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ワークショップ「game/toy」3

FOR MUSABI


今回の「game/toy」というテーマの他に、
位置が指定されてたんだ。
それは「壁」。

以上の条件も踏まえて見てちょうだい。


それではご覧ください、チームuzuzの作品です!
あっ写真は友人mとc撮影ね!!どうもありがと!!

■作品タイトル:sound wall

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真っ白な壁にあらわれた ささやかな凸。
ふれるとシャラララ・・・と涼やかな音がする。

なでたり、つぶしたり、たどったり、さわりかたによってわずかに音も変わるね。


以下 キャプションより

本の表紙のざらざら、床の隙間、ドアの凹み。気づけば指先がたどってしまうポイント。
子どもの靴、ブーブークッション。思わぬ場所から聞こえる音。

びっくりすると、人はその理由を知りたがる。
心が揺れ、くりかえす。驚きが反響し、さぐる。そして余韻の中で、推理する。
その心の振動を、私たちはゲームと名づけたい。

■作品タイトル:‐‐キ‐リ‐ト‐リ‐‐

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カラフルなものと真っ白なもの2種類。
最初は紙だけを用意して、好きに遊んでってゲームだった。
そこに切り取り線を引いたらデザインになった。
でも、やぶってもいいし、絵を描いちゃってもいい。
遊び方は人それぞれ。
カラフルな方は 最後のページは真っ白。
真っ白な方は 最後のページに赤を入れた。


以下 キャプションより。

隙間があったら覗きたい。破け目があったら剥がしたい。隠れていたら見てみたい。
「ついついやってしまう」こと。

誰かがつくった破れ目を、あなたが広げる。あなたが残した絵に、誰かが描き足す。
あなたと誰かが一緒につくる、壊して残す時間の痕跡。

点線をなぞって やぶってはがして かたちと色をたのしんで…。


あなたはどんな風に遊びますか?


どっちの作品も、最初のアイデアから大きく発展していって
めまぐるしかったぁ・・・。
何日寝ずに考えても、全然着地点が見えて来ないんだから、つらかったよ。

でも、最初は何もかもちぐはぐで噛み合わなかったディスカッションが
どんどん焦点が合うようにして噛み合っていくのを肌で感じるのは
ほんとに なんていうか 良かった。

こんなにやりがいのあるグループワークは大学はいって初めてだったなあ。
きつかったけど・・・。
1人の時間がぜんっぜんなくってね(笑)

でも、途中まで悔しかったり哀しかったりしてみんなが零してた涙が
最後には嬉し泣きに変わったわけで

ほんとに良かった。


というわけで、ワークショップのお話はここまで。


オトギ

まぼろしみたいにやさしい

FOR STUDENT


昨日までのあらすじ:
タイポの講評終わった!

(※ほんとに粗い)

「読みやすさ」や「目立つかどうか」ということではなくて、
パッと紙面を見た時に、
図版や文字組や空白のある空間に「音楽を感じるか」ということを重視されるっていう
ひとすじなわではいかない課題だった。


・・・・・で、
とりあえず自分のを矢面にだしてみるぞさくせん!
ひさしぶりに自分の作品の画像あげるのでヒヤヒヤする

音楽、感じるかな?

えと、僕はhard romanticの「All The Love InThe World」って曲で組みました。

windowsのヒトは
http://listen.jp/store/album_4582293750078.htm
ここで試聴できるみたいなのでゼヒ

タイトルは「まぼろしみたいにやさしい」
コンセプトは「昼間の蛍」

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これが表紙・背表紙
右上にうっすらと昼間の月が配置されてる。

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ちょっと飛ぶけど7-8ページ目


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最後。24-27p


良かったら詩も拡大して読んでほしい。

ずっと、言葉というのは意味に沿って切ったり配置するのが最も美しい方法だと思ってた。
ムサビ日記も、読みやすさや、パッと見たときのとっつきやすさを重視して
すぐに次の行にいくようにしたりしているのね 実は。
(それがいいかどうかは知らないけど)

だから□の中に流し込んだり、短く切ったりするのに抵抗があったんだけど、
最後にはこんなふうに、がんがん切ったりするようになってて驚く。

ずっと票数も低迷してたけど、今回に関しては10票はいって嬉しかった。
一位の20票越えには遠く及ばないし、5位以内にも入れなかったんだけど・・
でも、一番最初のオリエンテーションのときから、すごくステップアップしたと自信をもって言える
何より、言葉が「文字」として息づくための
新しい方法を知れたことが大きな収穫だ・・・・。

でもやっぱり、僕は文字で遊ぶより「詩がすき」って言われるのが
いちばん、嬉しいから だめだね。(笑)

あーーー友人達の作品を紹介したい!!んだけど!!
明日!!フランス語のテストだから これごめん、明日につづくね!!
こんなに書きたいのに!!!


