教育実習の思い出14

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研究授業も近づいてきます。

研究授業はこの前実施した授業と同じ内容でやるつもりだったのに、おじいちゃん先生にあそこまで言われて同じことはやれない。でも「デザインとは?」の答えのどこが違うのかがわからない。もったいぶらないで教えてくれればいいのに・・。
そんな悩みを抱えながら教育実習生としての日程が過ぎていきます。


教育実習を引き受けてくれたアベ先生は3年生のクラスを受け持っていたので、私もホームルーム・ショートホームルームは3年生のクラスを担当していました。ほんとは担当クラスで授業をやるのがベストなのですが、3年生はレコードジャケット制作に既に入ってて(まだ「レコードジャケット」でも大丈夫だった時代なのです・・)、あまり教えることがなかったからだとか。(とアベ先生に言われた)
今回の実習生で唯一、担当クラスで授業を行っていない人間で、どんどん周りの実習生が生徒さんと仲良くなっていくのが心の底からうらやましかった・・・。


今日は初めて自分のクラスで美術の授業。・・・といっても、自習の見張り役ですが。
担当クラス生徒との交流は朝と帰る時、それと掃除時間しかなかったので、それでもかなり嬉しかったもんです。


時代は変わっても、生徒さんが描くテーマって同じですね。アニメ好きな子はアニメを描いてるし、音楽が好きな子はミュージシャンの顔を描いてるし(B'zを描いてる子が多かった。そういう時代です)、ブラスバンドをやってる子は楽器を描いてるし、サッカー好きな子は好きなチームのユニフォームを描いたりしてる。


元写真もなく町並みを描こうとしてる子がいる。おおお。建物のパースが狂いまくりじゃん・・・。
「透視図法って知ってる?」と聞くと、「知らない」という答え。中3のこの時期じゃ1点透視とか2点透視ってやらないんだっけ?
フライングかもしれないけど、黒板で透視図法の描き方を見せると、「すげーー」という声がクラスからあがる。え?すごいと思ってくれた?それとも、バカにしてる?どっち?

どっちかわからなかったけど(笑)、その後は生徒さんから「先生、ここどうすればいいんですかー」と質問が出てくるようになりました。


うん。大丈夫だ。自信を持て。
手羽のデザイン論は間違ってない。
手羽はやればできる子なんだ。
(と言われてる子は、やらない子なのだけど)





そういえば、このレコードジャケット制作でメガゾーン23(知らない人は周りのアニメ好きな大人に聞いてください)を描いて、参考作品に選ばれて、いい気になって「ちょっと美大でも行ってみようかな・・」と初めて思った時だったかも。そのラフデザインを描いたスケッチブックは今でも大事に取ってあります。


いよいよ明後日は研究授業だ。



続く

投稿者:ichiro : 2006年10月07日 04:14

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