あの日の星と今日の星

FOR STUDENT


後期にはいって、圧倒的に人とものをつくる頻度が増した。
前期はね、授業時間内で「この日までに作品つくってきてねー」って
個人で言われてたんだけど、そういう個人でやる課題がないんだ。


ムサビには「共通絵画」「共通デザイン」「共通彫塑」って授業があって、
全学科共通で、彫刻やら絵やら関わらせてもらえるんだけど
今、基礎デは毎日、午前中が共通彫塑って時間なんだ
粘土をやってる。
それは授業時間内にずっとみんなと制作してるし、

他にも
プロダクトデザイン演習とデザイン論鵺はグループワークだし
執行部も先輩といっしょにやってるし
展示もみんなとほぼ毎日話してるし

なんだかちょっと パニックになってるかも しれない。
グループワーク好きなんだけど、
なんて難しいんだろう。
ひとりひとりが大事にしてることってあるだろ
制作への意識はみんながみんな、
微妙にずれてるものだ。
それでもどこかで、必ず交差するポイントがある
目をこらせば、かならずある。
そういうものを、なるべくこぼさずに持って行きたいんだ
それが、
僕がリーダーであっても、ただのメンバーであっても同じことでね
僕ひとりではできないことをしたいんだ。


記憶に残るような集まりであればと思う。
順番とかお金とか、そんなものはその場限りの物だ
そんなものに縛られないと生きられないのはつまらない。


他者に「してほしい」と求めるのは、なんてずるいんだろう。
そんなこと言っていいほど、僕は自分に厳しくない。
もう少し 頑張れないだろうか
どうやって頑張ればいいだろうか。

そういうことを考えていたら
また星が見えた。
長野で見た星よりずっとずっと少ないけど
やっぱり、こういうときほど 星の光は冴えて見えるらしい。

考えて考えて それでも答えが出なかったら
明日は手を動かそう。
自分を誤摩化さないで
苦しむべきところはちゃんと苦しもう。
だってそれって、「本気」ってことだろ。
結構なことじゃないか。なんとかしてみせるさ。


オトギ

投稿者:fantasy : 2011年09月13日 22:56

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