オトギ

春を見つけに

FOR WORLD


近所ののど自慢大会と、太鼓の音がめざましだった。

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東京は今、桜が見ごろ。
みんなお花見してるみたい。
僕は予定がキャンセルになっちゃったから、スケジュールは白紙。
でも なんかどこもかしこも賑やかだから どっか行きたい!
そう思うじゃない?


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「春を見つけよう」
小学生のとき、そんなタイトルの課外授業があって、
「なんて洒落たことを考えるのだろう」とうっとりした覚えがある。
そのとき何を提出したのか、今はもう覚えてない。
ふきのとうだったかな。

とにかく、
そのときのことを思い出しながら、お団子屋さんのあんころもちをお供に、
自転車に乗って町へ飛び出したんだ。

カメラを持ったのは久しぶりだ。

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車の通る大通りを徹底的にさけて、迷うつもりで住宅街や小道をすいすい進んでく。
すると公園がいくつもあって、そこにはこんな見事な椿も咲いていた。


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庭から呼びかける 木蓮、パンジー、そして薔薇。


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なんと!こんな近くに、竹林のうつくしいお散歩コースがあったとは。


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この花の名前はなんだろう。
大きな木でね、枝にとまった小鳥たちが ちゅんちゅん騒がしかった。


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大学の裏の畑には、何かの足跡。

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僕がいちばん美しいと思った桜は、空き地の桜だった。
こんなに見事に咲いているというのに、「立ち入り禁止」の看板のせいで、
花見客は1人もいない。
雑草が生い茂り、どこからもってきたのかわからない ゴミの山もできていた。
でもその静けさが なんだかとても美しいと思えたんだ。


線路沿いを走ることが多かったから、途中で5つも電車を見送った。
桜はいくつもいくつもあって、ああ 大学のある小平市は、意外と花に囲まれた町だ と
そんな風に感じた。


「春だ」と思ったものすべてにシャッターを切った。
犬と散歩するおばあさんの後ろ姿
線路の遮断機が浮き上がる瞬間に舞い上がる花びら

でもこんな風にいきなり 外に飛び出してしまった今日という日そのものが
春と呼ぶのにふさわしいのかもしれない。


春、エンドカード.jpg


おしまい。

オトギ

創り納め

FOR WORLD

あなたの肌にはナイフを刺せない.jpg


☐作品名:あなたの肌にはナイフを刺せない
☐種別:アクリル画
☐材料:キャンバス(たしかF10)/アクリル絵の具/パステル


オトギ

人形をつくるような気分で描きました。


あなたの喜怒哀楽に寄り添うような表情にしたつもりです。

クリスマスに徹夜した例の絵だよ〜〜
全体像あげたかったけどちょっと切れてる(笑)
いつか実物を見て欲しいな。

ひさしぶりに人を描いたなあ

ゆがみ・まわり・のびる

FOR WORLD

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目眩1.jpg

目眩2.jpg

目眩3.jpg

目眩4.jpg

目眩5.jpg


□作品名:まやかし
□種別:写真
□材料:デジカメ/mac


機械を通して、世界がぶれていく様がとても奇怪で美しく思えた。

僕たちの日々もまたこのように不安定だ。
どんなに揺るぎない意思が背骨に通っていようとも
日々は揺らぎ
目は眩み
視界はぶれていく。

情熱をもったまなざしはなんて健気なのだろう。

それはさながら、
実態のわからぬまま、目の回るようなレンズの中をのぞきこみ
懸命に目を凝らすかのようで。


オトギ

たねあかし

・9号館廊下
・正門 道路
・正門 何かの実
・正門 木
・2号館
・9号館廊下

冬をかぐ

FOR WORLD

宇宙.jpg



君のまぶたの裏で
冬空がうねってる。


■作品名:沈黙する太陽
■種別:写真詩
■材料:デジカメ/mac


オトギ

寒くなって来たせいか
空を見上げる機会もへって、背中を丸めて下ばかり見ているので
ふいに見上げた空の騒々しさに呆気にとられることが多い。
それが 冬の醍醐味。
あ 僕の気分は もう冬なんだ。うん

