ワンルーム・ファイトの巻

本日は ゴビカンのバヨリン初心者練習であったのだが、
なんと バヨリンメンバーに ムサビ日記ライターがおられた!

キャ

さあ 誰でしょう 


ということで 今日はそんなことを書きたかったのだが、
そうもいかない非常事態が発生した


きゅっきゅぽんは 城に帰って すぐに なにかきゅっきゅぽん以外の
ある種の“生命感”を 部屋の空気に読み取っていたのだが
その時はなにも気にしなかった


ご飯をたべて ひといきついて さあ とっておいたヨーグルトでもたべよっ
と 席をたったときに きゅっきゅぽんの頬をすうっとかするように
黒い 直線が走った

 
気にせず ヨーグルトをとりに行って 戻ってきたときに
こちらがわを向いている全身鏡に 彼の姿がうつった


お昼に友人たちとその話題で盛り上がった

今まで一度も出なかったのに 昨日ウチにでたんよ!!
え!! 実はわたしのところも それについて話した次の日でた!!
きゅっきゅぽんのところは 1度も出たことないよ
高いから 出にくいよね
でも そういう話すると出るんだよねー まさかー あはははは


きゅっきゅぽんは 念入りに磨かれた革靴のようにテラテラと光る彼を
鏡越しに 遠い目で眺めながら そんな昼間の会話を思い出していた


まさか、 そんなはずはない
きゅっきゅぽんは 清潔だ
まあ ごみ出しを2週間くらい忘れていたり
ちょっと床に落ちて乾いた食べ物のカスをまだ掃除していなかったりしていたくらいで
おおかたは きちんとしたお嬢さんの生活をおくっているのだ


そういえば 昨日は暑くて窓を開けて寝ていた

そうだ そのせいである


彼は大きい

きゅっきゅぽん この生物は別段苦手だとおもったことはなかった
(苦手なものは他にいる・・)


だが 彼の大きさに きゅっきゅぽんは 梅図漫画の主人公の絶叫顔になった


出たことないので殺虫剤など持たない

そういえば ひとりで戦ったことなど 1度もないかもしれない

実際に手をかけたことがないので平気なのだと思っていたが
それは違っていた


殺虫剤がない丸腰のきゅっきゅぽんは なにか 道具を使い
直接物理的な方法で コトを収めねばならない

その コトの瞬間の感触や その後始末など
すべての責任がおおいかぶさるのが 一人暮らしである


きゅっきゅぽんは クイックるワイパーを宝蔵院流の槍使いのボウズさながら
ふりかざして 

 突いた


逃がした

きゅっきゅぽんは ぎゃあああと叫んだ

タンスの下へ彼は 華麗に滑り込んだ

かならず時は来ると 思った


その予感の的中に手は震え また叫んでしまった

そして 撃った

彼は 強い きゅっきゅぽんの力では10発でも耐えた

きゅっきゅぽんは ぎゃああああと叫びながら
己はひとりでも こんなに叫ぶ人間だったのかとどこかで考えながら

ワイパーの先のドラマを見ないようにしていたのだろう

彼は強かった


死闘の末 肩で息をするきゅっきゅぽんは 

チリトリをほうきの先に ガムテープでつけて 柄を長くし
彼を 見送った


そして 初めてきゅっきゅぽんの緊張はとかれた


大丈夫だとおもっていたのに この足の震えはなんだろうか

きゅっきゅぽんは 自分が思う以上に繊細な感性の持ち主であったのだ・・・


そう思うと なんだか納得して 
きゅっきゅぽんはすぐにヨーグルトを食べに戻るのだった

投稿者:kkp : 2011年06月24日 02:29

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コメント: ワンルーム・ファイトの巻

きゅっきゅさま、こんばんは。
それは、大変でしたねえ。

娘が、何年か前に「おじいちゃんが・・おじいちゃんが・・」というので、
「おじいちゃんが、どうしたのよ」と返したら、
おGちゃん→Mr.G のことでした。

対策として、○○ホイホイとか、○ックローチとか、ほう酸だんごとか、
コンバットなどなどありますよう。

我が家でもときどき出るなー。

投稿者 yukihaha : 2011年06月24日 22:37

>yukihahaさん

>おGちゃん

わあああ  新しい呼び名!!
でもおじいちゃんがびっくりしそう

ホウ酸だんごおきました!!

パッケージに“3倍誘引!!”と力強く書かれているんですが
できれば 誘引ではなく 追い出してほしいものです・・・

投稿者 きゅっきゅぽん : 2011年06月30日 00:54

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