。ムサビには工芸工業デザイン学科クラフトデザインコースにテキスタイル専攻があります。
「テキスタイルって卒業して就職あるの?着物屋さんとか?」と思われてるようなのですが、「布」という素材は洋服、シーツ、ハンカチ、カーテン、じゅうたん、イス、壁紙と、イメージしてる以上によく使われています。車は鉄の塊かもしれないけど、シート・天井・床等コンパネ以外の内装は全て布なんですよ。知ってました?人間が触れる部分、人間に近い部分は布が使われてることが多いんです。
確かに「グラフィックデザイン」ほど派手な世界ではないかもしれないけど、意外と「つぶしがきく」のがテキスタイルだったりします。面白い世界でしょ?


14:00。学校に戻る。今週の土曜日は某予備校さんで東京五美大説明会があるのでその準備を。
この「五美大」は「五美大展」の「五美大」です(ややこしい・・・)

昨日の告白

前々から気になっていたけど、勇気がなくて初めての告白。
東北芸工さんの略称「TUAD」の呼び方がわかりません・・・。
ツアド?トゥアド?

に対して、ブログ内でお返事をいただきました。どうもありがとうございます!!
一応正式な読み方は

「ティーユーエーディー」

ということで字のまんまです。

・・・その回答は全く予想していませんでした・・・・。
心の中ではいつも「ツアドさん」と呼んでました・・・。
例えるなら好きな女の子に「付き合ってください!」と言ったら、「ごめん・・実はオレ、男なんだ」と返ってきたみたいというか。


でも、よくよく考えてみたら、うちらが「まう」だ「たう」だと言ってるだけで、国際基督教大学の略称「ICU」を「イチュ」と呼んだり、SFCを「スフク」と呼んだり、MITを「ミット」と呼んだり、UCLAを「ウクラ」と呼んだりしないわけで、その方が普通なんですよね。

誰だ誰だ。「MAU」を「マウ」と言い出したやつは!(多分広報課)


M ムサビの常識は
A 赤の他人にゃ非常識
U う・・う・・ウクライナ!

ムサビペディア::TAC

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■TAC

「多摩アカデミックコンソーシアム(Tama Academic Consortium)の略。
多摩地区にある国際基督教大学国立音楽大学武蔵野美術大学東京経済大学津田塾大学の5大学が結成する大学協力機構。平成7年に設立。 単位互換、図書館の相互利用などを行っている。


日本全国にはいくつも大学協力機構があります。
でも、たった5大学なのに、これだけ色の違う大学が集まった協力機構は多分他にはありません。各大学の専門性がほとんどかぶっていないんですよ。「5大学の組織」で美術系・音楽系大学が入ってること自体珍しいことだと思いますが(笑)


これまで各大学が公開してる展示やイベント、講座等を「TacNews」として学内で地味に配布していたのですが、このたび、WEBがスタートしました。

TACnewsブログ
です。
(あ、すいません。まだこのサイト、正式名称が決まってないんです・・。今私が勝手につけました・・)


津田塾さんが精力的に公開講座活動してたり、ICUさんではオルガン演奏会があったり、国音さんではヴァイオリン公開レッスンがあったり、今まで知らなかった各大学の活動を発見できますよ。

裏ペディア::

(1)
各大学が単位互換でオープンにしてる授業は、各大学のWEBサイトやパンフレット(広報課にあります)で確認ができるのですが、問題は履修登録。
ムサビは他大学さんより通常授業の履修登録日が遅いんです。でも、他大学さんの授業開始と合わせるために、TACの履修登録は、ムサビの履修登録よりかなり前に行われています。

他大学で授業を受けてみたい人は、1月までにどんなスケジュールなのか教務課で確認しましょう。
ちなみに大学案内ビデオに、津田塾の当然全員女性の大講義室で授業を受けるムサビ男子学生2名・というシーンがありましたね・・。


(2)
「ブログシステムを使うとこんな感じになります」と各大学に説明をしたのが、このときの日記です。


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ムサビペディア::東京造形大学

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■東京造形大学[Tokyo Zokei University]

デザイナ−や美術家の活動の意義に自己表現を超えた社会的な使命を自覚し、さらに新たな生活様式や精神風土の創造という文明史的な視野のもとに、その思想の実践や啓蒙に努めていた桑澤洋子により、1966年に創立されました。東京造形大学公式WEBサイトより

