神保町☆リベンジ の巻

以前神保町に行ったのは 1年生の時 たしか制作に使う紙を
買いに行ったのだった

さて ちらとその神保町に行く用事があったきゅっきゅぽんは
用事のついでにふらふらと周りを歩いてみることにした


神保町といえば本の街である

1年生の頃はそんな知識もさっぱりなく やたら本屋さんが多いのオと
思いつつ よくわからないサバイバルゲームショップのコダワリオーナーに
捕まって サバイバルゲームのすばらしさを力説されたりしたものだが
今回は違うのだン

通りに面してずらりと並ぶ 古い本のお店たち

きゅっきゅぽんは 今日 この本やのどっかに進入してやろうと考えた


自動ドアで明るい店内のお店には入らない


ちっさなガラストビラを開けて入って 薄暗い そして
煮染めたような色の本が天井までずらっと並ぶような店に入るのだ!!
それでこそ神保町にきたという証なのだ!!


きゅっきゅぽんは 数ある本屋さんの中から いかにもかびくさそうな(失礼)
しかしながら古本ダマシイ(どんな魂か)をしっかりともっていそうな
1店にねらいを定め がらっと中に入った!!


きゅっきゅぽんはびびった

そこは “和書”専門の本屋さんであった

つまりは なんだか時代劇に出てきそうな 
背中をひもで結わえたような装丁の本がずらり、釜爺の薬棚に並ぶように
天井まで並んでいた

1つひとつに値段がついているが、きゅっきゅぽんの1ヶ月の
生活費くらいの数字が並んでいる


きゅっきゅぽんは ふうーん というように手元の本の表紙をながめたり
していたのだが(さわれない) 頭の中はどうやってここから
すみやかに退散しようかということだけが 脳内をめぐっていた

奥では 年配の女性の店員さんが 冷たい目でこちらを見ている


そこへ 他のお客さんがやってきた

チャンス!!

きゅっきゅぽんはどさくさに紛れ するんと店を出た


こりゃーいけん!! 本屋さんにこんなに距離を感じたのは初めてである

あんなえらそうな本を買う人が世の中にはいるのだろうか


しっぽをまいて逃げてきたきゅっきゅぽんは
明るくて 自動ドアのある本屋さんで “招福縁起物図鑑”なる
招き猫やら福助やらビリケンやらが載った 別の意味で
えらそうな本を買って帰ったのだった

投稿者:kkp : 2011年07月22日 02:54

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コメント: 神保町☆リベンジ の巻

きゅっきゅさま、こんばんは。
古本屋さんて、なんだか敷居が高いですねえ。

この前、「小さな旅」(NHK)という番組で、神田の古本屋さんが出てきましたよう。
若い世代の後継者たちが、値段の点け方や、いい本の選び方を勉強していました。
値段は、入札で付けるようでした。古本屋さんといえども、修行中の若者は、なかなか思うように落札できないのでした。

きゅっきゅさまが買った本に、紙粘土で作ったらよさそうなもの、載っていましたか?
サバオに続く作品を今度またアップしてくださいね。

投稿者 yukihaha : 2011年07月22日 21:09

>yukihahaさん

>値段は、入札で付けるようでした

えええ そうなんですか!!

入札できるようになるにはかなりの勉強がいりそうですね!!
そんな世界があるなんて知りませんでした

本には 手が4本ある招き猫やらけっこうなものが載っています
この本に影響を受けてはたしてサバオはどうなるのでしょうか!?
こうご期待(え!?)

投稿者 きゅっきゅぽん : 2011年07月24日 01:36

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