2007年08月のアーカイブ

筋肉痛

今回は肉体派の授業が多くて、スクーリング後半はほとんどずっと身体の何処かが筋肉痛でした。
その話を、美大には無関係の友人にしたら
「絵を描いてるんでしょ? なのに、何で筋肉痛になるの?」と訊かれてしまいました。
確かに素朴な疑問だよね。
世間一般のイメージからすれば、絵を描く=イーゼルの前に静かに座ってる感じ? 

絵画表現供平綫系)を最終週に受けましたが、肩から背中、腰、お尻、足まですべて筋肉痛になりました。たった一日で。マラソンの筋肉痛よりある意味辛かったです。
でも、この授業は最高に楽しかったー!

どんな授業内容かというのは、シラバスでも読んでください(笑)。

体験談としては下記のとおり。

3クールに分けて進められた授業ですが、まず野外デッサン。
残暑厳しく、かなりの人の脳みそから皺が数本ずつ消えてました。
最後にその日一日に描いたのを、みんなで鑑賞会するのですが、午後から描かれたものは結構変なものが多かったですね。みんな、脳みそ溶けてるよ〜(先生談)。

中日に附立という座学。

後半3日間は、150号サイズに紙を繋いで、それに墨だけで描く。
一人持ち時間20分×5回+30分×5回。
描き方は自由。筆でも刷毛でも身体でも何でもいい。画面に墨ぶちまけても、周りや次の人に迷惑をかけなければよし。
はじけるには最高のステージでした。が、はじけるだけでは画面は成立しないんだけどね。
自転車の車輪に墨塗って、自転車で描いた人もいました。ママチャリを画面に押しつけてる姿は、笑えました。
一番驚愕だったのは、魚拓ならぬ人拓。あるいは裸拓。
ほんとに若いお嬢さんが、全裸に墨塗って紙の上を転がってました。(さすがに彼女だけは別室で作業したけど)。
それを見ていた60代ぐらいの女性の一言。
「若い人はいいわねぇ。私がやるとただの干物になっちゃう」
そんなことはないと思いますが・・・。
別の人は
「私なら腰から下だけでやるわ。女の人生は、やっぱり下半身が総てを物語るからね」
なんか深いというか凄味のあるお言葉。
ちなみに人拓は、意外にしっかりきれいに写し取れてました。毛穴とか皮膚の感じもばっちり。きれいでした。参考作品に選ばれていたので、来年機会があれば見てあげてください。身体はって、しかも考えながら作られた画面は、説得力あります。
笑えたのは
「やっぱり若いから、脂があってきれいにはじくのね」と誰かが言ったのに対して
「墨はそういう性質なの。墨は膠が強いから、誰がしても粘着力があるんです(笑)」
という先生の回答。
確かに、足裏についた墨はベタベタしたなぁ。

大画面に全身使って描くなんてことは、なかなか自宅ではできない行為なので、やってみる価値はあります。腰痛には要注意ですけど。マジで腰にきます。気をつけましょう。
あとは授業としてやってるので、みんなで助け合って作業を進めなきゃいけないところもあるので、そういうのが苦手な人は大変かもしれません。とは言っても、後半身体が疲れてくると、誰もすぐには動けなくなるもので・・・。そのへんはお互い様ということで、寛大に許し合う精神も大切です。
おおらかな気持ちで大画面に向かう(でも下図をよく練ってないと破綻する)。
それが醍醐味の授業でした。

生涯学習

絵画にいた頃は4年制通信が開設されたばっかりだったから、みんな新入生みたいな気分があったけど、今回スクーリングに行って意外によく聞いた話題が

在籍年限超えで退学になったため再入学した場合、以前履修した単位はどこまで認定されるのか?

でした。
3年編入の場合、そろそろ真剣にヤバイ人もいますね。学籍番号を見ると。
通信リピーターなので何度かそういう質問を受けましたが、私は普通に卒業して普通に3年編入してるので、単位は一括認定されたのでした。だから専門科目を二度も受講するはめに・・・。

退学&再入学の時は、事務局と個別に相談されるのがベターだと思います。はい。

同じクラスにいた人が、バスの中で聞いた恐ろしい話として。

短大の通信に通っていた女性は、仕事と家の事情で思うように単位が取れず、退学&再入学を繰り返してようやく卒業。で、また4年制が出来たので編入。
「短大からあわせると、ほぼ四半世紀近くムサビに貢ぎ続けたようなものよ。ほんと、だからって何の見返りもないけどね」

し、四半世紀ですか・・・。
その根性に感服します。

絵画の頃の友人たちと会う機会があって、
友人A 「版画コース卒業したら、次はどうするの? 性格的には芸文とか向いてそう」
私 「学術研究はもういいよ。前の大学で似たようなことはやってるから」
友人B 「日本画編入かも(笑)」
友人A 「全コース制覇して、通信で伝説の人になるのはどう?」
きっぱり、そんなことしないってば〜(苦笑)。
でも通信制大学院作ってくれたら、ちょっと考えるかも、かも。

終わった〜!!!!!