学校法人桑沢学園が運営されていて、専門学校桑沢デザイン研究所はグループ校です。

ちなみに日本で初めて「造形」の名称を冠した大学が東京造形大学です。
ちなみにちなみに日本で初めて「造形」の名称を冠した学部を作ったのがムサビ。(負けず嫌い)

今年が創立40周年。
ちなみにムサビは2009年に80周(くどいので略)


造形大では本日から学園祭がスタートします。造形大さんの場合は「芸術祭」ではなく、「CSF(Creative Spiral Festival)」と呼んでいます。

裏ペディア::

(1)
ムサビ・タマビ・ジョシビより1ヶ月早い学園祭なので、「造形大の学園祭っていつだっけ?(・・検索・・)・・え?9月に終わってるの?!」と遅れて気がつくことが多く、なんとなく私からすると「ムサビのオープンキャンパスはいつ?(・・検索・・)・・え?もう6月に終わってるの?」に通じるものがあります。
造形大のCS祭は9月なんだよ!ムサビのオーキャンは6月なんだよ!

ちなみにゲストで、猫ひろしさんが来るそうです。しょーりゅーけん!


(2)
造形大さんには思い入れがありまして、個人的にはタマビさんより気になる存在(笑)
山をくりぬいて作ったようなキャンパスは、訪れるたびにエリア88を思い出します。(エリア88を知らない人はパパに聞こう)

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ムサビペディア::GDP

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■GDP[じー・でぃー・ぴー]

GOOD DESIGN PRESENTATIONの略。
グッドデザイン・プレゼンテーションは、グッドデザイン賞にノミネートされた様々なジャンルのデザインの展示と、デザイン先進企業によるプレゼンテーションなどを、東京ビッグサイトというリアルな空間とWEBサイトというオンライン空間を融合させて展開します。[公式サイトより]

昨年の様子は私のレポートを読んでください。
今年の日程や場所などはuna-pinaさんの日記を。

ムサビに興味がなくても、デザインに興味がある方なら一度は行った方がいいですよ。あらゆる「デザインされたもの」が並んでいるので、それを見るだけでも楽しいです。


でも、ちょっとはムサビに興味を持っている方は(笑)
ムサビは「Design Communication」でかなり大掛かりなブースを出してますが、ステージプレゼンテーションも行います。

「多分野に連携展開 産官学共同プロジェクト」
8月25日(金) 11:20-11:40

これはこの時間じゃないと見れないものなのでぜひ。



裏ペディア。

タイムテーブルを見ると、ムサビの発表の前は、おっ、東北芸工さんだ。
ちなみにプレゼンをされる杉原有紀先生はムサビ映像学科&大学院映像コース出身です。
ミズノバを見た時はまだ学生だったのに、もう助教授なんですね・・・びっくり。

at 05:44 | Category : サ/タ行 | Trackbacks (0)

ムサビペディア::特色GP

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■特色GP

正式名称は「特色ある大学教育支援プログラム」。
文部科学省が、大学教育の改善・充実の観点から、特色ある優れた取組を選定し、それを広く社会に情報提供することや財政支援を行うことにより、大学教育の改善や高等教育の活性化を促進することを目的としている。

ちなみにこれと似たような単語で「現代GP」がある。
こちらは正式名称が「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」で、文部科学省が、社会的要請の強い政策課題に対応したテーマ設定を行い、各大学、短期大学、高等専門学校から申請された取組の中から、特に優れたプロジェクト(取組)を選定するもの

平成18年度特色GPに選定された取組が昨日発表されました。
平成18年度「特色ある大学教育支援プログラム」の選定状況について


裏ペディア::

ちょっと自慢させてください。

なんと!
ムサビは平成18年度現代GP2件と特色GPに採択されたのです!!

