有限の言葉

高校時代の友達に、
もし、時間があったら芸祭見に来てね、というメールを送った。

その友達は、就職して、金融関係のお仕事をしていて、
学生の私とは生活リズムが変わってしまったから、
なんとなく最近は連絡を取り合っていなくて、
随分久しぶりのメールだった。

帰ってきたメールを見ると、
「仕事が厳しくて、毎日生きた心地がしないよ」と書いてあった。

とても疲れているんだと
その一言で分かった。

でも、その言葉に対して、上手く返事が出来なくて、
とっても切なかった。

学生の身分で、社会に出ている人の
気持ちを察してあげることは絶対出来なくて。

私も、浪人していたとき、大学や専門に行っていた友達が
励ましてくれて、嬉しかったけれど、
こころのどこかで、
「私の気持ちはわかってくれることはない」と、
思っていたから、余計に言葉が出なかった。

だから、せめて、

「身体だけには気をつけて」

と、結局、そんなことしか言えなかった。

「展示は見に行くよ。大学も若い子がいっぱいで楽しそう」
なんていっていた友達。
自分も若い子だろ、なんて突っ込みをいれつつ(笑)

芸祭で、友達少しでも、
なにか楽しい気持ちになってくれたら。

そんなことを少し願いました。

投稿者:rura : 2008年10月13日 22:46

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