ムサビ 編入 ポートフォリオ

今週の金曜日は公募制推薦入試の合格発表日であると同時に3年次編入・転科試験の願書受付開始日でもあります。
1入試去ってまた1入試。
毎年のことながら、この時期はあわただしい広報入学センターです。
そんなわけで今日は3年次編入学試験の話など。



「3年次編入学試験とはなんぞや?」という方は昨年のこちらのエントリーをご参照ください。



3年次編入学試験について【基本情報篇】



変更点がありまして、今年から3年次編入学と3年次転科が明確に分かれることとなりました。
ムサビの通学課程に在学する2、3年生は3年次編入学試験ではなく、3年次転科試験を受けることとなります。
4年生は卒業見込の場合は再入学になるので3年次編入学試験、卒業見込でない場合は3年次転科試験を受験することになります。
3年次編入学試験の場合は合格すると入学金が発生しますが、3年次転科試験は入学金は不要。
このあたりたいへんややこしくなってます。
また、ムサビの通信教育課程から通学課程の3年次編入学試験を受験し合格した場合、従来は通信教育課程を「退学」して通学課程に「入学」という流れになってましたが、今年から「転籍」という扱いになります。
(入学金はかかりませんが、転籍料が発生するので必要額は同じです)
これもまたや〜や〜こしや、ややこしや〜状態。
ただ、3年次編入学試験も3年次転科試験も試験科目・日時・内容はすべて同一なので、試験そのものはまったく変わってません。
竹林たちや教務課や経理課にとってややこしくなったということです。



3年次編入学試験に関する問い合わせでもっとも多いのがポートフォリオの作成方法について。
募集要項に記載されている条件(サイズ指定等)さえ守られていれば、あとは自由です。
サイズ指定やページ数指定が特にない場合は完全に自由ということ。
ファイルは市販のものでも自作のものでもOKです。



ポートフォリオについては「どういうふうに作ったらいいのか教えてほしい」という質問を受けることがしばしばあります。
選考をする側がポートフォリオの提出を求める理由は、今までにどんな作品を作ってきたかが見たいからに他なりません。
なので、基本的には作品の写真があって、作品名、サイズ、素材(画材)、制作時期などが明記されているというスタイルになるかと思います。
(論文の場合は論文そのものの他に、概要があった方がいいですね)
どの作品を掲載するか、何点掲載するかについては指定された条件さえ守られていれば自由。
課題制作でも自主制作でもとにかくたくさん載せるという方法もあるでしょうし、自信のある作品にしぼって載せるという方法もあるかと思います。
どの作品を見せたいのか、どういうふうに見せたいのかということをよく考えて作ってください。



「過去に合格した方のポートフォリオは見れますか?」というような質問を受けることがあります。
公開はしていません。
上にも書いたとおり、ポートフォリオというのはあくまで作品を見せるためのもの。
仮に過去に合格した方のポートフォリオを見て、同じファイルに同じ作品数、同じ並び順で作ったとしても、掲載する作品自体に魅力がなければ当然評価は低いものとなります。
また作者も作品も違うわけですから、それに適した作り方も当然まったく同じではありません。
過去に合格した方のポートフォリオの作り方が必ずしも参考になるわけではないということです。



3年次編入学試験はポートフォリオをどういうふうに作るかも既に試験の一部です。
指定された条件以外は自由ということはいろんな見せ方、作り方ができるということ。
将来作家やデザイナーを目指すのであれば、その自由を最大限に活用して自分の作品をプロデュースしてください。


投稿者:take : 2009年11月26日 01:39

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