大学にいる時間

私のアルバイト先はレストランなのですが、
キッチンで働いている社員さんの一人は大卒の方で
(大抵の方は調理の専門学校を出ています)、
料理や衛生などとはまったく関係のない分野の専攻だったそうです。

もちろん年上なのですが、フレンドリーにお話ししてくれる人なので、
この前ふと、
「大学に行った意味ってあったと思いますか?」
と聞いてみたところ、
「大学自体にはそれほど思い入れはないけど、
時間もお金もあったし、自分の好きなことが出来たと思うから
無意味だったとは思わない。行ってよかったと思う」
と答えてくれました。

本当に、自分はこんなに好きなことばっかりしてていいのだろうか、
と思うことがしばしばあります。
あーだこーだ悩んでたって、結局は自分のやりたいことのためなわけで、
お金がないとか言ってても、それは自分が欲しいものを自由に買っているからであって。
毎日何かを作って、友達と語らって、遊んで、疲れたら寝るという生活。

まさに、自分の時間を自分のために使っているということ。
それは果たしてシャカイジンになってからも同じように可能なことなのでしょうか?

母親がよく言っていた「かけがえのない4年間」という言葉の意味が、
大学生活を続けてみてようやく分かってきた気がします。
大学に行けなかった祖父が何としてでも母と叔父を大学にいれたのも、
大学を卒業した母が当然のように私と姉を進学の道へと導いたのも、
単なる見栄ではなくて、時間と言う名の大きな大きなプレゼントであったのかもしれません。
それはまた、私達が一人の人間として成長することを願ったからなのだろうと、
分かるようになってきました。
感謝しています。


高校の後輩が、専門学校か大学のどちらへ行くか迷っている、
という話をしていたので書きました。
親に相談して、もしも余裕があるのなら、あるいは自分で頑張って奨学金をもらう覚悟があるのなら、
私は大学を勧めます。参考になれば幸いです。

koyagips

投稿者:may : 2008年10月06日 23:44

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