Opening展 あとがき

FOR WORLD

Opening展
のぞいたり、おちたり、あけたり。
今だけの、はじまりの展覧会

Opening展1.jpg
コンセプトは「穴」。
基礎デザイン学科の有志10名が、「穴」について考え、作品を制作した。
「穴」という たったひとつの言葉の広がりに驚いてほしい という思いがあった。
Openingというのも、穴のもつ「ひらいていく」という意味にかけてつけた名前なんだ。
また、この「はじまり」って意味もある単語は、この展覧会のコンセプトにも、
まだ1年生の僕たちにもふさわしい。
皆さんにとっての 気づきのきっかけの展覧会になるように
僕たちにとっての 創作のスタートの展覧会になるように
そんな意味をこめてつけた名前だ。

作品数は7つ
全員でつくる立体作品1つ
有志6人の個人作品6つ で構成した。


おちゃころ1.jpgおちゃころ2.jpg
おちゃころ3.jpgおちゃころ4.jpg
見覚えがあるかもしれないけど(笑)ビー玉を転がす装置「おちゃころ」という。
お客さんに転がしてもらってた〜
この、みんなでつくった装置はすべて「穴」から着想されていて、
まず、穴からいれたり トンネルをくぐったり みぞにはまりそうになったり
おちたり。そして最後にはお客さんが来た数だけ 穴があく。という仕組みになってる。

個人作品は
Opening展2.jpg
まず、僕の。
タイトル:「しるし」
表現した穴は「傷」

Opening展?.jpg
Mちゃんの「穴場」

Opening展4.jpg
くっきーの「∞段ベッド」
覗き見しながら回すとアニメーションになるしくみで、穴は「のぞき穴」

おちゃころ6.jpg
ときどき人だかりができたり、拍手が起こったりと、楽しんでいただけて嬉しかった。


あと、デザイン科なんだから これも作品だよね

まず、ウェブ!
Opening展
これ、ひとりでつくってくれてます。

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1回のコンペに何週間かけたことやら

おちゃめめロゴ.jpg
これもすんなり決まらなかった

そして、DMに、ポスター3種に、ツイッターに・・・。
画像あげだすと今日中に書き終えれないから控えるけど
ひとつひとつのこだわりがとても強かった。
作品と同等か・・・・・それ以上な・・・・気が・・・する。
僕は「やりたい!」って言うのと
「大丈夫?」って質問して
「できた?」って確認しただけで、ほとんどつくってくれたのは違う子。


えっと、芸祭すっきり楽しいまま終わりたい!
って子は、ここから先の日記はオススメしないよ。
何も後ろ暗いことないからハッキリ書いちゃうけど。
うん、僕ってそういうやつ


僕は芸祭初日から今日にかけて、楽しい反面ものすごい悔しさを噛み締めてた。

今回の展示は、僕が代表をさせてもらってた。
最初は個人で出品するつもりが、なんか流れで数人でかたまることになって、
「じゃあひとつみんなで団体作品つくろうよ!」って言ったら
「いいよ!」って言ってもらって
「じゃあこういうの好きだからしきってもいい?」って聞いたら
「いいよ!」ってなって
色々すすめていくうちに、10人になって、「おちゃめめ」ができた。

大学に入って、何かの組織に入るより、自分で組織をつくりたい、という気持ちが強かった。
それでどんどん色々したくなって、まあ色んなことをやった。


なりゆきでできたチームで
何も知らない1年生で
勢いでやったにしては、うまくいったと思う。
でもそれは妥協でもある。
やりたいことはまだまだあった。


できたこと。

まず、展示なんとか形に成った。
まあ 最低条件だよね。

プリントつくったりした
おちゃめめニュース?.jpg
執行部やepa!をかけもちしてる子が半分以上いてさ。
夏休みもはさむし・・・・、
情報の共有やモチベーションアップのために何ができるだろう、と考えた結果、
プリントにまとめたりすることにした。
これは喜んでもらえたしよかった。
でももっと頻繁に出してもよかったな。

