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卒業生の本:自閉症って知ってる?

昨日の朝、Twitterで手羽さんの美大日記更新情報が流れ、
そのタイトルが
「自閉症って知ってる?」

え?

何かの間違いかと思いました。
別の人のツイートを、手羽さんのアイコンと見間違えたのかと。

それくらい、手羽さんと「自閉症って知ってる?」と言う言葉が結びつかなかったんです。

エントリーを見に行ってみたら、こういうことでした。

で、さっそく注文。
その時は、アマゾンにも楽天にも無くて、セブンネットで注文しました。

そして、今日届き、読み終わりました〜!(早!)

現在はアマゾンでも取り扱っているようです。


卒業生の本だから手羽さんがご紹介してくださったのですが、
ご紹介ありがとうございました!

すごく読みやすくて良い本です!
親御さんが書いた本というのは、結構あるんですが、きょうだいがきょうだいの目線で書いたものって
珍しいと思います。

絵も、親しみやすい絵柄だし、実際に弟くんが描いた絵や文字がそのまま載っているのもわかりやすい。

自閉症としては比較的軽い方だと思いますが、生まれてから就職するまでのこと、就職してからのことを
順を追って読んでいくと、よくぞここまで立派に成長して!
と感慨深いものがあります。

私が今まで関わった、自閉っこ君たちも色々で、ほとんど発話の無い子もいましたし、最初は全くコミュニケーション取れなかったお子さんもいました。

それが、学年が上がるに連れて、言葉が出始め、反応が出始め、自分から回りに話しかけたりするようになり・・・

そこまでに色々な道のりがあっての、ゆっくりした発達ですが、やっぱり振り返ってみて成長を感じることが多いものです。

この主人公「こうちゃん」のご両親が、お姉さんの晴果さんに対しても「こうちゃん」に対しても、個性を尊重してあるがままを受け入れていると言う姿勢を感じました。
だからこそ、弟さんのことをこんなふうに自然に受け入れているんでしょう。

さらに、それを世間に公表すると言うこと、これはある意味勇気のいることであるはずなのに、
むしろ、「みんなに知って欲しい」と願っていると言うこと。
それが、お姉さんとしてそう思っていることが素晴らしい。
親がそう思うことはあるんです。
でも、きょうだいのことを考えるとそれができなかったりするのですから、
そういう意味では、ごきょうだい二人とも、良い子に育てたなあ・・・と、感心してしまいました。

手羽さんのエントリーにもありましたが、まだまだ世間の認知度、理解度が低い現状。
ぜひ皆さんに読んで欲しいと思いました。


それから、美大生の皆さんにお願い。

本でも、教材でも、生活グッズでも、美大生の力で色々と創って欲しいと思います。
以前話題になった、ユニバーサルデザインとかね。

芸術性だけを追い求めるのでなく(それはそれで別のものとして大事にして欲しいのですけど)、
既製品にないような、斬新な発想で、発達障害者などが使いやすい、読みやすい、わかりやすい物づくりというのを、やって欲しいと思うのです。
(ペロリさんが、病院の中の表示がわかりにくいと書いていたけど、そんなことも含めてね)

読売新聞の医療ルネッサンスで「アートの力」と言う紹介がありましたが、そういう風に
今まで無かったところにアートの力(発想)で、より良く暮らせるようになるといいな〜と。


投稿者:poncho : 2012年09月09日 19:48

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コメント: 卒業生の本:自閉症って知ってる?

poncho さま、こんばんは。

今朝の朝日新聞の1面の新刊広告に、この本載ってました。

卒展で拝見したのか覚えてないんですが、

うちの工デ卒業生と同じ学年の方のようですから、

拝見しているんだと思いますが。

書店で探してみようと思います。

投稿者 yukihaha : 2012年09月09日 20:52

>yukihahaさん

この弟さんは、うちの長女と同じ年のようです。
(平成元年生まれ)

長女が生まれた頃のことを考えると、その頃はまだ私も自閉症のことなんて
ほとんど手羽さんと同じレベルにしか知らなかったなあと思っています。
今ほど情報も無かったし、この本にもありましたが、その頃はまだ
「特別支援教育」と言う名前すらなく、「特殊教育」とか「特殊学級」と言う名前でした。

「発達障害者支援法」が施行されたのが、平成17年4月からですからね。

世の中少しずつ変わって来ていますが、まだまだ知らない方も多く、知らないことによる偏見とか誤解が多いと思います。
ぜひ皆さんに読んで欲しいですね。
特別支援学級の先生方にも読んで欲しいな〜!

投稿者 poncho : 2012年09月09日 21:41

ponchoさん

私も注文してみました。まだこないけど。

私の所属先は社会福祉学科のせいか、ごきょうだいに障害があって、そのことを深く考えたくて入学する学生さんが学年に何人かはいます。

卒論できょうだいの視点から「障害」についてまとめることもあり、なかなかに読み応えのある仕上がりの場合も多いのですが、こんな風にそれが出版に至ったというのはあまり聞かないですね。

特別支援学校への就職を目指す人もいますし、障害児者施設に勤務する場合もありますが・・・。(まあ一般企業就職のほうが多いけど。)

美大の学生さんの見せ方上手、つなげ方上手、提示の仕方上手は素晴らしいですね。

先日のおじさん図鑑も面白かった!

読むの楽しみです。

投稿者 ドラドラ : 2012年09月09日 22:09

>ドラドラさん
長女が高校生のときの「課題研究」の授業で、自分のきょうだいがLDであることを発表した子がいたそうです。

だんだん、そういうこと(公表すること)をするのに抵抗が無くなってきているのかもしれませんね。
一世代、二世代前の人間の方が、色々と抵抗があったり偏見があったりするものかもしれません。
そういう意味でも、新しい世代の新しい感性で、世の中を変えて行って欲しいと思います。

投稿者 poncho : 2012年09月09日 22:26

ponchoさん

もっともっと普通に理解が広がればいいですね。

わたしもポチッといたします。

投稿者 ザラメ : 2012年09月09日 22:56

P.S.

左下のツイートボタンを初めて押してしまった!訳も判らず・・・
おかげでmixiにも宣伝されちゃいました(笑)

※twitterいまだに慣れてなくて試行錯誤中。
facebookも登録したけどそれは放置プレイ。
変な使い方してたら指摘してくださいね。

投稿者 ザラメ : 2012年09月09日 23:08

>ザラメさん

tweetボタンは、押した後にコメントも入れられますよ。
ザラメさんは、Twitterカギかかってるから、
フォローしてる方々にだけのtweetってことになりますけどね。
それでも、自閉症など知らない方々に知ってもらうには、
できるだけ拡散してもらった方が良いと思います。

投稿者 poncho : 2012年09月10日 06:18

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