学生さんたちからは「へー、・・・だから、なんなの?」と言われそうですが(苦笑)、実はすんごいことなんですよ。
まず、現代GPの1つの採択率が20%ぐらいです。それを同時に2件採択されること自体あまりないのですが、そこで特色GP。特色GPの採択率はなんと11.8%。
現代GPと特色GPを同時採択された大学はこれまでもありますが、現代GP2つと特色GPを同時にっていうのは・・・これはかなり珍しいことなんだそうです。

ムサビペディア::進学相談会

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■進学相談会

進学を相談するための会。そのまま
ムサビではオープンキャンパスと進学相談会を使い分けています。
オープンキャンパスは「ムサビがどういうところなのか?」を知ってもらうためのイベント、進学相談会は「主に受験生の悩みをクリアにする場」と位置づけています。大学によっては、進学相談会のことをオープンキャンパスと呼んでるところもありまして・・・これについては「ムサビペディア::オープンキャンパス」をご覧ください。

裏ペディア。


ムサビの進学相談会in鷹の台キャンパスは8月12日(土)、13日(日)に開催されます。
進学相談がメインイベントですので、オープンキャンパスほど派手ではありませんし、授業公開なども行っていません。
ただ、全学科の教員と全学科の実技参考作品が同じ場所にそろう機会は他にはないので、いろんな学科の教員へ効率的に質問することができます。「視デかデ情か基礎デか悩んでる」という方は、全部の学科の教員に質問すればいいんです。というか全部受験してください(笑)

それと相談会in鷹の台キャンパスのもうひとつの特徴としては、国語・外国語・数学に関する質問にも出題担当者が対応してくれることです。「学科の勉強どうすればいいんだろう・・」「ムサビの学科は難しいって聞いたんですが」のような悩み・質問をガンガンぶつけてください。先生を働かせたいので。


また、学科別の全体説明会を開催しています。
一番ベストな流れは、学科別説明会でどういう学科なのかを聞いてから個別質問をするパターンだと思います。

学科別全体説明会のタイムテーブル
■1号館104
11:00〜11:25 日本画学科
11:30〜11:55 彫刻学科
12:00〜12:40 油絵学科(油絵専攻・版画専攻)
13:10〜13:35 映像学科
13:40〜14:05 芸術文化学科

■7号館401
11:00〜11:25 デザイン情報学科
11:30〜11:55 基礎デザイン学科
12:00〜12:25 視覚伝達デザイン学科
13:10〜13:35 工芸工業デザイン学科
13:40〜14:05 建築学科
14:15〜14:40 空間演出デザイン学科

*全体説明会は各学科1日に1回しか開催していませんので、時間は要チェックです!

併願率の高い学科を続けて聞けるような順番にしています。なので、希望学科だけを聞かずに、ぜひその前の学科、もしくはその後の学科の説明を聞いてください。比較することによって、見えてくるものがあるはずです。


「主に受験生を対象としたイベント」と書きましたが、別に受験生でなくても構いません。これだけの量の合格作品を展示することはもうないので(単純にオープンキャンパス時の2倍の量です)、高校1,2年生でもぜひ参加ください。
もちろん大学院や3年次編入試験、帰国生・留学生に関する質問も全てOKです!!

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ムサビビペディア::女子美術大学

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■女子美術大学[JOSHIBI UNIVERSITY OF ART AND DESIGN]

女子美術大学の前身である私立女子美術学校は女子高等教育の必要性を揚げ、1900年(明治33年)に創設されました。建学の精神である、「美術による女性の自立」「女性の社会的地位の向上」「専門の技術家・美術教師の養成」に基き、女子美術大学ではその教育目的を明確にするために教育理念を定めています。::女子美術大学公式サイト 建学の精神と教育理念より

私立の美術大学では一番歴史のある大学、それが女子美術大学さんです。
ジョシビは2000年に100周年、ムサビが2009年に80周年、タマビが2005年に70周年、東京造形が2006年に40周年という並び。あ、造形さん今年じゃん。

「当時男子校だった東京芸術大学(東京美術学校)に対抗して『女性にも美術を』という高い理念で作ったのが女子美。だから女子美と芸大は兄弟みたいなものだ」と女子美の先生が予備校説明会で話されていたのを覚えています。
ちなみに大学院は男女共学です。

昨日、女子美・杉並キャンパスのオープンキャンパスに行ってきました。杉並キャンパスは家から車で15分と最も近い美術大学なんです(笑)
ジョシビのオープンキャンパスは体験授業やワークショップ的なプログラムがたくさんあって、子供も遊べるような構成になっています。聞いた話によると、小学生が夏休みの自由課題を作りに女子美のオープンキャンパスに参加することもよくあるそうで、私もランチョンマットを作ったり石で小物を作ったりしてきました。