な、長かったです、ホントに。5週間は(泣)。
いろいろありました。
身体もあちこち故障。只今、修理中。昨日は病院と全身マッサージに行きました。あーあ、もう。

世界堂への貢献額は31,650円也。今年は少ない方かも。

まだまだ暑いですが、ぼちぼちと夏の思い出を書いていきます。

最終日、手羽さんにご挨拶に行こうと思っていたら、講評やら片づけでバタバタしてて忘れてしまいました。失礼な大人ですいません。
他のメンバーの皆さんも、また来年お会いしましょう。

疲労で徒労

スクーリング4週目終わりましたー!
アホのような暑さと疲労で、いろんな意味で空回りしてます。
自己制御が効きません。

日曜日。
アンリ・カルティエ・ブレッソン展を、絵画コース時代の友人達と観に行く。
私も相方もちょこっと写真をかじってる人なので、これはとっても興味があった。と言えばカッコイイのですが、ただ単に「映像文化論」の教科書に載ってたから(笑)。長期お留守番中の相方のために、図録を買う。
写真はとっても良かったです。
あとはお茶して、ひたすら喋っていたが、疲労で途中から訳が分からなくなっていた。軽く熱中症だったのかも。

月曜日〜水曜日
シルクスクリーンの後半。
このあたりから蓄積疲労は抜けず、炎天下で解版作業をしていると人間も解けそう。走って鍛えているはずなのに、もう立ってインクを混ぜられず。時々、椅子に座って休憩。1リットルのペットボトルでは足りず、構内の自販機に小銭を貢ぎ続ける。
本作品の方は思ったとおりの色が出ず、一人内心ブチ切れ。やけくそで10版以上重ねて刷ったが、やっぱり効果なし。
人間、手を止めることも大事です。

この頃、最高気温が40度ぐらいあったことを、あとで知る。

木曜日〜土曜日。
ようやく座っていられる授業。座れるって何て幸せなんでしょか〜。
でも、木版から続く筋肉痛で、頭も腕もどんより〜。
ある程度絵が出来てきた後の問題処理の方法は納得いくんだけど、それまでの初期の課程で、先生のチェックの入り方と自分の描き方のペースがイマイチ噛み合わず、どんより〜。

普段元気な時はわりとあっさりした性格なのだが、疲れてくるとなぜか執念深くなる傾向がある。
それが見事に裏目に出続けた一週間でした。あぁ、がっくし。

明日から最後の一週間だ。

ツンデレと体力

スクーリング3週目終了です。
ようやく風邪は完治しました。トイレットペーパーの残りは、10号館のトイレに返却しました。

3週目はずっと版画してます。あちこち筋肉痛と、そろそろ蓄積疲労が抜けなくなりつつあります。
だからって痩せないのよね、これが。
疲れきって帰るもんだから、帰ってご飯食べてから寝るまでの時間が短い。これが問題点。

でもやっぱり版画は好きです。わくわくします。
版画への愛を語ると長くなるので割愛しますが、まぁ一言でいうなら「版画ってツンデレなの」。

・・・なんじゃそりゃ? 

でしょう。
簡単に説明すると、自分の作品だけど、版作っている間はツンツン。
だって、ただただ肉体労働を強いられてるだけで、作品の全容はまったく見えないわけです。(下図はあるから、ある程度は予測つきますけど)
絵画ならずっと自分の画面と語り続けるというか、議論してるというか、喧嘩し続けてるわけで・・・。自分の精神と対話し続けてるのです。美しく表現すると。
んが、版画はシルク以外は左右反転だし、複数の版に分解されてるし。周りから見れば、何がなんだか分からない。
そんな冷たい態度の方なんです。

が、いよいよ刷る段階になって、初めてその姿をチラッと垣間見せてくれるわけで・・・。
作った本人も「おぉっ」となる瞬間。
どの版種でもそうですが、刷った紙を見る瞬間が一番幸せを感じます。
つまりデレデレになるのは、作った本人。
・・・まぁ、単なるお馬鹿さんです。

しかし、体力は要りますよ。
通信でスクーリング受けるのは、とっても体力いります。なんたって6日間で作品作るんだから。
版木彫ってると、左右の指の大きさが違ってきます。指の付け根が痺れて荷物が持てないです。
刷り始めると、ずっと立ちっぱなしです。これはどの版の場合も同じ。リトグラフのインクローラーは重くて、最後は二の腕と腰が筋肉痛。シルクも腰と肩にきます。

