おじょうちゃま、入試です! 2010



‐‐‐2010年2月16日(火)AM8:00 国分寺駅‐‐‐


おじょうちゃま「またこの日にここへ来ることになるとはな・・・。


執事の下山「今年こそ合格間違いなしです。上村殿も『待ってますよ!』とおっしゃってました。」


おじょうちゃま「上村の話はよせ!・・・付き添いで来たくせに、主人である私を差し置いてちゃっかり合格しおって!」


執事の下山「し、失礼しました!え、えーと、確か朝の開門は8:30、午後からの試験のみの場合は12:30でしたね。ではタクシーを捕まえてまいります。」


おじょうちゃま「タクシーには乗らん。」


執事の下山「えっ?ではバスでまいりますか?」


おじょうちゃま「バスにも乗らん。タクシーやバスは渋滞で遅れるかもしれないからな。西武線に乗り換えて、鷹の台駅から歩くぞ。」


執事の下山「か、かしこまりました。ただいま切符を買ってまいります!」


‐‐‐AM8:10 鷹の台駅‐‐‐


執事の下山「ではさっそくまいりますか。」


おじょうちゃま「いや、コンビニで昼食を調達してからじゃ。」


執事の下山「ムサビの構内においしいパン屋があると聞いてますが・・・。」


おじょうちゃま「ベーカリーカフェは入試期間中は営業しておらん。


執事の下山「大学近くのコンビニでもいいのでは・・・。」


おじょうちゃま「大学の近くのコンビニは一昨年に閉店しておる。途中で昼食を買うなら国分寺か鷹の台がラストチャンスじゃ。」


執事の下山「外のお店で食べるのは?」


おじょうちゃま「休憩時間中に構外に出ることはできん。学食も営業はしているが、弁当を持ってゆく方が確実じゃ。」


執事の下山「さすがベテラn・・・」


おじょうちゃま「なにか言ったか?」 


執事の下山「・・・いえ、なにも」


‐‐‐AM8:35 武蔵野美術大学正門‐‐‐


おじょうちゃま「下山、受験生以外は入構はできないぞ!いつまでついてくる気じゃ!はっ!ま、まさか・・・」


執事の下山「もちろん私も受験します!」


おじょうちゃま「またか〜い!」


執事の下山「おっ!受付がありますよ。ここで受験票を見せて試験教室の書かれた用紙をもらうんですね。」


おじょうちゃま「私は一般方式とセンター方式の両方を受けるので緑色の受験票を見せればよいのだな。」


執事の下山「あ、あれ?」


おじょうちゃま「どうした?下山。」


執事の下山「ないっ!受験票がないっ!ああ、もう終わりだ・・・。」


おじょうちゃま「うろたえるでない!再発行の受付で申請をすれば仮受験票の発行が受けられるぞ!」


執事の下山「おおっ!そうだったんですか!それでは行ってまいります。」


‐‐‐AM8:45 武蔵野美術大学構内‐‐‐


執事の下山「無事仮発行を受けられました。いや、一時はどうなることかと・・・。」


おじょうちゃま「ところで下山、おまえが持っていたカルトンはどうした?」


執事の下山「あれ?ないっ!・・・はっ!乗り換えの時に電車内に忘れてきてしまいました!この下山、一生の不覚!ああ、今度こそもうだめだ・・・。」


おじょうちゃま「おまえは一生の不覚を何度すれば気がすむのじゃ。画材類は鷹の台ホールA棟の世界堂で販売しておる。時計も買えるのだぞ。」


執事の下山「おおっ!それはありがたい!まさにモナリザもびっくりですな!」


‐‐‐AM9:00 武蔵野美術大学構内‐‐‐


執事の下山「あっ!私の教室はこっちのようです。それでは行ってまいります。試験が終わったら作品を携帯電話で撮影してメールでお送りいたします。」


おじょうちゃま「ばかもの!教室内では携帯電話は電源を切ってカバンに入れておくのじゃ。教室内の撮影も禁じられておる。


執事の下山「あっ、そうだったんですか。それは気をつけねば。では、試験が終わってから待ち合わせましょう。」


おじょうちゃま「いや、私は帰りは予備校の仲間と一緒じゃ。おまえは一人で帰ってよいぞ。」


執事の下山「ええっ!そんな!一人じゃ心細くて帰れませんよ!おじょうちゃま、そんなこと言わないで下山と一緒に帰りましょうよ〜。お願いします。」


おじょうちゃま「どっちが執事だかわからんわっ!」



てなわけで、今年も注意事項をドラマ風(?)にまとめてみました。
合格電報屋の話も書こうかと思っていたのですが、手羽さんに先を越されました。
補足しますと、「取り締まれないのか?」という疑問があるかと思いますが、難しいようです。
「ムサビの受験生はこちらへ」と言うだけで、決して「ムサビの職員」とは名乗っていません。
見た目もコワモテではなく、いかにも大学職員風とのこと。


ムサビ関係者が学外で受験番号や住所を聞くことは100%ありません。
ましてや、お金を徴収することも100%ありません。
大学とは一切関係のない方です。


大学側でも人員を配置して案内をしておりますが、その間隙を縫って登場することがあります。
くれぐれもお気をつけください。

投稿者:take : 2010年02月13日 01:39

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