あと、係の子をつくった。
会計係、おちゃころ係、個人制作係 と、
もっとうまいこと機能する方法もあっただろうけど、ずいぶん助かったし、
分担したからこそできたと思う。

そして、こまめなミーティングとメール。
これに尽きる。


で、来年やるとして必要なこと

まず、

参加することひとつにしぼる!
展示やりたいなら、いろいろかけもちしちゃだめだ

展示内容もひとつにしぼる!
団体やら個人やら色々やっても、こまぎれになるだけだ。
どっちかひとつにしよう。
というか、展示の進行と団体制作と個人制作をかけもちなんて、
なんて恐ろしいことやってたんだ僕は。

そして、作品は夏休みにつくる。

組織をつくりたいなら、みんながその組織を最優先したくなるような
愛されるものをつくる。


なぜなら悔しかったからだ。
結局、未だに言いたいことをひとつに絞れない。
ただ、自分が今悔しいんだということはわかってる。
やりきった。やれるだけのことをした。
でも、すべてにおいて一途じゃなかった。

僕はね
芸祭 というものを、ひとつのきっかけにしたかったんだ
こういう、なんの誉れにもならないようなことに、
いちばんムキになれるような自分でいたいんだ
だから正直、今回の団体作品にかける時間 つまるところスケジュール調整をうまくできなかったことや、
自分の個人作品にかけた時間が共通絵画に及ばない事が、とても苛立たしい。
課題の息抜き感覚で制作なんて、そんなのやだよ。
つくりたものつくるために、課題やってるのに、何してんだって感じだ。


もっとできることがあったと思う。
こんな不完全な日記だけど、
でもなんだかそれは、今の気分にとてもおあつらえむきだから、
今日はこのまま書き残しておくね。

見に来てくれた人が笑顔でいてくれてよかった
おちゃめめのみんなも 笑顔になってよかった
いろんな人に感謝できる展覧会にできてよかった

ただ、それに果ては無いし、もっともっとと思ってしまう。

きっとつくってるうちに、答えがでるだろう。
だってこれ、はじまりの展覧会なんだから。

オトギ

石①

FOR WORLD

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■作品名:ごきげんいかが
■種別:授業課題(共通絵画)/平面
■材料:新鳥紙/アクリル絵の具/パステル


オトギ

石を描いた。
今にして思えば、
石の機嫌のようなものをくみとってやれないかな〜と思っていたような気がする。
ちょっと不完全燃焼だ。

というわけで、今日は共通絵画の講評でした!
詳しくは後日、レポートするね。
友人から転載許可もらったから、友人の絵も載せるよー。
いろいろ消化不良なことはいっぱいあるけど、
とりあえず たのしかった! とだけ。

死にゆく光

FOR WORLD

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□作品名:オレンジの風
□種別:写真
□材料:デジカメ/Mac(サイズ調整のみ)

オトギ

秋の光はオレンジ色の熱を帯びる。
夏の強烈な白さは息をひそめ、いつのまにか今にも消えそうな儚さで輝いている。
冬に向かってゆっくりと呼吸をととのえるように。

今日の昼、講義の空き時間があったのでムサビを散歩した。
写真はすべてムサビで撮ったものだよ。
僕たちの学び舎では、こんなにも豊かな植物たちが、いきている。

わすれもの

FOR WORLD

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□作品名:僕たちの海
□種別:写真
□材料:デジカメ/Mac

なんだかまた急に、思い出したように暑くなってきたので、
フォルダーから涼しげな写真をお届けします。
この前の旅行で行った、名古屋の水族館の写真だよ。

僕、動物園とか水族館とか、ちょっと怖いんだけど
子どものとき親に連れていってもらってワクワクした気持ちは
今でも覚えてる。
ただちょっと 人間のずるさを感じる な。やっぱり
こういうとこが、「考え過ぎ」・・・・なのかも。
綺麗なんだけどね。


オトギ

きらめくものたち

FOR WORLD

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□作品名:shine
□種別:写真
□材料:デジカメ/Mac


僕たちは輝きをはなつものに目を向ける
僕たちは照らされることにより注目される
僕たちはまぶしいものから目をそらす
僕たちはきらめく流れ星のように生き急ぐ


この世界は光に満ちている。

オトギ

夏のゆふぐれ

FOR WORLD


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□作品名:花の蜜を吸った頃の話し
□種別:写真
□材料:デジカメ/弟と過ごす夏。/夕暮れのひざし

