2010年03月01日

あと一ヶ月

大学1年のときから書き始めたこのブログも、あと一ヶ月でおしまいになりました。

たった今汚い机から「ムサビ日記で書いておきたいこと」なるメモ書きを引っ張りだして読んでみましたが…恥ずかしい内容でした(笑)。
一応ぱっと思いついた4項目が書かれているのですが、一つは結構書きづらいこと(没の可能性あり)、
二つはもうちょっと自分の脳内で練り直してから書きたいことなので、
今回は「今の時点でも書いていいかな…」ということを書いてみます。

長いです。
長細いです。
なので折り畳みました↓

実は自分、既に両親がいません。
母親を3年の1月にALS(筋萎縮性側索硬化症)で、
父親を4年の9月に肝硬変で亡くしました(元々肝炎経由の肝臓がんでした)。
 
 
と書くと苦労しているイメージを持たれるかもしれませんが、そこはヘタレな末っ子長男の赤岩さん。
父親が入院しているときもちびくろ三昧で「もっと親に顔を見せろ!!」と怒られたこともあったし、
葬式関連は伯父がいなければ何にも出来なかったし、
遺産相続や母の介護はほとんど姉が仕切っていたし(レンタカーまで借りてた)、
自分は大学生(しかも一人暮らし)ということで大目に見られていて、
あまり家のことを考えない「ドラ息子」でした。
 
 
ですが、両親を早くに亡くした、いやそれ以前に病気になったことは自分の人生に少なからず影響していると思います。
そりゃ、大学1年のGWの楽しいときに「実家に帰ってこい」とうるさいから帰省したら、
「肝臓がんになった。仕事は休職した。生体肝移植するかも」って言われたら、驚くしかないでしょう。
(実際、伯母の肝臓を移植してもらいました)
あと脳梗塞の後遺症だと思って一生懸命リハビリ運動をしていた母が、
実は治療法のない難病にかかっていて、日に日に弱っていく姿を見るのはつらかったです。
(リハビリのための健康食品やグッズとかの買い物を頼まれてましたし)
 
 
二人とも自分の病気のことで精一杯だったであろうに、自分を大学(しかも美大)に行かせてくれたことは、
本当に感謝しなければなと思いました…今改めて。
なのに何で今、自分はニート一歩手前なんだろう…(汗)。
 
 
親孝行したいときに親はいない、とはよく言いますが、
その言葉を実感する前に両親を亡くしてしまった今は、
とりあえず人並みに働くことが、親孝行のひとつになるのかなと思います。
ひとまず、4月から仕事、というか生活どうしよう…。
 
 
 
 
それと両親の死をきっかけに、自分が無意識に「死ぬこと」について意識するようになったかもしれません。
mixiでマイミクが人を不安にさせる言葉を残して退会したとき、自殺したんじゃないかと思って一人勝手にパニックになったりとか(そのときは共通の友人に諭された)。
 
では自分がいつ死んでもいいように生きる、そのためには何をすればいいか。
その答えの一つに「イラストレーターを目指す」があるのだと思います。
人間死ぬとき、好きなことを多くやってからの方がいいでしょうし。
(ただ、最近本当に自分は美術に向いているのか疑問をもってしまったり…)
 
あとは身辺整理。姉が母の入居してた介護施設の片付けで苦労したこともありましたし、
自分が死んだあとの物の9割はゴミになるのだと考えたら、自然と家の中の物を減らせました。
とはいえオタク的収集癖があるのでシンプルライフにはほど遠いですが。
同人誌の処分は姉に任せることに勝手にしています(笑)。
 
 
 
ともかく、今を一生懸命生きることが親孝行かな、と思って生きている次第です。
最近たるんで甘えていますが…(汗)。
 
 
 
「失って、始めて気づくこと も あるけれど元には戻れない」
(一青窈「大家(ダージャー)」より)

Posted by akaiwa at 2010年03月01日 19:58
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