一富士二鷹サンタクロース

クリスマスほど 日本的な行事は他にないのではなかろうか

街はサンタクロースであふれている

カラオケの宣伝をしょってサンドウィッチマン化しているサンタクロース
なんともいかがわしか広告の入ったティッシュを配っているサンタクロース
白衣の上からサンタの服を無理やり着て しかもベルトのバックルが
背中にまわっている なんともやる気のない薬やのサンタクロース

きゅっきゅぽんは そんなサンタさん方を見るたびに
「日本人はどうもサンタの服が似合わんなあ・・・」と思ってしまうのである

いったい何が原因なのであろうか


まず 日本人の体形にあの服装は合っていない気がしてならない
上着もズボンも異様にダボついており それをベルトでキュッと止めているもんだから
なんだかこう 風船がしぼんだようなわびしい印象を与えやすいのである

それでは仮に でっぷりとマッス豊かな日本人がサンタに扮したとしよう
しかし なにかがやっぱりしっくりこないのである

きゅっきゅは原因の一つに黒髪があげられるのではと思う
帽子のうしろから出ている黒髪 ひげの隙間からのぞく黒髪
それらがちらりとでも 見えた瞬間 どうも夢から覚めてしまうようなのである

それからもうひとつ
どうも 日本のサンタクロース(とくに男性)に付きまとっているオーラとして
「ぼくホントはこんなかっこしたくてやってるんじゃないんですう
ま こんな季節なもんで 許してちょうだいね ね」

といった 雰囲気はどうしても否めないのである

その点 女性のサンタ(サンタガール)はよく出来ている
まず 服装も デザインがスカートになったことにより非常にバランスがよい
しかも たいていの場合 彼女たち自身もサンタの格好を楽しんでいることが多い
ここらへんがどうも コスプレと仮装の境界線なのではないだろうか

しかし そんなことを思いつつも 日本人サンタは毎年いてほしいと思う
きゅっきゅである
サンタ事件はあれど こうして一生懸命に行事を盛り上げようとする姿勢に 平和な日本の風景を感じるのである
そんな浮足立った雰囲気が好きである


ところできゅっきゅぽんは ある提案をしたい
日本のサンタのみなさん! もう少し待てば 日本人ならではの
赤と緑のコスプレが出来ますよう! さあ みんなで楽しもう!

ししまい.jpg

投稿者:kkp : 2009年12月24日 01:13

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コメント: 一富士二鷹サンタクロース

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クリスマス死ね死ね団の娘哉(ふらのパパ)

投稿者 ふらのパパ : 2009年12月24日 20:03

で、
次の一句をきゅっきゅさんにプレゼント。

長崎に 雪めづらしや クリスマス (富岡風生)

Merry Christmau!

投稿者 ふらのパパ : 2009年12月25日 07:40

獅子舞のオカシラって熟練の職人さんが
設計図もなしに長年のカンで彫っていかれるようです。

イヴの夜に「日本の職人の技」の妙技をTVで観ました。
あっ、ぽん家のみなさまも「技ありご一家」でしたね。
「ぽん家特製獅子頭にチャレンジ!」とかいかがですか?

投稿者 ここのこ : 2009年12月25日 13:58

>ふらのパパさん

すばらしい句をありがとうございました!
どれも後ろ姿にナナメ斜線が似合う立派な句です

それではきゅっきゅも一句

靴下に 何を入れよう父水虫(きゅっきゅぽん)

>ここのこさん

そうなんですね!
なんだかカッコイイですねえ

獅子は どんな動物にも似ていて
かつ どんな動物でもないようで きっと
職人さんの中のイメージの獅子が一番イキイキと
作ることができるんでしょうねえ

投稿者 きゅっきゅぽん : 2009年12月27日 01:52

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