写真展

ムサビ出身の写真家中野正貴さんの写真展が2か所で開催されます。


中野正貴 東京


会期:9月10日(水)〜10月19日(日) 10:30-18:00 無休
会場:エプソンイメージングギャラリー(新宿)
公式サイト:http://www.epson.jp/epsite/


東京圧縮


会期:9月13日(土)-10月4日(土) 13:00-19:00 日曜、火曜、祝日休廊
会場:ギャラリー・アートアンリミテッド(南青山)
公式サイト:http://www.artunlimited.co.jp/


中野正貴さんは視覚伝達デザイン学科出身。
様々な視点から東京を撮り続けている写真家です。
東京シリーズと呼ばれている写真集がこの3つ。


TOKYO NOBODY―中野正貴写真集TOKYO NOBODY―中野正貴写真集
中野 正貴

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東京窓景東京窓景
中野 正貴

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TOKYO FLOATTOKYO FLOAT
中野 正貴

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TOKYO NOBODYは人っ子1人いない東京の風景写真集。
24時間眠らない街がうたた寝した一瞬を見ることができます。
年始やGWなど、人が少ない時期の早朝を狙い、撮影に10年かかったそうです。
いつもいるはずの人が1人もいないことで、見慣れた風景がまったくちがった場所のように思えます。


東京窓景は東京に無数にある窓ごしに見える風景の写真集。
この作品で「写真界の芥川賞」とも言われる木村伊兵衛写真賞を受賞しています。
窓を開けて外を撮るのではなく、室内から窓と窓の外の景色を撮っていて、窓のそばに置いてある事務用品やタンスなんかもいっしょに写っています。
「東京のどこかの建物の窓からこの風景を見ながら仕事したり、夕食作ったりしてる人がいるんだなー。」
と、東京にいる人々のいろんな生活や人生までもが垣間見えるような気にさせられます。
1枚の写真で見る人にそこまで思いを至らせてしまうところがすごい。


TOKYO FLOATは東京の川、海を行く船上から見える風景の写真集。
今まで見たことのない東京の風景が満載。
そういえば東京って大きな川が4本も流れいて、細かい水路も張り巡らされた水の都でもあるんですよね。
そんな知ることのなかった東京の新たな一面に気付かされます。


ご紹介した写真集に掲載されている写真は両方の会場で展示されています。
しかも、新宿ではエプソンの最新技術による大型インクジェットプリントで、南青山ではオリジナルプリントで展示されています。
どっちも見てみたい・・・。
写真に興味のある方のみならず、どなたでも理屈ぬきに楽しめると思います。
これは行くしかないでしょう!

ちなみに芥川賞候補にもなった山崎ナオコーラさんの小説長い終わりがはじまるの表紙写真、出張のお供として有名な雑誌WEDGEの7月号以降の表紙写真も中野さんの作品です。


ちなみのちなみにムサビの大学案内に掲載されている甲田洋二学長の写真も中野さんに撮っていただいたもの。
入学案内セットをお求めいただけると見ることができます。
やだなー!営業じゃないってば!

投稿者:take : 2008年09月10日 01:13

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