カテゴリー:レビュー

ムサビフェアレビュー 最終回

今更感がありますが、前回の日記で
ボタンが好きとちょろっと触れたので。


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ボタン938
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<ムサビフェアでのレビュー>
ボタン好きによるボタン好きのためのボタンの本。めくっているだけで心安らぐ。素敵な雑貨?ゆったりした暮らし?そんなものには興味
ない。ただボタンが好きなんだ!

<ジャンル>
萌え楽しい

<追記というか思い入れというか>
わたしはボタンが好きでとてもたくさん集めています。最初はジャムの瓶に入れ、増えたのでミルク瓶になり、今はすごく大きなビンに入れています。主に集めているのは木、プラスチック、貝のボタンです。サイズは様々。
ふっふふー
そしてね、この本はシンプルに羅列してあるのがたまらなくいいの
ときおりボタンをビンから出して、きれいに並べて、満足してまた戻す。
っていう行為を彷彿とさせます。
ちょっとアブナイけどw、なにかコレクションしてる人って結構こういうことすると思います。
色別に並べてみたり、形だったり、素材だったり、好きな順番だったり…
コレクションは1000を超えているので全部を並べることはしませんが
自分の集めた世界の中に秩序を持たせるということが好きなんだなー
あーかわいいかわいい!!

ブックレビュー その2

他大の友達と電話をしていたら
「ムサビフェアのレビュー更新しないの?」と聞かれたので更新。

おまいさん、読んでるんかww

友達、美大生じゃないけどムサビが大好きみたいです。
っていうか、コバトが大好きみたいです

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<ムサビフェアでのレビュー>
小学生から社長さんまで様々な職業・年齢の人の筆箱をテーマに取り上げています。もちろん、筆箱の中身も公開。お店に筆箱として売っている商品だけが筆箱なのか?いいえ、その人が筆箱に使いたいと思ったらそれが筆箱です。

<ジャンル>
秘密基地的楽しい

<追記等>
コバトが今までで一番びっくりした筆箱は、コンビニの袋
わざわざ買うのがもったいないんだって言ってました。
彼女とは、週一度の選択授業でしか一緒にならなかったのですが、会うたびに筆箱が違ってました。
だって一週間でボロボロになっちゃうからね(笑)。一週間もてばいいほうらしいです。
雑貨屋さんのかわいい紙袋だったり、コンビニの袋だったり。
でも気遣ってないわけじゃなくて、彼女なりにこだわりやお気に入りがあって袋を選んでるわけ。
この袋はすごくつるつるしてていい、とか、色がきれいとか。

筆箱は文房具売り場で買うもんだと思ってた私には、なんだか目からうろこだったのです。

この本もその人なりのこだわりが見えておもしろいですよ。
そして入れ物だけではなく中身のこだわりなんかも見えます。
鞄とか、筆箱ってその人の価値観を濃縮してあるのかも。

ムサビフェア レビュー そのいち

ムサビフェアもおわったので自分のレビューを紹介したいと思います。いいのかな。いいよね。

まず一貫したテーマとして私は図鑑とか、眺める本が好きだからそういう方向性で選びました。
がっつり読む本はみなさん選んでくれるかな…と思ったので。
私からは4冊紹介です。というわけで予定では4部構成です。

メールを送った際、手羽さんにマニアックなセレクトをほめていただきました(笑)


では第一弾始まります。

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star今までの考えが変わる
starこんな柄ってあり?!

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<ムサビフェアでのレビュー>

明治・大正・昭和の着物のおもしろ柄を集めた本。眺めているだけで楽しい。
布の上でさまざまな妄想が広がっている様はさながら美大生の落書き帳のよう。
コレ、着てたの!?ってくらいどれも珍妙な柄だけどおもしろい。現在でも手ぬぐいの柄に使えそう!

<ジャンル>
ニヤニヤ楽しい

<補足のような思い入れのような>

これは高校生の時に古本屋さんで見つけた本です。ちょうど選択美術の授業で「シルクスクリーンによる布のデザイン」という授業が始まる時期に買った覚えがあります。
先生に見せたりみんなで見たりして、別に気負っていたわけではないんだけどある意味肩の力が抜けた本です。
あ、なんか布だからって特別なことはなくて落書きみたいに好きなことやっていいんだなって。
昔のデザインって無地か、伝統的な柄、か、まぁ派手なものはないだろうなって思い込んでたんですけどある意味それも洗脳だったのかなって。

