なぜ ムサビではなくT摩美だったか


子どもがムサビでお世話になり、ムサビ親日記のメンバーに
参加させていただいるのに、・・・なぜ T摩美のOB・・・?
と、思われる方もあろうかと・・・。

そこでなぜ、私がムサビでなくT摩美だったのか・・・。

今思えば、受験生は美大に行きたい。自分の夢をどんどん
膨らませ未来に夢を託して、日々難関の大学入試に向かって
実技の腕を上げようと、予備校に日夜通い奮闘しますよね。 
振り返れば、私もそんな道を辿りました。

ぼんやり将来の進路は、美大にと思い始めたのは中学の頃で、
初めて美大受験にデッサンという実技試験があり、それも
かなりの競争率で浪人するのが当たり前というくらい難しい
らしいと知ったのは、高校1年の頃でした。
幸い通っていた高校で、各分野に進学した現役のOBが、
母校の後輩に話を、してくれる機会がありました。
 
ある日の放課後、教室で3人ほどの先輩(うちムサビ油絵科、
工で金工、某美大)のお話しを聞きました。
学業の両立、予備校生活、受験までの過ごし方、大学での生活、
制作など・・・ダンボの耳のように、聞き漏らすまいと真剣に
聞いた記憶があります。

高校3年にもなると、最終進路決定をする頃、最後のつめで、
本当に迷いました・・・何処の学校に、願書を提出し受けるのが、
自分の希望と実現の可能性が高いか、・・・ん〜〜・・・?

残念なことに、身は一つ、上手い具合に、試験日は重なっているし〜〜・・・

私が受験生だった頃は、今より受験出来る学校も学科も少なく、
受験生は多く(少子化にはほど遠い、2桁の倍率も珍しくない時代でした)
予備校では、貫禄のある1浪、2浪はざらに・・・そんな時代でした。
そう、私が最後までう〜〜〜〜〜ぅんと悩んだのは、ムサビかT摩美の
学部でした。

たぶん、今では笑い話になりますが、本当に真剣に悩んでいた私が
決めた決定打は〜〜〜〜〜〜

受験する時は私の年回りから、ムサビよりT摩美の方が方角が『いい』
と聞いたからでした。
(私の母が、方角をみてもらうといいよと、知り合いから聞いて・・・)

正直、受験生は、藁をもつかむ思い、神頼みも人ごとでない、そんな思いを
感じつつ自分の可能性をひたすら信じながらも不安でした。
きっと自分に与えられる、出会いは自分に取って最も良い結果だと、
信じるように努め受験をしました。

という経緯で、晴れて八王子の山に4年通うことになった次第です。

当時のムサビには短大があり、試験日程が重ならなかったので受けました。
これにもまた・・・後日談が・・・それは、また次回に。

やっぱり、私はテンネン・・・だったんです。

子どもに言われても、・・・ あら・・そうかしら・・・と
受け流していたのですが、この親日記を書いていて、ふと、
・・・もしかして、そう学生の頃から片鱗が・・・それは、また。

投稿者:calimero : 2009年04月08日 22:56

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コメント: なぜ ムサビではなくT摩美だったか

はじめまして!我が家はカリメロさんとは逆で母がムサビ、娘はT摩美(なりたて、ホヤホヤ)です。
母の野望としては娘をムサビに入れて、手羽先もしくは竹林ビクトリーに入隊させようともくろんでいたのですが…。
世の中そう思い通りには行きませんでした(^^;
「親子ともに美大生」って、けっこういらっしゃるのでしょうか?
これからも親日記、楽しみに読ませていただきますね。

投稿者 短グラ卒の母 : 2009年04月09日 16:10

はじめまして 短グラ卒の母さま。コメントありがとうございます。
結局、神のみぞ知るですね。
いいんです、何処の美大でも、自分が打ち込める環境と、
良き出会いがあれば、幸せ・・・とおもいます。
創造的な環境に身を置いて、自分自信と向き合える4年間は、
人生の中で、贅沢な時間だ・・・とおもいます。
現役美大生の皆さま、声を大にして、言いたいよ〜〜〜!
一日一日大切にしてね〜〜〜!
大学生は、特別な特権のある キラキラした時間だと思います。

<「親子ともに美大生」って、けっこういらっしゃるのでしょうか?
結構いたり・・・そんな気がします。
ちなみに、息子の予備校の同級生のお母さんも美大だってと
最近聞いたばかり・・・。
短グラの母さま、是非末永くお付き合い下さい。

投稿者 カリメロ : 2009年04月09日 17:58

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