そして生まれて初めて電動ロクロをまわさせてもらいましたよ!!ムサビに10年以上いるのに、女子美で初体験とは(笑) あれは嬉しいですねー。親切に学生さんに教えてもらいました。確か開始時間が決まっていたと思いますので、参加される方は時間を確認してくださいね。
でも、久しぶりに菊練りをやろうとしたけど、もう回せない体になってた・・・これがショックでした・・・学生のころはグリングリン粘土を菊練りってたのに(そんな言葉はありません)。

ちなみに陶芸が入ってる建物にはきれいなネコがいて、「エリザベス」という名前だそうです。もう名前付けのセンスからしてムサビと違う・・・。ムサビは「サクラ」に「サバオ」ですからね・・。




裏ペディア::

「タマビが慶応でムサビが早稲田」「いや、タマビが早稲田だ」「つーか、そんな一流大学と同レベルと思ってるわけ?一緒にするんじゃないよ」なんて無駄なやり取りをあちこちでよく見ます。


私が考えたイメージを発表します。
東京の美術大学を「家族」で例えるとわかりやすいかもしれないんです。創立順に兄弟独特の特徴・立ち位置がなんとなく出てるように思うのです。
これは「学生さんのイメージ」とかではなく、「大学」のイメージ。大学の方針とか、そういうところから感じるものです。

芸大・・父。職業:画家。子供は「父を追い越せ」と頑張っている。

女子美
・・母。しっかりもの。自分のことよりも家族(美術業界)を大事にしていたが、最近ちょっと迷いも。

武蔵美・・長女。職業:看護士。堅実。というか生真面目。その真面目さが裏目に出てる。

多摩美・・次女。職業:フリーター。お気楽。その自由さがかっこよく見える。

東京造形・・3女。職業:大学生。甘えん坊。長女・次女を見てるので堅実な将来を描いているのは末っ子かもしれない。

日芸・・・近所に住む金持ちのいとこ。

てな感じ。あまり深い意味はないので考えすぎないでください(笑)

くどいですが、「私が勝手に考えたイメージ」「大学のイメージ」です。
「学生さんの雰囲気」「学内の雰囲気」とかだと全然違うものになるでしょうね。他大学さんの職員と話をしたり、各大学の資料を見る限りでは、私はなんとなくこんなイメージを持っています。

いかがですか?


この登場人物で物語ができそうですね。ムサビ!じゃないけど。ちょっと考えてみます。

それにしても今読み返しても「ムサビ!」ってよく出来てるなあ・・。

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ムサビペディア::参考作品

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■参考作品

略して「参作(サンサク)」。美大入試用語としては、入試問題集(参考作品集)や進学相談会用のパネルに選ばれた入試合格作品をことを表す。

入試業務が終わって休む間もなく、バイトくんを使って入試実技作品の整理作業がスタートしました。

「作品」とはいっても、入試の解答用紙です。大学は数年間保存をしなくちゃいけません。これも美大ならではの作業(宿命?)といえます。デッサンはもちろんのこと、油絵作品も然りです。(さすがにキャンバスごと保存する場所はないので、木枠から切り取って保存していますが)
全11学科、だいたい1学科に2実技なので、受験者数の倍近くの点数があります。全部の整理が終わるのに約1週間かかりますね。


そして、この作業が終わると、教授が集まって入試問題集用・進学相談会用の作品選別が行われます。
*入試問題集については後日書きます。




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大学に入った頃、「サンサク」が何かわかりませんでした。田舎の研究所にはなかった言葉。 「オレの作品はサンサクに選ばれた」と自慢してる人がいるので、なんかすごいことなんだろうなーとは思ってはいましたが。


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作品整理バイトは入試関係アルバイトで唯一、入試後に作業を行うバイトくんです。

私の募集の仕方もいけないのですが、毎年エントリー用紙のアピール欄に「立体を見る目はあります!」とか「色のセンスはぼちぼちある方です!」といったことを書かれる学生さんがいらっしゃいます。

・・・よーく考えればわかるはずというか、当然のことと思って詳しくはこれまで書いてなかったのですが・・・・・学生さんが参考作品を選ぶわけないんです(笑) 
年々勘違いをされる方が増えてきてるので、来年は違うバイト名にしなくちゃいけませんね・・・。タイトルって難しい・・。