今日、弟と 裏山を散歩したりバドミントンしたりして遊んだ。
夕暮れ時の 夏の静けさと 不気味さ 風情。
「男の子」のパワフルな明るさと 危うさ。
そんなものを感じた。
足にふれる雑草の感触 虫の気配。やむことのない蝉の声。
これが僕の知っている夏だ。


もっと写真とるの うまくなりたいな。

それにしても、急な坂道 というか 山道を、サンダルでくだるの
僕は下手になったなぁ・・。

la lune

FOR WORLD

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□作品名:月光
□種別:授業作品/平面構成?
□材料:Mac/photo shop


今までふれてこなかった、「色彩論」という授業についてちょっとふれようかなと思う。
まず、基礎デの必修科目(この授業ちゃんとやらないと留年させるよって科目)には、

形態論
色彩論
言語表現論
表示方法論
デザイン論

というものがあります。
というか、ありました。
これにプラス、
僕は、選択できる範囲でフランス語とか哲学とかをとってるんだけど
その説明をきちんとしてこなかったので、
さらっと書いておいて・・・、

今日は色彩論にふれよう。

これは「同時形態による光の表出」という課題。
わかりやすく言えば、「おんなじ模様いっぱい使って光ってるように見せてね」って課題かな。

えっとねえ

多分、僕の作品、あんまりよくないです。


(笑)


自分の子だからかわいいんだけど。
でも オシャレで緻密で丁寧で、部屋に飾っておきたいようなもの創ってるコ、
いっぱいいるんだよ。(悔しいったらないね。)
でも気に入ってるものだけを載せてると、いつまでも授業のこと書けないから、載せちゃう。あは・・・
要するに、「これが基礎デレベル」とかは思わないでクダサイ。
って言いたいのね。悔しいけど。でも誤解されるともっと悔しいから書くよ。


さて!
この課題は、「色彩論のラスボス」と呼ばれている課題だったらしい。

「太陽の残像」
「同時対比」
「透明感の表現」

と、数々の課題を(影で)乗り越え
そこでつちかった能力(と根気)を試される・・・
そんな課題!

色の
置き方や形、重ね方や組み合わせによって、
見える物はまったく違うということに気づきなさい。

そんなメッセージのある課題!

――――だと思った。
うん、あくまで僕の感想だよ。笑


「色彩論」全体を通しては・・・こうかなあ。

「色」。

デザインにおいてとっても大事なこと。
デザインは、見てもらえて一瞬という世界。
ロゴも新聞の広告もCMも、一瞬で切り替わって行く。
だから一瞬でインパクトを与える「色」というものに対して、
もっと敏感になりなさい。
って、そういう「芯」が一本通っていたと思う。

あと、途中で加藤先生という女性の先生が講義をしてくださったんだけど、
「環境(風土)に適した色かどうか」を、デザインするときに考えて
ってメッセージは、とても印象深かったなあ。
「お花見のときに使うブルーシートを茶色にすることで、
桜の儚い桃色をもっと楽しむことができるんじゃないだろうか?」
と思ったから、
「茶色のシートをつくりました」
と写真を見せてくださったり・・・。

それをふまえて、
「目立つ色」なんて、環境によって違う。
赤い壁に貼る予定なのに、
赤い色が目立つからって、赤いポスターをつくっても、なんの意味も無いんだ。」
とか、考えたことが頭に残ってる。


総評すると・・・・
うん、最高にしんどくて、頑張れた課題だった!!
とりあえず今夜は乾杯だ!Bonsoir!


オトギ

名前はまだ無い。

FOR WORLD

とちゅう.jpg

課題の合間に絵を描いてる。

デザインを学ぶようになったら、
頭の中はデザインに埋め尽くされちゃうんじゃないか、って思ってたけど、
そんなことなかったなあ。
アートとデザインは、
無関係でも つぶしあう関係でもなく
つながってるんだろう。
どうしようもなく、つくりたくなるんだから。


ここ最近のいろんな思いを
ぎゅっと閉じ込められたら良いな。
・・・・だめだ、絵の方に夢中で、言葉にならない。


描き終えたらまた、このエントリーを更新するね。
その際には文章は消すので、
今めぐりあえたあなたはラッキーかも。(笑)


