2010年11月のアーカイブ

芸術作品か否かに関わらずってことで

ここのこの卒業した高校の美術の先生から「来年もやること決まったよ!」のお知らせメールがきました。

「M高卒の作り手達展」

高校生相手にしてると若いな、せんせい。
案内文に絵文字が満載!

コンセプトは「芸術作品か否かに係わらず、社会で物作りに携わる卒業生達が一堂に会して
刺激しあい、また卒業の年度にこだわらずに交流を深める発表、展示の場」
なんだそうです。

来年の春の開催になりますが、楽しみ〜

ここのこの仲のよかった同級生はイラストレーターになってます。
仕事は教科書や雑誌の挿絵とか描いてて「ほほーやっぱプロじゃん」と思うのですが
趣味で描いてるイラストは「おお!ぽんちゃん(彼女の愛称)じゃん!!」って感じで
高校生の頃をなつかしく思い出させてくれたりするのです。

こころに響くもの

博多に行ったら「夜はやっぱり中州で屋台のラーメンでしょう!D談」(貧乏だなあ)より
一年のうち9日間しか公開しない「貴重な九年庵の紅葉」(多かったな、人出)より
こころを奪われたもののことを書きます。

深くてあたたかい、こころに沁み渡るような音楽を知りました。
それはトビウオリアキさんのヴィオラ。
鎌倉(近くへお引っ越しの際中だとうかがいましたが)の森にお住まいのアーティストの方です。

竹炭をつくっている友人(これまたあたたかい仙人のような人)から「とってもいいよ。ぜひ聴きに来て」
と勧められてライヴに行きました。

うん、いい!

森の空気を深呼吸するような、海のふかいところに抱かれるような
そんなやさしくてあたたかい音色と調べに魅了されました。

トビウオリアキさんのCDにあったメッセージがすばらしいので引用します。
ここのこが言葉を費やすより多分このメッセの方がうんといいので。
(ブログで紹介させて下さいとお願いしてあります)

「地球上は常にさまざまな音に溢れ、それぞれの音は空気をふるわし、互いに影響し合い、
そうして全ての生きものと、物たちは1つに繋がっているのだと感じます」

「小川のせせらぎ、動物たちの鳴き声、虫の音、私たちの笑い声や、愛の言葉も、どこか遠くの、と感じる
銃声や誰かの呻き、ため息も、それらはみな、1つの空気の中に混ざり合い、1人1人の肌と呼吸と
いつもぴったりと触れ合っています。
そして音にはならない体の動き、行動の1つ1つも空気を揺らし、そんなふうにして1つに繋がる、1つの空間の中でみんな生きている。
私達の出す音は地球に比べれば小さな小さなものですが
やすらかで優しく心づよい響きで地球が包まれるようにと願い、
音を放つ人たちといっしょに演奏しました。」


同じ空間で「生きていること」を共有できたことに感謝!でした。

一見華奢でとても繊細な方のようにお見受けしましたが
ネパールでアンナプルナをトレッキングしてきたこともあるというタフさもお持ちの方でした。

機会があればぜひライヴを聴いてみて下さい。

CDはこちら
おすすめです。

どうでもいいことですが
博多の中州あたりのネオンって昭和の香りがしますね。
「焼酎」と「明太子」のオンパレード。

それも懐かしい感じです。

こたつLOVE

紅葉のあかが深まってきて吐く息も白く見えたりする季節になりました。

もっちーが愛するアレが活躍する季節でもあります。
アレとは

そう炬燵です。
ここのこ家はリビングが吹き抜けなんですが「寒くなってきたねえ」という段になると
こたつが据えつけられるんですね。

DもRもこたつ好きなんですが何といっても猫であるもっちーが一番喜んでるみたいです。

もっちーのこたつ使用法は
・部屋が寒い時          中で丸まる。
・部屋が暖まってる時      こたつふとんの上で丸まる。
・サウナとして使う時      
アツイこたつの中でギリギリまでぬくぬくし、「これまで!」と思ったらおもむろに出てきて
ぷはーと息をついてソファーでごろっと涼む(毛皮族なので汗はかかないです)

