2010年06月のアーカイブ

季節はめぐる

サッカー観てしまいました。4時からですが。

進学説明会もキックオフなんですね。

2年前の今頃はPは高校からシツコク訊ねられる志望校もまだ口に出せずにいたのでした。

気持ちはあったのかもしれないけど。

(Pの通ってた高校はなぜか廊下のカベに「東大新聞」が掲示されてたりする
漫画「東大一直線」(by小林よしのり)リアル版みたいに不思議なところでした)

夏休みの8月に一番近い場所での説明会(それでも新幹線に乗って行ったけど)に行った時には
気持ちを決めたのかな。

「本当に行きたい学校しか受けませんけれどいいですか?
もしダメな時は申し訳ないけれど浪人させて下さい」
(準備不足なので現役ではムリかと周りは思ってた)

と日頃口数の少ないPから真顔で言われたのは12月の初旬だった。

「この子は本気だ」と思いました。

時々は情けない親だなーと思うこともあるし、
めげそうな時もあるけれど
あの時の本気な子どもの姿を忘れないで
もういっちょがんばるかな。
と気持ちを鼓舞したりするのです。

今回はほんのつぶやき

マンガの映画化はめずらしいことではなくなったけれど
往年の名作マンガの映画化(実写!)に少し言いたい(つぶやきだけど)

「宇宙戦艦ヤマト」放射能まみれになった地球を救うために惑星イスカンダルへ
戦艦大和を復活させてコスモクリーナーを取り行く話というのはみなさん、ごぞんじ?

昔、TV放映時はカルピス子ども劇場「アルプスの少女ハイジ」とバッティングしてた。
最終回もかぶってた。まだ録画機能が普及していなかった頃ゆえ小学生ここのこは
チャンネルを両方替えながら替える度に後ろ髪を引かれる思いで観たのであった。

そんな「ヤマト」はその後も結構劇場版などが制作されていたが
この21世紀になって実写版でやるという。

古代進は木村拓哉で。ビミョーである。
森雪は黒木メイサである。かなりイメージが違うような。
(最初は沢尻エリカだったらしいです)

沖田艦長が山崎努というのだけがまあまあな配役かな。
古代進の兄の守は堤真一である。悪くはないけど
全体的に年齢が高めだね。

で、じつは「ヤマト」にはなんだかんだ言ってもそんなに思い入れはない。

問題は「あしたのジョー」である。

矢吹丈は山ピー。うーん
白木葉子は北川景子(これはまあいっか)

丹下段平が何故に香川照之?
彼がうまい役者なのは認める。
日中合作の「鬼が来た!」の怪演ぶりは鳥肌モノだったし、
「ゆれる」でみせたデリケートな演技も印象に残る。

でも丹下段平・・・
ビジュアルが違う。まったく違う段平の造形があるんだろうか。
今の香川照之に段ペイオヤジの格好をさせると
バカボンのパパを想像してしまうのはわたしだけ?

「ジョー」には「ヤマト」より愛を感じてるので捨て置けないのである。

あっそれとジョーのライバル、力石徹は伊勢谷友介。
山下智久が矢吹丈なら力石は伊勢谷君でもつりあいがとれるのか?
でもなあ
違うなあ

NHK話題の「龍馬伝」では伊勢谷友介は高杉晋作らしい。

できあがったのを観たわけじゃないので
今回はほんの「つぶやき」です。
もしすごい傑作になったらすみません。

天国に近い場所

ちょっと前になるのですが九州は熊本の菊池渓谷へ行ってきました。

きっかけは日本経済新聞の特集。新緑の美しい(+歩きやすい)日本の渓流 BEST 10の2位に選ばれていたのでこれは行ってみよう!と思ったからでした。
ちなみに1位は青森の奥入瀬渓谷。点数的にはブッチギリの1位でした。
青森の誇る大切な宝物ですね。

今回はサクっと行ける菊池渓谷へGO!となったわけです。
(SUGOKAのお世話にはなりませんでしたけど)

うーん美しかったです。
こんな感じ
菊池渓谷 携帯.jpg

s-20100528と5.29菊池高原くじゅう花公園 011.jpg

ここは新聞の人気投票で48万票とったから名づけられたという説もある四十八万滝

s-20100528と5.29菊池高原くじゅう花公園 015.jpg

歩きながら呼吸をすると身体中あおく澄んだ空気に満たされるような気になっていく。

そこここの樹にペットボトルがぶら下げてあって早朝より管理のお世話をされてるらしい方に
尋ねるとそれは
ハチをおびき寄せて閉じ込めるワナ」だそう。

そういえば中をよく見るとなんか邪悪そうなハチさんたちが重なりあっている。
(画像で紹介はちょっと控えます)
クワバラクワバラ

おびき寄せる仕掛け(ペットボトルに入っている液体)はお酒と砂糖と酢で危険なものは何もないそうだが
甘いワナにはやっぱり気をつけた方がいいのでしょう。

ハチに刺されることよりそっちの方が気になるここのこ。

お茶目な感じの絵のある立て札

りす 携帯.jpg

このポーズ、ウルトラシリーズに出てた怪獣をちょっと思い出したんです。
何だったでしょう?