どんだけ珍妙かっていうと、骸骨が踊ってたり、軍艦、戦闘機なんか。ちょっと時代で戦争教育的なにおいを感じるデザインもあれば、作者の意図が意味不明な、ただただ笑ってしまうデザインもありました。
その発想はどこからwwwシュールwwもー、ほんとに眺めてるだけで楽しいんですよ。
そういう意味でもレビューでは「奇抜」ではなく「珍妙」って言葉を使ってます。

だからなんか巻末に対談が載ってるんですけど読んでないです。ごめんなさい。
私にとってなんかもう、時折本棚から引っ張り出して、見てにやにやして、あー楽しかったってパタンと閉じちゃいたいような本なのでたぶん今後も読まない。もういっかい謝っとこ。ごめんなさい。でも読みません。

そのほかにもスポーツしてる人とか、今の時代の私が見てもカワイイじゃんとかおしゃれじゃん、とか思う柄は結構ありました。だから手ぬぐいによさそうだなっていうのはほんとに、思った。着るのはどうかなって思う柄ばかりだけど(笑)

というわけで第一回終了です。追記したりするかもしれないけど今んとここれで。

医学と芸術展  

mixiの日記からほぼコピペですが
友達のmixiの日記を読んで、行きたくなったので行ってきたよ医学と芸術展。

行きたい行きたいとは思っていたけど…森美術館って行ったことなくて。
フッフー!53階って!←なかなか行けなかった理由
私は…高いとこが、高速エレベーターが…大嫌いなんです…。
もはや展覧会が来い!高所め!なんでも高所にあればいいと思うなよセレブめ!

バイト上がりに一人で行ったので、手すりしか味方がいませんでした。(つかまってないと泣きそう)
帰りはもう、降りるのでダイビングだと思い込むことにして、耳抜きをしたり心の中性浮力を保ったりして、ね、
大変でしたよ。

まず人の流れに従い、展望台に行ってみた。そして写メを撮ってみた。
位置関係的には 夜景 (窓) 人々           私
って感じでしたけど。 なんでみんなあんなに窓に近づけるのかわからない。

展示はねーおもしろかった!結構たっぷりしてたね。
テーマの一貫性にちょっとブレを感じたかな?っていうところもあったけど、
昔からの解剖図とか絵画、人体模型から命をテーマにした現代アートまで一挙に見れたのはすごくよかったと思います。

女性の解剖図は必ずと言っていいほどおなかに赤ちゃんがいるんだけど、解剖されてもイマイチ理解できなかった。
おなかにいたことあるけど、いられたことないから。うーん、保健の授業でやったはずだから意味としてはわかるんだけど。
その理屈だと男の人の体もわからないんだけどさ。仕組みと経験は違うじゃない。
だから女の人の解剖図のほうが私は不思議でした。いまのところはわからないということで。

解剖図や医療器具はもちろん、現代アートのほうは、いろいろ発達してきた技術やら倫理観やらに絡めて作ってあるので見ごたえがありました。

内容については伏せますが「老人ホーム」とか好きだな。
蝋人形の作品なんだけどね、結構蝋人形の作品が多かったから全然関係ないのに「お前も蝋人形にしてやろうか!」ってセリフが頭の中に出てきちゃってふいた。

チベットの人体図は、なんか小学生のスケッチっぽかった。人間の表情とか。
人体図ひとつとっても洋の東西があって面白かった。
思想と体って繋がってるんだなって改めて思ったっていうか。体の仕組みはみんな同じ人間なのにね。


現代アートで、人の頭蓋骨をまるまる一個?ひとり分削った作品があってね、
友達が日記に「誰の頭蓋骨か聞けばよかった」って書いてたから
「これ誰の頭蓋骨ですか?」って学芸員さんに聞いたら

「ご本人(頭蓋骨さん)のプライバシーを尊重して、作者が公開してません」
だって。
そーなんだ。
献体をしてくださった方々のおかげで今の医学があるわけで、そしていま私が解剖図として見ているし
その頭蓋骨を使った作家さんもアートとして表現できているわけで、関係ないはずの人たちの命と展示を通して接したという不思議な気持ちになりました。
うーん、うまくいえないけど、命の流れの中に身を置いてる実感があった展覧会でした。


命ってテーマが重いからさー。なんか自分ではなかなか使えない。大した経験もしていないからね。
友達は去年事故にあって命を実感したって言ってて、それを作品にしてたけど、普段のほほんと生きてるとなかなか実感しないんですね人間って。
そんな自分に制裁を加えるべく、神様に「痛みを感じろ」と駅で転ばされたと思うんですけど(笑)。


28日までやっているそうですのでよかったらぜひ。