オトギ

あるいは、はなむけ

FOR WORLD

徒花.JPG

徒花2.jpg

□作品名:徒花
□種別:平面/アクリル
□材料:キャンバス/アクリル絵の具

地獄の業火からほのかな月明かりを望むような
悲しみを。


作品名は「あだばな」と読みます。

3週間くらい放置していて、昨夜衝動的に仕上げた作品。
作品に赤を用いるのはもしかしたら初めてかも。
赤色というのは一歩間違えるとただただ下品な色味になってしまうので、
なかなか難しい。
なんだか思ってたより禍々しさや凄みのある作品になったなあ・・。笑
まだ描き足すかも。

あと、ブレてしまった写真が燃えているようで面白かったので載せてみます。

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オトギ

楽園

FOR STUDENT


日々が流れていく
毎日毎日、たくさんの顔と声に包まれてる。
それらは僕を褒めそやしたり蔑んだりと忙しいようだが
はたして何もかもなべて同じように見えてしまう。
訪れては去っていく、時代という名の人の群れ。
好意も悪意も、僕やあなたにふれてくるという点ではなんら変わりない。

だから恐れるな。


渇きを人のせいにできてしまうような選択肢は捨てろ。
来るはずもない船を待ってるのはやめるんだ。
たとえ笑われようとも臆するな
微笑み返すくらいの覚悟はいつだって必要さ。


鳥の鳴き声とともに朝が来て
あなたにも僕にも夜が来る
なんの気兼ねもなく寝息をたてられる僕らが
なぜ望む夢すらも見られないと言うんだ

オトギ

平成浪漫

FOR JAPAN

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□作品名:ヒトノ間
□種別:『形態論』課題作品/写真/レポート/デザイン
□材料:写真/Mac/illustrator/photoshop


 さて、以前違うテーマで形態論のレポートを書いたことがあるけれど・・・
今は「私にとっての日本的とは何か」というテーマでやってるんだ。
そのとおり、自分の身の回りから「日本」を感じる物を探し、
写真と文章によってそれを人にプレゼンテーションする、という課題だった。

 近年、ひそやかに消えゆこうとしている日本の文化。
本当に消えてなくなっちゃうのかな?消えてしまっているのかな?
という疑問への答え探しをしながら、文章を書いた。
僕たちのからだにしみついて、離れない、本当の意味での「文化」とは何か。
これが僕の出した答えです。


今回から教授が交代しまして・・・・なんとも、アクの強い、おもしろそうな方です。笑
「考える、ということに重点を置いた課題です」という発言に、
「考えるのは趣味」と公言する僕は心でガッツポーズしたわけですが、
今回はちょっと悔しさが残るなあああ。
たとえ「考え」に重点を置くとしても、デザインを学ぶ身としては、
もっとビジュアルに惹きつける魅力をつけたいところだね。
とはいえ、今の僕の力じゃこれがベストなことには変わりないけど。


さて!!今回は!!
前回のお約束とおり、友人にお願いして写真を撮らせてもらいました〜。
こんな作品もあったのだよ!!
もちもち.jpg
「お米」に着目した作品。作者は留学生です。
かつて、外国人が日本の稲穂を見て日本を「黄金の国」と称したくらいだから、
やっぱり、日本とお米は切っては切り離せない文化だと思うなあ。
外から見ると、日本ってこうなんだね〜〜。いいかおだ。笑
出典:小島小鳥「未来ちゃん」


空間を感じる.jpg
「履き替える」という仕草に着目した作品。写真の撮影も自分で!
空間を区切るのではなく「仕切る」文化のある日本ならではだなあ、と思った。
具体的な物を置くのではなくて、何か別の物を違う物に「見立てる」ちから。
ほんと、昔の日本人って、想像力豊かだったんだなあと思うんだ。


他にも、線香花火や錆、風鈴やお弁当・・・などなど、
いろんな「日本」をそこに見ることができた。
日本文化の不思議なところは、年齢を重ねるごとに心地よくなることだね。
日本のもっている文化の「色」は、本当に奥ゆかしくて儚いから、
きちんと守っていきたいなあって、そう思った。