ムサビペディア::自然光

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■自然光(シゼンコウ)
美大で使う「自然光」という単語は「窓から入る日光」のことを表します。電気の明かりより光が柔らかく、基本的には光源が窓からの一つなため、影が決まった方向にでき、デッサンには向いてる(初心者は特に描きやすい)のです。ただし、天気や時間に左右されるのが欠点ともいえます。
一方、室内の蛍光灯をつけた光(人工光線)はいつでも同じ光で描ける反面、影方向が複数できたり、明暗が出しにくくなる(影の中の影が単調になってしまう)のが欠点。


調子って何?」と質問をいただきました。
「ウヒョヒョ〜イ」みたいなお調子者という意味ではありません。。簡単に言ってしまえば、影をつける(明暗をつける)ことを「調子」といいます。もっと知りたい方は調べてみてください。奥深いので。
しかも、この知識も10ウン年前のものなのでかなりうろ覚えです・・・。ハイライトとかアクサン(アクソンだっけ?)といった単語もあったような。

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ムサビのアトリエは北側からの自然光を最大限に採り入れるための工夫がされています。特に4号館はこれでもかってぐらいの北窓です。だてに三角屋根じゃないのです(笑)
なぜ北側の光なのか。
通常の建物はできるだけ明るい光をいれるために南側から採光するようになっています。でも、南側の光(直接光)は光が強いので、デッサンを描いたり、ものを見るにはあまり向いていません。一方、北側の光は間接光・反射光なので、光が柔らかく、デッサンには最高。なので、ムサビのアトリエは北側に大きな窓がついています。そう、意外と知られていないのですが3号館も5A号館も5B号館も5C号館も6号館も、実はファイン系の建物は全てそういう造りになっています。
なんとなくファイン系の建物及び周辺の時空がなにかゆっくりしてるような、しっとりしてるような空間に感じるのは、この大きな北窓構造のせいかもしれませんね。

私の通っていた研究所も「自然光」派でした。北壁の高い位置に採光用の窓がついてて、照明をつけていいのは講評会と掃除の時だけ。夏だと夜の7時ぐらいまで描けるのに、冬だと4時半には真っ暗に。気が付かずに暗い中で描いて翌朝デッサンを見ると、「うわっ!真っ黒っ・・・」なんて経験もありました。

都会の研究所だと蛍光灯をつけて描くパターンがほとんどだと思いますが、初めて蛍光灯の下で描いたときは「なんだこの光線は!?」とかなり抵抗がありました。光がギトギトしてるし影があっちゃこっちゃに出来てるし。慣れるのに時間がかかったものです。でも、ああいう状況で教わったら、反射とか理解するの難しそうな気がするけど、みんなうまいよね(笑)

ムサビペディア::卒業・修了制作展

私がやりたかった企画、「ムサビペディア」です。
いわゆるムサビ辞典。

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卒業・修了制作展(ソツギョウ・シュウリョウ セイサクテン)

造形学部4年生の卒業制作品、大学院2年生の修了制作品を学内全体使って展示する場。毎年1月末から2月頭の4日間開催されている。今年は1月27日(金)から1月30日(月)まで。つまり今日から。
略称は「卒制展(ソッセーテン)」もしくは「卒展(ソツテン)」。

卒業制作ということもあり、普段の展示では許可が出ない場所でも展示できることもある。
学生も気合が入ってるので大型作品が多い。

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もちろんちゃんと作ってる学生さんの方が多いです。
でも、中には「初めて作る大型作品」「初めて触る素材」という学生さんもいて、私が教務課で卒展担当だった頃、展示を見て「え。企画書と全然違うやん・・それしかできなかったのか・・」と悲しくなったことも多々あります。
「せっかくいい場所確保したのに、3日間ぐらいで作った中途半端な掘っ立て小屋しかできなかったんだなー・・壁がベニアってそれはないよなあ・・・」とか「きっと透明樹脂で透明感があるものを作りたかったんだろうけど、途中でクラックが入って、硬化不良も起きちゃったんだろうなあ・・。透明樹脂は扱いが難しいよって最初に教えたんだけどなあ・・」とか「何もそこに油絵作品を置かなくても・・違う場所の方がはえるのに・・」とか「そこに洋服を吊るすのはいいけど・・・空間演出したら?・・・」と思ったものです。

今年はどうかな?