ヘンな猫なんですね。

通常Rの席で丸まってることが多く「不在のRの帰りを待って温めてあげている」と言えなくもないので
「もちきちろー」とも呼ばれてたりする。「藤吉郎」のもじりですが。ちょっとキビシイか。

もちろん食事時にはDの傍らです。
もっちーのお約束。

at 18:12 | Category : 日常 | Comments (3) | Trackbacks (0)

休日その2

芸祭に行ったついでに観たかった映画「ANPO」を観ました。
渋谷アップリンクで。
戦後日本を代表してきた現代アーティスト30余名へのインタビューと彼らの絵画、写真、映画などの作品を織り交ぜつつ、アートの視点から多面的に戦後の日米関係を振り返り、今を問うドキュメンタリーであります。
監督は映画『TOKKO/特攻』のプロデューサー・ライターでもあるNY在住のリンダ・ホーグランドさん。
彼女は日本で生まれ育って日本の公立小・中学校に通ってたのね。

作品に出てくるARTの力とひとびとの力強さにこころが震えた感じ。
コメントで映画監督の阪本順治さんの言葉がいい。

「この作品のARTは次々と僕たちの心に棘を突き刺す。ぐさりと刺さったその心の棘を観終わった後も暫くは抜かないほうがいいだろう。HEARTの中にはARTが含まれるってことに、僕は恥ずかしながら、いま頃気づいた。戦後はまだ終わっていない」

おすすめです。

で、Pとは国立新美術館でやってる日展に行きました。
まだ修行中なんでとにかく何でも見てやろうという感じ。

特選になっていた「家族」というタイトルの作品。モチーフはチーターの一家。

それを観たPがぽつり。
「父と母と子という組み合わせならこんなシチュエーションは野生ではありえない」

そう。チーターは父親と母親と子どもが家庭を作って仲良く子育てするということはないのですね。

それを帰ってからRに話したら
「チーターってある程度大きくなったらきょうだいで暮すんだよ。で、一番強い女の子が狩りをして
きょうだいを養うの。男の子のきょうだいは強い女の子が出て行っちゃってしょうがなくなったら
やっと狩りをするんだよ」
と教えてくれました。

うーん
奥が深いな。さすがケモノバカの一家に育っただけのことはある。
「家族」なら狼かペンギンがいいかも。

もちろん絵の鑑賞も。
作品を観つつPに日本画の技法などを教わりながらゆっくり観たら時間が結構かかりました。

その後東京ミッドタウンでちょっと社会科見学。

design exhibition.jpg


家路につく途中でイノシシさんとタヌキさんに出会いました。
六本木から数時間でケモノ王国へ。

日本も狭いようで広い?かも。

ひとときの休日

行ってきました。芸術祭。
諸事情があり楽日だけとなりましたが楽しかったです。

リサーチ足らずに行ったため「ああ〜あれも観ればよかった」と悔やむことしきりです。
まあ1日だけで観ようってのが間違いですけどね。

ファイン中心に見学させていただきましたが、ぜひ行ってみたいと思ってた伊藤先生の生物ゼミ展示。

ゲットしたのはこれ
生物ゼミ ちびプテラ.jpg

アシンメトリーなデザインがちょっといい感じ。

写真は上手な方がいっぱいアップされていますので
ここのこはささやかにこれを。

ozawaくん?.jpg

おわかりですか?WCの表示です。
細かいところもこころにくい。
いろいろなバージョンもありました。

香り高い芸術作品を満喫しながらゴビカンコンサートも拝聴して参りました。
みなさんホントに伎芸天に愛されてらっしゃる!
すばらしい演奏をありがとうございました。
(ここのこはちょっとだけトロンボーンなどやってたことがあるんです)

夜は打ち上げの予定もあったのだろうが
ここのこに付き合ってくれたPと一緒に食事をしました。

最近「食べてないなー」というので

夜はごちそうな感じで.jpg

猫もっちーがほぼ毎日サカナ祭り(Dを籠絡して)なのを「うらやましい!」と言ってたので
お寿司にしました。


Pの冷蔵庫はキャベツと長芋が。何やねん?

お好み焼きを作ってるのだそうです。

なんかハーブ類もあったな。
とりあえず工夫はしてるみたいでした。