秋のとびら

ふっと あの香りが鼻をくすぐると どことなく懐かしいような わびしいような
気持ちになる

それと 同時にきゅっきゅの場合 ちょっと どきっとしてしまう


その 香りの正体がキンモクセイであると知ったのは 中学生になってからである

じつは きゅっきゅぽんは小学生まであの甘い香りの正体を勘違いしていたのであった
この香りがどこからともなく流れてくる季節には また どこからともなく 子どもたちの
歓声が聞こえてくる

そう  運動会の季節


おさないきゅっきゅは なぜ運動会の練習をはじめるときまってこの香りがするんだろう・・・
と不思議に思っていたものである
その時 きゅっきゅぽんの脳内電球がぴかぴかーんと点滅して ひらめいたのである!

「この香りの正体は運動場に引いてある白線の香りだっ!」

だから 運動会の季節になるとこうやって各地で使われている白線の粉がニオイだすのだっ!
と あらぬ勘違いをしてしまったのであった


そんな折  きゅっきゅぽんが白線の上に体操座りしていると 友達が

「あ! きゅっきゅちゃん! それは踏んだらいけんばい!!
その白線の粉は ムカデとか あとなんかいっぱいムシを使って作っちょう粉なんばーい!!!」

と これまた あらぬ情報をきゅっきゅぽんに吹き込んだだめ きゅっきゅは おどろいて
座ったまま上に30柁瑤咯紊り シリについた粉を大あわてでパタパタとはらったものである


以来 きゅっきゅは あの甘い香りが漂ってくると 「ここここれは ムカデとか あとなんかいっぱい
ムシのニオイでもあるんだ!  あまり嗅いではいかん! 鼻を塞いでおこう!むごご」

と 秋になるたびに 不審な行動をとる児童であった


中学生になって初めてキンモクセイの名前を知ったとき  「キンモくせいなんて
なんだかくさそう」とは 思ったが あの香りの正体が花であったことに とりあえず安心したものである


しかし 幼い頃の刷り込みとはおそろしいもので きゅっきゅぽんは 未だに
あの香りが漂ってくると すこうし どきっとしてしまうのである

投稿者:kkp : 2009年10月14日 23:30

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コメント: 秋のとびら

白線って、小さいころは何かしら誤解を招く物体としてあつかわれますね。自分が小学生の頃には、「触ったらかぶれる!」という噂が流れ、体育倉庫に白線をひく機械を取りに行っただけでも体がかゆくなったような気がしました。……というのを、きゅっきゅぽんさんの日記を読んで思い出しました。

きゅっきゅぽんさん、話のオチがいいですね、いつも(笑)。

投稿者 かじまる : 2009年10月15日 01:12

金木犀
小さなオレンジ色の花がぱらぱらと落ちているのも可愛くて、好きな木のひとつです。

コドモの頃は気付かなかったけど
裏庭のガレージに車を止めるようなって、その香りに気付くようになりました。
肌寒くなってきた秋の夜
甘い香りが『おかえり』と言ってくれているようで、心がなごんだ覚えがあります。

茉莉花茶よりも桂花陳酒(金木犀のワイン)が好きなジャスミンでした ♪

投稿者 ジャスミン : 2009年10月15日 08:09

みずしらずは ジャスミン茶と金木犀の乾燥したものをブレンドしたお茶が大好きでやんす♡

投稿者 みずしらず : 2009年10月15日 08:30

 子どものころ神社の近くに住んでいて、境内に大きな金木犀、銀木犀の木がありました。オレンジ色と白色の木犀の花びら絨毯とあの独特の香りは、その後の秋祭りの思い出と重なって、五感に刻まれた「わたしの故郷の秋」と言えそうです。
 ところで、若いころは、夏生まれのせいか、文句なく「好きな季節は夏、好きな花は向日葵」だったのですが、人生も秋を迎えた(?)年代になり、妙にこの季節にも愛着がでてきましたねえ。今年の秋の扉の向こうには、何が待ってるのでしょう・・・?

投稿者 みゅうママ : 2009年10月15日 19:08

私が言う立場にはありませんが、suminasen <みずしらずさん>のコメントを陰ながら待ってました。    あ、、、キンモクセイの想い出は tokuni
ありません。

投稿者 yasu : 2009年10月15日 19:50

 
 我家も昔は、金木犀が好きだった亡き母の希望で生垣代わりに金木犀を植えていました。今は、裏庭に数本のみですが、あの香りをかぐと、とても懐かしい気持ちになります。私は大好きです。

 でも匂いが、苦手だと言う方もいました。きゅっきゅぽんさんの言う様に子供なら勘違いしてしまう位不思議な香りかもしれませんね。

投稿者 勘違い母 : 2009年10月15日 19:54

yasuさん↑
ひょえ〜〜〜! なんか嬉しくて涙、チョチョ切れます。 ウルウル
でも、毎回、皆勤賞でコメントしていては、なんかストーカーぽくって、きゅっきゅぽんさんにも迷惑だったかもと、、、、反省しとります。
コメントしなくても、毎回、きゅっきゅぽんさんのブログは楽しみ〜にしてるですよ〜〜!

投稿者 みずしらず : 2009年10月16日 15:17

>かじまるさん

その通りです! きゅっきゅの小学校でも 同じように
そのような噂が流れ 同じような感覚を経験しました
あの 白い粉は ままごと遊びのどろだんごに使用すると一気に
クオリティーがアップするのに そういう噂を聞いて 使えなくなって
とっても 残念でした

>ジャスミンさん

金木犀のワインがあるんですね!
どんな味がするんでしょう
やっぱり あの香りがするんでしょうか
今の季節にピッタリですねえ

>みずしらずさん

なんと お茶もあるんですね!
ジャスミンと金木犀なんて 想像するだに幸せな香りがしそうです

いつもコメントうれしいです
これからも あたたかく見守っていただけるとうれしいです

>みゅうママさん

金木犀の香り あの なんだかやけに懐かしい
切ないような 記憶を一気によみがえらせる力はいったいなんなのでしょう   なにかが 終わるような感覚も与えますが
また 何か新しいことが 始まるような予感も与えてくれますねえ


>yasuさん

そうですねえ!
コメント いつも 元気をいただいております

>勘違い母さん

垣根のかわりに 金木犀とは とても風流だなあと思いました!
人々はいったい いつごろからあの香りの正体を知るんでしょうか
きゅっきゅも 金木犀 好きです

投稿者 きゅっきゅぽん : 2009年10月17日 00:34

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