大デ情博 その2



業務連絡確認しました。

えー、教えていただいたのはありがたいのですが、なにもブログで公開しなくても・・・。
コメント欄でよかったのに・・・。



さて、前回に引き続き、デザイン情報学科3年ゼミ展のレポート。
今日は、井口博美教授のゼミからです。
井口先生は企業の商品やデザイン戦略など手掛けていたデザインマネジメント、マーケティングの専門家。
ちなみに男性です。



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テーマが「屋台」ということで、展示室入口にはこんな暖簾が出てました。
4〜5名のグループに分かれ、それぞれが新しいタイプの屋台を企画・デザインしています。



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海外旅行に行こうと思ってる人や海外に興味のある人が、食事をしながら気軽に情報を得ることができる屋台。
題して「TabiAjimi」。



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20か国の屋台がそろってます。
日曜日の日比谷公園で月に1回の営業を想定しているとのこと。



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こちらの屋台は大学生のための節約屋台・「飯の友」。
ご飯の持ち込みが自由なので、おかずだけ頼めば食費が節約できるというのがウリです。



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ポイントカードでさらにお得に!
今回の課題では、屋台のプロダクトモデルを作るのに加え、情報装置を施すことも必須となっています。



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飲み会後のシメと言えばラーメンですが、こちらの屋台は大人の女性向けにラーメンではないシメを提案。
ラーメンにかわるものとは・・・



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アイスクリーム!
ほうじ茶とセットになってます。
甘党の竹林はラーメンよりこっちの方が嬉しいな。



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アイスの上にかけるリキュールも各種取り揃えております。



続いては井上尚司准教授のゼミ。
井上先生の専門は情報科学、情報ネットワーク、マルチメディア等。
日本におけるUNIXのエキスパートの1人。
そして大のハワイ好きでもあります。



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真ん中で光っている箱を動かすと、それに応じて波の音がして、周りの光も変化します。
小平に夜の海出現!



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手前の機器にタッチペンで絵を描くと、それが画面でゆらゆら動き出します。
まさに理系と美術系の融合。
こういう分野に強いのはデ情ならでは。



9号館1Fのwebスペースで展示を行っていたのは佐藤淳一教授のゼミ。
テーマはリサーチエンタテイメント。
日常の中から新たな価値を抽出し、独自のテーマ、視点で撮影し、エンタテイメント的なアプローチで浸透させていく試みということです。
例えばこんな感じ。



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ゼミ生たちが選んだテーマは、配管(ダクト)、つる植物、観葉植物を普通は置かないところに置くとどうなるのか?、蛾の視点で夜の光を見るとどう見えるのか?などなど。
さすが水門男・佐藤教授の教え子たちです。
写真作品なので画像撮影は控えましたが、今まで知ることのなかった風景が満載で目からウロコが落ちまくり。
竹林は配管の作品が特におもしろかったですね。



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講評中です。



ラストを飾るのは長澤忠徳教授のゼミ。
テーマは「Tea time」。
コーヒーブレイクとの違いや、なぜ世界各国でティータイムが存在しているのかということをゼミ内でディスカッションするところから始まったそうです。
お茶は課題で取り上げられることが多いテーマ。
デ情ではどんな作品ができあがったのか、さっそくご紹介。



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妊婦さんのためのティータイムメニュー。
妊娠中はカフェインを含むお茶は飲めないので、カフェイン抜きのお茶を揃えています。



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こちらは大切な人へのギフト用のお茶。
泣きたい時や恋した時など、気分に応じてさまざまなブレンドが用意されてます。



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結婚記念日に夫婦で過ごすティータイム用のセット。
愛情の意味を持つ花を浮かべて飲むそうです。
あまーい!(byスピードワゴン)



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1人分のギフト用のお茶。
固形のお茶という発想は竹林は初めて見たかも。
季節ごとになってます。
これが春。



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夏用は海を思わせるさわやかな青。



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秋は紅葉のイメージですね。



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冬はあえてピンクを持ってきてます。



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こちらはおみくじとお茶のコラボレーション。
おみくじを引く→番号が出てくる→その番号のお茶を飲む→その味で運勢がわかる という流れになってます。
飲んでみるまで運勢がわからない。
ドキドキものですね。



今回の展示を見ていて気がついたのは、表現方法はさまざまなれど、各ゼミに共通してるのは新しい価値観を提案し、デザインで具体的に見せるという意識が他学科に比べて強いこと。
わかりやすく例えると恵方巻かな。
ついこの間までほとんどの人が知らなかった風習が今や全国のコンビニ、スーパー、デパートで大々的に扱われています。
すでにあるものを新しくデザインするのではなく、価値観そのものを考え出すというのがデザイン情報学科の根底であり、「デザイン+社会科学」の所以なんだなーというのが感じられました。
将来、商品開発やブランディングに関わりたいという方にはお薦めです!

投稿者:take : 2010年01月25日 01:37

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コメント: 大デ情博 その2

>コメント欄でよかったのに・・・。

あ。そうか。その手があったね。失敬失敬。

投稿者 手羽 : 2010年01月25日 04:57

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