なにもね、もういちど、着物を着て、下駄をはいて、お茶しか飲むんじゃないとか
そういうことを言いたいんじゃないんだ。
ただ、僕たちの何気ない生活の中に
昔の日本人が織り込んでいた「うつろいを楽しむこと」くらいは
思い出して、寄り添っていけるんじゃないかなあって
寄り添ったっていいんじゃないかなあって
そう思ったんだよ。


オトギ


明日はオープンキャンパスかあ!
わくわくだね。

うまれるかたち。

FOR WORLD

 〆切明けに飲むミルクティーはとっても贅沢。

そうです、形態論のひとつめのプログラムが終わりました。
というわけで、ここここで言ってた形態論レポートやるよっ
ところどころに僕の意見を交えます。
ただこれは「正解」ではなくて、あくまで僕が、こうかなあ〜と考えた一つの「返答」としてとらえてください。


形態論1[トランスフォーメーション]
その名の通り
全員が同じ一つの形を出発点に、まったく違う別々のすがたへと変化させる課題でした。
(だから某さんとつきの言ったように、名前のままですね。
つきの「固定観念をこわす」というのも近いように思います。)
求められるのは作業の正確さと丁寧さ、そして発想の斬新さ。
頭をつかうけど、実はどこまでも自由な課題だったと思う。
やりたいだけやっていいよ!ってかんじ。

 さて、そういう課題だったんだけど、そこにプラス!
僕は、「見たことのない新しい形」+「美しさ」をどこまで追求できるか、が求められていると考えて制作しました。

オリエンテーション→教授とアイデアの相談→プレゼンテーション
という3段階のプロセスを3回繰り返し、
作品を3つ制作しました。


①市松模様に、いくつかの決められた変換方法を用いて最初の形と全く違う姿へ変形させる。

切り絵.jpg

 ちなみにこれ、切り絵です。みんな切り絵ね。
僕は自然界にある曲線が好きだから、それをテーマに変形させました。
これは・・・求められていることに応えきれてないんだよね。
左上から始まって、一番右上の姿が最後の形なんだけど、なんともありふれている。
全体的に遊びが足りない。
 すっごいカッコいい切り絵してる子たくさんいたんだけどなあ・・・紹介したいなあ
今度からお願いして写真撮らせてもらお。


②10㎤の立体をつくり、いくつかの変換方法を加え五段階に変形させる。
そして5つ目の形を立体作品として制作する。

①みたいに今度は立方体を変形させて・・・
その最後のかたちがこれ
ここでもう一度求められてることを考え直した。
見たことのない形、自分の思う美しい形を追求できたと思う。気に入ってる。
 人からは
「DNAっぽい」「今日の曇った空みたい」「イモムシ」「生クリームしぼったとこ」
とか言われたよ。
変に偏らなかったところをみると、狙いは成功かな!うれしい。
ただイモムシは納得がいきませんいとうさん!あはは

 教授からは「もっと軽やかな布をつかったパターンも見てみたかったかも」と言っていただいた。
たしかに、動きを出すのにこの布は重たいかも。



③②の立体作品を撮影し、図録を制作する。

表紙と裏表紙
図録.jpg


中身
あ、本名のところに不自然なモザイクはいってるよ〜
図録2.jpg

 写真枚数の指定と、サイズ以外はデザインが自由だったから、
美術館のパンフレット風につくってみた。
それによって文字の組み方とか、いろんなところに気を使わないといけなくなるんだけど、
挑戦的な姿勢や裏表紙の文字組みに関してはよい反応をいただけました。

た〜のしかった〜
イラストレーターとか全然つかったことなかったけど、
いろいろ挑戦できてよかった。ただ、もっと遊んでもよかったかもな。イラスト入れたりとか。

 全体を通して、制作への姿勢も徐々によくしていけたし、
美しいってなに?かたちってなに?って考えられた。
 あと、課題の楽しみ方がちょっとわかった。
なにごとも「こんなことやっても意味なんてないじゃん」って言うひとはいるけど
意味はあるかどうかじゃなくて、つくるかどうかなんだよね。
制約の中でいかにして遊ぶか・・・!


