カテゴリー:教育実習

コバトの教育実習2

HR担当のクラスについてです。

先輩のアドバイスを伺ったとき、先輩は「3日でクラス全員の名前を覚えた。」とおっしゃっていた。
そのコツは?という質問に対する答えは「とにかく話しかけること」
クラスのこと、部活のこと、何でもいいから話しかける…。
それが私にはできませんでした。
もともと人見知りなのですが、アルバイトなど、オンとオフの切り替えはできたはずなのですが、
何となくのきっかけ、がうまくいかなかったんですね。そのままつまづいちゃいました…。
自己紹介、としてデッサンを見せたところまでは上手く行ったのですが…。
翌日からのHRは点呼、配布物を配る、連絡事項。事務的にこなして教室を去る日が続きました。

実習日誌に「なんだか業務的になってしまって打ち解けられない」と書くと
「あなたは物事を計画的にこなそうとしてアドリブに弱いようですね。このクラスはかなり明るくフレンドリーなクラスなのでここで打ち解けられなければどこに行ってもやっていけませんよ」というようなことを書かれてしまいました。

私の焦りのようなものをクラスの生徒たちも感じ取ったようでした。

実習開始から3、4日ほどたったHRで「何か連絡事項はありますか?」ときいたところ、
クラス委員の生徒が「先生、○○ちゃん(下の名)って呼んでいいですか?」と尋ねてきました。
先生としてはどうかなと一瞬迷いましたが、私個人の感情としては嬉しかったこと、
打ち解けられない私とクラスの関係にその生徒も気を遣ってくれている(気を遣わせている…と恥ずかしかったです)と感じたので
「いいですよ。ありがとう●●さん」
と答えました。

あだ名がきっかけで生徒たちも廊下で会うと呼んでくれるようになりました。
私も、生徒にフォローされてしまった!このままではいけない!と生徒たちに声をかけるようにしました。
これは初日から続けていたことなのですが、これから実習に行く人にオススメしたい方法なのです。
事前に名簿(写真付きだとなおよい)をもらっておいて、生徒の名前の横にいろいろなことをメモしました。
名前の読みがな、委員会、部活(さらに役職、担当の楽器など)、好きな歌手、得た情報はこっそりメモしていました。(もともとメモ魔だったので)
しょっちゅうメモしたり、メモと実際の生徒をこっそり照らし合わせていたら、
そのメモの存在がばれて(笑)、生徒のほうから色々教えてくれるようになりました。
まだメモが書かれていない子について、「この子はどんな子?」と聞くと、本人は教えてくれないことを教えてくれたりします(笑)彼氏の名前とか(笑)

あとは学級日誌です。
学級日誌を普段から書いているクラスであれば、担任からのコメント欄を実習中は書かせてもらうといいと思います。
毎日クラスで私の返信を回し読みしているようでした。

こちらが距離を取ってしまうと距離を取られてしまう。わかってはいたことですが、痛感しました。
こちらが吹っ切れてからのうち解けは早かったです。

このクラスとはいろいろエピソードがあるのですが。それはまた。今日はこの辺で。

コバトの教育実習1

ずいぶん、時間があいてしまいましたが、そろそろ教育実習のことを書こうかなぁ。と。
ちまちま書いてこうかなと思うのでお付き合いください。
たっぷりいろんなことがあったので、話が時系列的に前後したりもするかもしれませんがとりあえず書きます。

まず、初日は、6時間中4時間美術の授業がありました。1クラス2時間が2クラスです。
生徒たちに自己紹介をすませ、先生に倣って机間巡視をしました。
机間巡視については手羽さんもここに書かれています。
粘土の制作でした。積極的に…とは言えない声かけでした。

先生が声をかけるタイミング、指導内容、そんなことを観察しては、試してみる…。
そうしろと指導されたわけではないのですが、先生はその場では指導してくれません
私がその場で指導されていたら、生徒たちに甘く見られてしまうから。
そして、授業の主役は生徒で、メインは生徒。私はおまけのおまけのお荷物だからです。
だから自分で考えて行動することが大事です。もちろん、邪魔にならない範囲で。
その範囲は事前の打ち合わせ(実習前、朝、授業前、授業と授業の間)できちんと確認。

至らない部分を休み時間に指導され、なんとか、乗り越えよう、そんな一日目でした。

アクシデントもあったのですが、どの辺まで書いていいのでしょう…
結構、私の教育実習に対する意気込み、スタンス?を決めたような事件でした

HRのほうですが、自分が担当学年とおなじ年齢の時に描いたデッサンを持って行きました。
同じ年というのが生徒の共感を呼んだようで好評でした。
明るくいいクラスでした。すぐに仲良くなれる、そう思ったのですが…。

つづく