この後、野鳥のコルリとコゲラにも遭遇したのです。
写真に撮れなかったのはちょっと残念。

中国山地の渓谷に比べると全体的に滑らかでこじんまりして珠玉の渓谷美とでもいいましょうか。

歩道も完備されていて歩き易かったし、車の駐車代もロハ。渓谷に入るのに100円だけかかります。

深呼吸したくなったらおすすめな場所だと思います。


at 16:17 | Category : 自然 | Comments (0) | Trackbacks (0)

ビバ!生物多様性の世界

きれいな九州某山地をエントリーする予定でしたが
ちょっとあとまわし。

リニューアルしたmauleaf1号が届きました。懇切丁寧な施設案内があるのですが
体育館に最新式と思われるっていうか(そう書いてあるんです)
スポーツマシンなんかがあるのね、びっくり。
きょうだいRはエミュウの噂の「赤ちゃんのおしり」紹介に「ほんとにこのネーミングなんだ!」とちょっと感心してました。

うちのあたりは今ホタルが乱舞中。
ホタルははかないってイメージがあったのですが、こちらへ来て認識が変わりました。
(ここのこは本来はゴミゴミした町育ちなのです)

降るような星がそっくり天から降りてきて川や山を生きてるもののように輝かす。
これが命の輝きってやつなのか。
いつまでも見とれてしまう。

そう。ここのこ家では梅雨に入る前ひとときはホタル鑑賞の行脚をするのがお約束。

夜な夜なホタルを観に行きます(ホットスポットは押さえてあります)

ホタルって麦わらのような匂いがするのね。
夏が来たよってこの匂いで感じます。

Pに「ホタル出だしたよ」と言ったら「私は玉川上水のとこでタヌキに会いました」と言ってました。
「えっいるのタヌキ?」「あれは間違いない。」
そうだよなーPはタヌキ、身近に見て育ったし。

ムサビ付近も自然は保全されてるんですねえ。

なんか安心したような。

at 22:37 | Category : 日常 | Comments (2) | Trackbacks (0)

大切です。おカネの話

Pは彫刻の授業で使う平ノミは購入したようです。

春休み、ちょっとだけバイトしたお金が残ってるのかな。
何か必要なら送るよと声を掛けたら「別に」だって。

でも「『聖☆おにいさん』5巻が出てるらしいけどいる?」と聞いたら
「お願いします」とやや力強い声が返ってきました。

ほしいものは多々あるだろうけれど
画業に必要なモノに優先順位はおいているようです。

日本ではかつて労働をすることを通して一人前という意識が
育まれていたけれど
今はその前、こどものうちに消費者として扱われていることが多いので
お金の価値とか働くことの意味とか
考える機会がいることよのう、などと考えます。

今年発表されたサラリーマン川柳入選作でここのこが一番共感したのは
「すぐ家出 諭吉は我が家の問題児」
でした。

そう言ったらPのきょうだいRに
「母よお金のこと、少し言い過ぎ」とたしなめられました。

毎日新聞連載中の「毎日かあさん」本日掲載分にも同じようなシチュエーションが。

おカネのことを言い過ぎてこどもを傷つけてはいけませんね。
少し反省です。

写真はくまピーがスパイになるために広島市へこっそり降りて来るまで住んでいたと思われる
中国山地の渓谷です。

三段峡 2010 5月5日.jpg

水が夢のようにきれいです。

次回は九州の山の中のきれいなところのエントリーなどをしてみる予定です。

at 14:05 | Category : 日常 | Comments (2) | Trackbacks (0)

お題でGO!

「人生画力対決1」をアマゾンで購入しました。
プロでもけっこう・・・やってくれますねえ。

西原さんの「危険水域ぎりぎり感 爆裂ぶり!」が見事だと思いました。

お題絵描き対決と言えば
雑誌「通販生活」でかつて連載されていた記憶スケッチアカデミー。
ナンシー関さんがご存命だったころのヒット企画です。
(読者投稿による「ネコ漫画」は今も続いていてこれも好き)

ナンシー理事長が出題するお題、例えばフランケンシュタインとかこいのぼりとか自転車とか。

読者が記憶を頼りに描いて投稿してきたものの中から理事長のこころの琴線に触れた作品が
掲載されるというものだったが、ナンシー理事長のコメントもおもしろく毎回楽しみだった。

記憶を頼りに描く。
記憶ってけっこうあいまいだなあと再認識させられる。

もちろん画力のある作品もあるのだが
理事長の選ぶものは技術に長けたものばかりでなかったのがここのこのココロの琴線にも触れたのである。

美大に来ようとか来ている人たちには
「うっマジに描いてなぜコレ?」なのかとお思いになるかもしれません。

動物(カバとか牛とか)になるとなぜだか眉毛を描いちゃう作品も多く
よく理事長が「マユゲは描くなよ」とこぼしていた。
Pも「動物にマユゲはちょっと」とよく言っていた。

実はここのこ家でも「出されたお題で絵を描く」ということにけっこう闘志を燃やしたりしているのである。

いつもユニークさで際立ってるのは・・・・・父Dであった。
彼が描くと人間も動物もなぜか「ワニ目」なんである。

対象を見つめ写実的に表現する、という努力をぶん投げてる!所作がここのこ家では
彼一人だったのでナンシー理事長の言うところの「症例」としては貴重な存在であった。

「BRUTUS」特別編集の井上雄彦特集も買ったのです。
こちらは己れとの真っ向筆勝負!
美術館で公開された時に観たかったのですが行けませんでした。

画としては「バカボンド」おもしろいと思うのですが
内容としては「リアル」が好きなんです。

読み始めた時は年上だった野宮くんや高橋くんたちを我が家のこどももいつの間にか
年齢的に越えていこうとしている。

サザエさん現象にPもしみじみ感じるものがあるようです。

at 16:33 | Category : 日常 | Comments (2) | Trackbacks (0)