 と、まあこんな感じかなあ。
写真撮影すごいたのしかったっ
ただ僕は、正確にものをつくったり丁寧に仕上げたりすることをもっと気にしないとなあ。
あと、今日のプレゼンだめだった!下準備しっかりしよう。

 そんなわけで、達成感とほどよい反省を胸に、
僕は作品をつくろうかなって思います。


オトギ


あ、twitterはじめました。@fantasia31でやってるよ。
お役立ち情報:ひとりよがり が2:8くらいの割合でつぶやくつもり。笑
ムサビ日記のオトギというより、舞台裏のオトギになるかなあ。
それでもよかったらフォローしてね。

・・・フォローしてね、ってなんかこそばゆい。

クリーチャー

FOR WORLD

形態論1.jpg

形態論2.jpg

形態論3.jpg

□作品名:イノセンス
□種別:『形態論』課題作品/立体
□材料:針金/布/針/糸/アクリル絵の具

 『形態論』という講義の『トランスフォーメーション』という課題です。
この1ヶ月、形態論では一貫してこのテーマで講義をおこなっています。

※この記事ではひとまず僕の「作品」として紹介します。
講義と課題の主旨についてはまた日を改めて、まとめて書きたいのでお待ちください。
来週でこの課題に区切りがつくと思うので、来週の水曜日以降の記事をご覧くださいませ。

 この課題、すごくしんどくて、すごく楽しかった。
見てもらって好きだと言ってもらえて、こんなに嬉しかったのは久しぶりだ。


この講義は水曜の1・2限にある。
オトギの先週の『形態論』課題スケジュールはこんな感じだった。

水曜日:オリエンテーションを受け、
木曜日:試作品をつくり、
金・土曜日:一度紙で創ったのを気に入らなくて没にして、
日・月:どうしようかずっと悩んでいて
火・水:電源が落ちた。(そして他のみんなには新しい課題がでた)

そこから一週間ぶんを取り戻す日々がはじまったわけである。
それが今やっと追いついたところだよー。具合よくなってよかった・・・


 〆切を守るのが社会のルールだ。

だから、本当なら土曜の時点でつくったチープな作品でも、
できるだけ早い段階(翌日)で渡すのが良いんだろうと思った。

 でもできなかった。

 成績を落としても、自分で納得できるものをつくりたくて。
将来ふりかえったとき、「この作品気に入ってるんだよね」って言えるものがつくりたくて。
 あがいてみた。
あがいて、よかったあ・・・。
評価がどうとか、そんなことより、作品をつくることを楽しめて、たくさん考えられて、
ほんとによかった・・・。

 今日持って行ったらいろんなひとが見てくれて・・・もうさ
寝不足でコンビニに左右ちがう靴で行ってしまったこととか
寝不足で歯磨きするとき吐きそうになったこととか
寝不足で神社に荷物一式忘れた(雨の中)こととか
全部、報われたよ。
なんだか今日は一日、お口のチャックがゆるゆるだった気がする。あはは。単純だなあ・・・
 でも〆切は守りましょう!これからはっ


 さて、あなたに質問です。


「この形、何に見えますか?」
「どんな課題だと思いますか?」
「なぜこんな課題をやっていると思いますか?」

一週間後のレポートまでの宿題ってことで!


何の情報もないとわけがわからないと思うんだけど、あえて載せてみたんだ。
せっかく僕のブログに来てくれてるんだ
あなたにも、感じて、考えてほしい。

オトギ

麗らかな日々

FOR WORLD


soleil.png

□作品名:風ひかる
□種別:写真
□材料:デジカメ/Mac(加工は縮小のみ)/春のひざし

 今は散ってしまっただろう、4月27日の花の姿。
名前は知らない。

 ムサビには孔雀がいる。鳩もいる。そして花が咲いている。
まだ入学後間もない頃、ふらふらとよく散歩した。
ふいにシャッターを押したくなって撮ったものの内の1つだったような気がする。

 基礎デでは「表示方法論」という授業で写真も学んでいる。
何の知識もなく撮ったこの1枚を、1年後どんな目線で見るのか楽しみだ。


オトギ

まなざし

FOR WORLD


みつめあえたら.jpg

みつめあえたら アップ.jpg

□作品名:みつめあえたら
□種別:平面/アクリル
□材料:アクリル絵の具/パステル/キャンバスF3

まなざしひとつで伝わるものについて、がコンセプト。

 このサイズの平面は、肩の力をぬいて制作できるから気に入ってる。
どこまで描き込むか迷って、ここで止めておくことにした。
 イラストでもなく写実画でもない「あいだ」を描きたいなあと常々思ってるんだけど、
どうだろうなあ・・・

オトギ