それでも、みんな作品作ってしまうのだから、情熱というか執念ですね。火事場のなんたらに近いのか。

ということで、本日も私は筋肉痛です。

羊飼いのお仕事

喉から鼻へ、風邪は移行した模様です。
M崎から持参したポケットティッシュは使い切り、学校のトイレから借用した(ホントはいけないことです。真似しちゃいけません)トイレットペーパーで洟をかんでいる女です。風邪が治ったら、残ったトイレットペーパーはちゃんと返しますから、見逃してくださーい。

で。先週と同じく、ネットカフェからの更新です。
実はネットカフェに入るの、先週が初めてだったんです。まんが喫茶もまだ入ったことがないです。知らない空間は怖いよ〜。オフ会の時に、四輪駆動さんに使い方を伝授してもらおうかと、ハム子さんと話していたくらいです。
単なる流行遅れ?

まぁそんなくだらない話は置いといて、スクーリング2週目の話へ。

2週目から、いよいよ専門科目ロードです。
3日間の授業と、6日間の授業の前半という組み合わせ。
さすがに専門になると3年生ばっかりなので、皆さんある程度の覚悟はお持ちで・・・。

先週、授業の合間に、なんとなーく入学してみたけれど、あまりの課題の難しさに嫌気が差しているおばさまから進路相談を受けました。
「版画って日本画よりは楽?」
そういう風に訊く時点で、版画にコース変更しても続かないと思います。個人的見解としては。
まぁ無理そうなら退学してもいいという考えらしいので、あまり強いことも何も言いませんでしたが。て言うか、喉が痛くて喋れなかったのが現状。
でも先生の言葉じゃないけど、どんなに人より遅くても、せっかくスタートしたからには続けなきゃ。続ける間に、見えてくるものが絶対にあります。どんな人にも。

横道に逸れてしまいましたが・・・
専門科目は難しいです。迷える羊たちはずぅーと迷いまくってます。
それをある決められたテーマへと、導かなきゃいけない先生方はさしずめ羊飼いか。羊飼いは大変です。

3日間で終わる授業は忙しいです。気持ち的にかなり焦っちゃいます。油彩なんて乾かないから、速乾剤大量投入で画面がテカテカ。スクーリングなんで、これは先生も見逃してくれますけど・・・。
3日間で色価を理解しろと言われても、ヴァルールなんて言葉は、ムサビに入学してから初めて聞きましたがな。てなレベルの生徒を大量に相手する先生も、焦るわけで・・・。
初日から、先生の指導が画面に入る入る。
自分の画面に手を入れられるのを嫌う人もいますが、私はわりと「えぇもう、好きにしてください」というタイプ。でもさすがに初日から描かれたことはなくて、びっくり。
「この筆のタッチはどうするの」「色が濁ってるじゃない」・・・・・・油彩ですから、ある程度画面に色が乗るまで、もう少し待っていてくださ〜いな気分+風邪のだるさで、先生の指導の早さについていけず(泣)。
2日目の午後ぐらいから、ようやく慣れましたが・・・。

先生が画面に手を入れるタイミングは先生それぞれですが、専門に入るとあまり何も言わない先生が多いです。「もう専門なんだから、自分で考えなきゃ」ということです。
だけど、ずっと黙って放置されていたのに最終日午前中に突然チェックが入り、あと2時間で直さなきゃ〜なんて惨状も発生したりします。
先生曰く「直した方が良いよと言うタイミングは難しい」そうです。教えてもらう側も、訊くタイミングが難しいですう。

木曜日からようやく版画の授業に。
初日、下図のチェックと加筆訂正。あぁ、なんだろう、この時間の流れの落差は。昨日までの怒涛のような進行とはうって変わって、のんびりとした気分で下図を直せるなんて。やっぱ6日間の授業はいいわ〜。
なんて、暢気に思えたのは初日だけでした。あはははは。

彫ってます。ひたすら、彫って彫って、また彫って・・・・・・。身体のアチコチが筋肉痛です。彫刻刀握っていた指が、赤く腫れてます。
洟かみながら、ひたすら彫りまくる2日間。お腹がすぐにすきます。早弁してます。ごめんなさい、先生。水分も摂ってますが、1リットル水筒だけでは足りません。
版画は肉体労働だと、改めて実感した日々。

これからスクーリングに来る方へ。
暑さ対策も大事ですが、冷房対策も考えておいた方がいいですよ。
今年は食堂がひとつしか開いてないので、授業初日は混みます。だから、私は早弁(爆)。